藍、雨で流れて幸運!苦しい立ち上がりも「びっくり」仕切り直し/米女子

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  • 更新日:2017/09/15

エビアン選手権第1日(14日、フランス南東部エビアン、エビアン・リゾートGC=6479ヤード、パー71)女子のメジャー最終戦。現役最後の大会となる宮里藍(32)=サントリー=は、10番から出て6ホールを終えて1バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの3オーバーと苦しいスタート。だが、悪天候により中断し、再開できずに全て無効となった。宮里にとっては雨に救われた格好となった。仕切り直しとなる大会は15〜17日の3日間54ホールで争われる。

恵みの雨だ。現役最後の舞台の幕開けは荒天に見舞われ、思わぬ形で持ち越した。宮里が6ホールを終えて3オーバーとなったところで中断。そのままキャンセルとなり、競技は15日からの3日間54ホールで争うことに決まった。

「(中止の決定に)すごいびっくり。決まったことなので仕方ない。また一から頑張りたい」

再開に向けて、着替えや練習場に行って準備をしていたが、想定外の展開に頭を切り替えた。

「AI MIYAZATO」のコールが響いた10番。やや硬さも見えたベテランはティーグラウンドで何度もジャンプし、心身をほぐしてから第1打を放った。だがその後、強風に悩まされた。12番(パー4)は第1打を左のバンカーに入れ、第3打はグリーンに届かずダブルボギー。13番(パー5)も左ラフにつかまった後、2打目を木の枝に当ててしまいボギーとした。

14番(パー3)でバーディーを奪ったが、15番(パー5)は約4メートルのバーディーチャンスから3パットでスコアを落とした。「風が難しかった」と、苦しい序盤だっただけにまさに天の恵みだ。

2009年、大会がメジャーに昇格する前のこの舞台で悲願の米ツアー初優勝を果たして涙を流した。11年も制すなど相性のいいコース。ただ、スコア次第では予選で大会を終えてしまう。

「とにかく自分のゲームができるように頑張ります」

予選カットのかかる70位タイまでに入り、念願のメジャー制覇を狙って仕切り直す。 (円賀貴子通信員)

メジャーでは珍しい54ホールに短縮されたことに米女子プロ協会・ワン会長「朝は風速20メートルもの強風だった。少しでも公平に近づけるためにやり直し、週末に再び悪化する(予報の)天候を考えて短縮するのが最良と判断した」

3ホールを終えて2オーバーだった上原彩子「中止になってスコアもなくなったことはびっくり。文句を言っている選手もいるが、私はラッキー」

★朝食はクロワッサン

今大会は2005年の初出場以降、13年連続13度目の出場。宮里にとって09、11年と2度の優勝を飾った思い出の地でもある。毎年美しいレマン湖沿いをランニングするのが恒例となっており、なるべく外に出ているという。「今朝もランニングに行ってきました。朝食がおいしい。クロワッサンを食べている」。現役ラストゲームにも気負いはなく、リラックスムードで第1日を迎えたが…。

エビアン選手権

1994年に「エビアン・マスターズ」として創設。会場はフランス・エビアン・リゾートGC。日本選手では97年に小林浩美、2009、11年に宮里藍が優勝している。2013年に女子メジャーに昇格し、現在の大会名になった。昨年優勝は田仁智(韓国)。賞金総額365万ドル(約4億150万円)。

データBOX

2000年大会以降で競技が3日間54ホールに短縮されたのは、女子メジャー昇格の13年に1度。宮里は通算1アンダーの15位で、通算10アンダーのS・ペテルセン(ノルウェー)が優勝した。

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