生え抜きを失ったエヴァートンと失いたくないトッテナム

生え抜きを失ったエヴァートンと失いたくないトッテナム

  • J SPORTS
  • 更新日:2018/01/12
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ブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョがリヴァプールからバルセロナへ1億4200万ポンドで移籍した前日、エヴァートンのMFロス・バークリーがチェルシーに加入したと発表された。

どちらも夏には成立間近でありながら破談に終わった移籍だった。その後の4ヶ月間、マージーサイドの赤い方でコウチーニョがファンを魅了し続けたのに対し、青い方のバークリーは負傷を理由に一度も試合に出場することはなかった。

トフィーズのユース出身の中ではウェイン・ルーニー以来の逸材と期待されていたバークリー。夏には3500万ポンドで合意していた移籍金は、1500万ポンドにまで値下がりしていた。

今週開かれたエヴァートンの年次総会で、筆頭株主であるファルハド・モシリ氏は、「(夏に)ケガをしていた選手に対して奇跡的な3500万というオファーをもらったが、彼の気が変わった。サム・アラダイスにも話をしてもらったが、彼は移籍を望んでいた」と発言している。

真偽のほどは分からないが、遺恨を残す移籍であったことは確かなようだ。11歳からエヴァートン一筋だった生え抜きのシーズン途中の移籍。サポーターのショックは計り知れないが、24歳という年齢を考えればステップアップに踏み切りたいバークリーの気持ちも理解できなくはない。

チェルシーと並んでバークリーの移籍先候補とされていたトッテナムにも、絶対に手放してはならない生え抜きがいる。

ご存知ハリー・ケイン。年齢はバークリーと同じ、24歳だ。

2シーズン連続で得点王に輝き、全チームから警戒される存在となった今季も、ここまで18得点で得点ランクのトップに立っている。

2017年は、プレミア39ゴール(歴代最多得点)、クラブ公式戦49ゴール(欧州5大リーグで3位)、クラブと代表戦を合わせて56ゴール(欧州5大リーグ最多)とまさにケインの年だった。

プレミアではここまで通算96得点。あと1ゴールでテディ・シェリンガムの持つトッテナムの選手としてのプレミア得点記録に並ぶ。

あと2ゴールを決めれば、プレミアで4季連続の20ゴール超えとなり、達成すればティエリ・アンリ(5季)、アラン・シアラー(4季)に次ぐ史上3人目の快挙となる。

学生時代からの恋人と家庭を築き、外食さえほとんどしないというケインは、ゴシップとも無縁。道を踏み外すことなく、今後も進化は止まらないだろう。

コウチーニョの移籍後、マウリシオ・ポチェッティーノは、選手が移籍を望んだ場合にクラブは無力だとした一方で、「ハリーは特別だ。彼はトッテナムを愛し、トッテナムを感じている」「彼は(ローマ一筋で終えた)トッティのようだと言っているんだ。1つのクラブでキャリアを全うできる選手は少ないが、ハリーはそのタイプの選手だと思う」と希望的観測を述べた。

だが当のケイン自身がその後、スパーズに残るためには“タイトルが必要”と断言。以前から噂されているレアル・マドリード行きに、前向きとの報道も浮上している。

8日にCIESが発表した選手の市場価値ランクでネイマールとメッシに次ぐ3位に入ったケイン。10年無冠のチームには手に負えない領域に達しつつある。

ロスはバークリーだけで十分。ケイン“ロス”に陥らないために、トッテナムにはタイトルの確保が急務だ。

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