【球界ここだけの話(1055)】ヤクルト・山田に「想像外のできごと」もフルイニング出場 燕のために立ち続けた一年

【球界ここだけの話(1055)】ヤクルト・山田に「想像外のできごと」もフルイニング出場 燕のために立ち続けた一年

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  • 更新日:2017/10/11

「一番長かった感じがする。どのシーズンよりも」-。10月2日。ヤクルトの最終戦(対巨人、神宮)が行われる前日。山田哲人内野手(25)は、今季を振り返った。

「相手もいることだし、何でもかんでもうまくいくことはない。そんなに甘くないです」

今年は史上初の3年連続トリプルスリー(打率3割、30本塁打、30盗塁)を目指したが、不振。結果、打率・247、24本塁打、14盗塁に終わり、史上初の快挙は達成できなかった。

「自分で想像するんです。こうなってこうなるなと。でも、4、5月の自分の調子を見て想像していったときに、想像外のできごとが起こった」

自分でも想定外の不調だった。4月終了時は打率・191、2本塁打、8打点、4盗塁。杉村チーフ打撃コーチとのティー打撃や遅い球を打つ「ショートゲーム」という練習も取り入れたが、最後まで本来の調子を取り戻すことはできなかった。

「今年一年は本当に逃げたかったし、やっぱり自分の思った成績が出ずに苦しかった。でも、逃げても何もないと思ったんです。けがをせずにできたのはよかったと思う。いろいろな壁に当たって、今年は結果的に超えられなかったけど、また来年、超えられたらと思います」

チームは主力にけが人が相次ぎ、3年ぶりの最下位に低迷。山田は、坂口らと主力不在の穴を埋めようと奮闘し、フルイニング出場を果たした。結果が出ずとも、チームのためにグラウンドに立ち続けた。

「今までは勝ちたいという思いが少なかったのかな、と思います。でも今年に入ってチームのために、自分の成績よりもチームが勝って喜びたいという感情が強かった。そこに気づきました」

背番号1、燕の象徴である山田。周りは期待し、重圧も多くのしかかる。「変えるところはないと思う。来年は来年で思うところがあると思う」。来季は再び、その雄姿で神宮の燕党を魅了する。(赤尾裕希)

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不振でもグラウンドに立ち続けたヤクルト・山田哲人。右はつば九郎

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