使い心地を検証!新しい9.7インチiPadは仕事に使えるのか?

使い心地を検証!新しい9.7インチiPadは仕事に使えるのか?

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  • 更新日:2018/04/16
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新しい9.7インチiPad(左:スペースグレイ)と9.7インチiPad Pro(右:ローズゴールド)を比較してみる

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第6世代の新しい9.7インチiPadが発売された。同じ9.7インチのiPad Proを発売後からずっと使ってきたライター兼編集者の筆者が、新しい9.7インチのiPadを使い倒しながら「仕事で活躍できるiPad」なのか、真剣に吟味してみた。両者のスペック比較を中心とした本稿と、Apple Pencilの使い心地を試した後半の実践編との2本立てでお送りしよう。

新しい9.7インチiPadは同型iPad Proとどこが違う?

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新しい9.7インチiPad(左:スペースグレイ)と9.7インチiPad Pro(右:ローズゴールド)を比較してみる

筆者はパソコンやタブレットはなるべく小さくて軽いものを持ち歩くのが好きだ。日ごろから国内外での発表会やイベント取材によく出かけるのだが、現場で発表された製品やサービスに関する資料をいただいたりすると手荷物があっという間に両手で持ちきれなくなる。だから最低限の仕事道具である、テキストを書くためのデバイスとカメラははじめから可能な限りコンパクトなものを選んで機動力をキープできるようにしている。まあ、単に四十路を過ぎて肩こりが甚だしいからという理由もあるのだが。

iPad Proの最小サイズが10.5インチになって、これからiPadはどんどん大画面化していくのだろうかと心配していたら、9.7インチの新しい製品が出てくれて安堵した。実際には10.5インチとさほど大きさに変わりはないのだが、プレゼンの際などに登壇して、片手で持って画面をチラ見しながら立ち回るなら、やはり9.7インチのサイズ感がしっくりとくる。新しい9.7インチiPadはApple Pencilが使えるようになったので、発表会の取材でも片手で持ちながら軽快にメモが取れそうだ。

新しいiPadの外観はiPad Proとほとんど変わらないが、ひっくり返してみるとセルラーモデルはアンテナのデザインが違っている。なるべく目立たないようにひと手間加えられているところに、上位モデルとしてのiPad Proの矜持を感じる。

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背面はアンテナとカメラユニット周辺のデザインに違いがある

Wi-Fi+CellularモデルどうしのサイズはiPad Proよりも新しいiPadの方が厚みが1.4mm、質量が34gほどアップしているが、並べてシビアに比べないとわからないレベルだろう。

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手前側がiPad Proで、奥側が新しいiPad。本体の厚みが1.4mmほど違う

筆者は9.7インチのiPad Proが発売された当時、本体に埋め込まれているApple SIMを試したくて購入を即決したところもあった。その内蔵SIMが新しい9.7インチiPadには搭載されていない。ただWi-Fi+Cellularモデルは普通にApple SIMにも対応するnanoSIMカードスロットがあるので、海外旅行の際などに自分でSIMカードを調達できてしまえば使い勝手のうえで不便を感じることはないだろう。

スピーカーはiPad Proが本体の四隅に搭載した4スピーカーオーディオを採用しているのに対して、新しいiPadはTouch IDの側に2つのスピーカーを搭載している。厳密に言えばステレオイメージに違いは出るのだが、新しいiPadでNetflixの動画を再生してみても十分にパワフルでクリアな音が楽しめた。

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iPad Proは四隅にスピーカーを搭載している

ディスプレイの仕様についてはスペック上では最も違いが見られるポイントだ。プロのクリエイターが使うことも意識して開発されたiPad Proシリーズのこだわりがそこに込められている。カバーガラスとタッチセンサー、液晶パネルが一体化しているフルラミネーションディスプレイは新しい9.7インチのiPadには乗っていない。ディスプレイを斜めからのぞき込むとガラスパネルと液晶との間にギャップがあることが目で見てわかるはずだ。シルバー/ゴールドのモデルに比べるとスペースグレイのモデルが、ギャップ部分の黒色がフロントベゼルの黒色に溶け込んでしまうため比較的目立ちにくいようだ。

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新しいiPadの方はガラス面と液晶パネルとの間にギャップがあるのがわかるだろうか。スペースグレイのモデルは比較的ギャップが目立たない

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iPad Proはガラスパネルとセンサー、液晶パネルが一体化したフルラミネーションディスプレイを採用

ほかにも周囲の環境光に合わせてディスプレイのホワイトバランスを自動で調整するTrue Toneディスプレイや、反射防止コーティング、DCI-P3をカバーする広色域対応などが上位モデルのiPad Proにのみ搭載されている。この違いが実際に使い心地にも反映されるのかという点については実践編で検証したい。

第5世代のモデルから大きく変わった「3つのポイント」

ここまでは上位モデルであるiPad Proと比較して見てきた。一方で、新しい9.7インチiPadが、旧モデルとなった第5世代のiPadと比べて進化したポイントは大きく5つある。ひとつめは既に多くの方がご存知であろう、アップル独自のスタイラスペン「Apple Pencil」に対応したことだ。

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新しいiPadはApple Pencilが使える

これまでハイエンド機のiPad Proでしか味わえなかったApple Pencilによる“手書きによるクリエイション”の体験が「37,800円(税別)~」という比較的安価なiPadでも利用できるようになったことで、例えば筆者のような絵心のない人間でも「どれ、ひとつiPadを買って絵画でもはじめようか」と妙な創作意欲がわいてくる。これから書く原稿のアイデア出しや、編集する記事の構成もiPadを使って手書きでラフにスケッチができたら、モノトーンなビジネスシーンも鮮やかな色彩を帯びてきそうだ。

他にはプロセッサのチップが旧モデルに搭載されていたA9から、新しいA10 Fusionに進化しているので、複雑な画像処理を行ったり、高画質・高密度なグラフィックを駆使したゲームコンテンツを遊ぶときにレスポンスの違いが感じられるかもしれない。

App Storeに続々と増えつつあるAR(拡張現実)アプリを楽しむなら、新しい9.7インチiPadの方が断然心地よく感じられるだろう。iOS11を搭載した第5世代のiPadもARKitに対応するデバイスリストに含まれているが、iPad Air 2以前のモデルは非対応になってしまう。先日アップルは新たに水平面だけでなく、垂直面のトラッキングにも対応する新しい「ARKit 1.5」の提供を開始した。これからますます面白いARアプリが増えるはずなので、まだ非対応のiPadしか持っていないという方はこの機に新しい9.7インチiPadに買い換える意味が十分にありそうだ。

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ARアプリがサクサクと楽しめる新しいiPad。カエルの解剖が学べる真面目な文教系ARアプリ「Froggipedia」

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このアプリが登場したおかげで多くのカエルが胸をなで下ろしているはずだ

次回は筆者が仕事の現場で使ってみた9.7インチの新しいiPadとiPad Proの違いについて、さらに掘り下げてみたいと思う。

※iPad Pro + Apple Pencilの使いこなし

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