Netflixのプレミアムプランで話題の「全裸監督」を4Kで視聴した感想

Netflixのプレミアムプランで話題の「全裸監督」を4Kで視聴した感想

  • @DIME
  • 更新日:2019/09/23
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僕が『DIME』編集部に在籍していた2000年代前半は、テレビがブラウン管から薄型に移行する時期で、“プラズマvs液晶”は当時の目玉特集のひとつだった。僕はプラズマを選んだが、やがてプラズマは姿を消して液晶のみになる。購入約7年後の買い換え時には、同じメーカーの液晶を買った。買い換え当初は古いプラズマの方が綺麗なのは何故と、疑問の日々を過ごす。だがやがて慣れて、気にならなくなった。

僕は新しモノ好きなので4Kにも興味津々、実用化を心待ちしていた。しかし3年ほど前に大手電機メーカーOB氏から、「65インチ以上の大画面で、1メートル前から見るなら4Kは綺麗ですよ。それより小さい画面ではフルハイビジョンとの違いはわかりません」とアドバイスされ興味は薄れてしまった。とはいえ、2年前に買ったテレビは42インチながら4K対応、アンテナも8K/4K対応にして環境は整えていた。

42インチテレビとともに新調したブルーレイレコーダーは、そうそう番組を録画するわけではないと、ダブルチューナー機を選んだが失敗だった。時間がたっぷりあるリタイアだからか、見たい番組の放送時間が3つ重なることが少なからずある。トリプルチューナー機を買うべきだった。

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3番組が重なり、どれを諦めるか悩むことがしばしばある。

しかし買ってすぐ買い換えるのは二の足を踏む。そこで4Kチューナー内蔵機登場のタイミングで買うならいいだろうと、大義名分を立てた。だが昨秋発売されるも、実勢価格は10万円以上。“65インチ以上の大画面で、1メートル前から見るなら綺麗”ということは、42インチに4Kは過剰スペックと自重した。その後度々量販店で、大画面の4Kとフルハイビジョンを見比べたが、有機と液晶ほどの差はない。いつの間にか、4Kへの興味は失せていた。

話は変わるが、ネットフリックスのオリジナルドラマ『全裸監督』を扱った朝日新聞8月16日朝刊の記事を読み、とても興味を引かれた。“世界中の1億5100万人が支払う会費が直接収入につながるため、スポンサーにおもねる必要がない”、“クリエーターが構想したそのものに近い作品を制作できる”という。主演の山田孝之さんも、“テレビや映画の現場は、制約ばかり。「本気になれるものを見つけてしまった」”と語っている。他の出演者は、國村隼、リリー・フランキー、小雪、石橋凌他、錚々たる顔ぶれが揃う。

ネットフリックスのコンテンツは、洋の東西を問わず映画もテレビドラマも豊富だ。娘が加入しているので、僕もそのアカウントで大好きな“寅さん”や“ハマちゃん”をたまに見る。ネットフリックスの利用はその程度だったが、この機会に『全裸監督』を見てみよう。

画面に呼び出して、4K作品と知った。見始めると、どうも画像が綺麗な気がする。普段見ている地デジやBSの画質になんの不満もないが、なんとなく『全裸監督』のほうが綺麗なような……。テレビのすぐ手前で見てみると、輪郭がはっきりしている。地デジやBSの輪郭とは明らかに違う。なぜだろう?

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42インチ、1メートル前から視聴の日々。大きさや画質に不満を覚えたことはない。

ネットフリックスのサイトを見て、真相がわかった。娘が加入の「プレミアムプラン」なら、4K作品は4K対応テレビなら4K画質で見られるのだ。4Kチューナーがなかろうと、アンテナが4K対応でなかろうと、4K画像はインターネット経由で送られてくるから、テレビさえ4K対応なら4Kで見られるというわけだ。

かくして家庭内4Kを初視聴したが、42インチでは“気がする”程度なので、4Kはやはり過剰スペックということになる。4Kという先入観がなければ、“気がする”こともないかもしれない。では大画面ではどうか。65インチには及ばないが、娘宅の60インチで1メートル前から見てみた。地デジのフルハイビジョン放送より、輪郭がはっきりしているし滑らかな画像だ。42インチでは“気がする”くらいだが、60インチならその違いはかなりわかる。ただし4Kを見てしまうとフルハイビジョンには戻れない、というほどではない。

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60インチで見ると、42インチではやはり物足りないと思ってしまう。

その後9月上旬にさる友人宅で、プロジェクター&100インチスクリーンで映画を見るのが趣味という弟さんの“映画館”にお邪魔した。「プレミアムプラン」加入とのことで『全裸監督』を映してもらい、ここまでやれば4Kの魅力を存分に堪能できると確信した。

テレビの歴史を振り返ると、黎明期の自宅にテレビがあるという生活は画期的だったろう。白黒からカラーへも、わかりやすい進化だ。あまり言われないが、僕自身にとっては録画機の登場はエポック・メイキングだった(1980年の入社時に購入。リモコンは有線! ながら、22万円也!!!!!)。ブラウン管から薄型への移行は、画面の大型化だけでなくインテリアまで変えた。こうした“革命”に比べると、フルハイビジョンから4Kへの進化は、大方のユーザーにとっては“ありがたみ”を感じにくいと思う。もちろん来年のオリンピックを4K大々画面で視聴できたら、42インチフルハイビジョンより遙かに迫力たっぷり、感動の日々を送れることは間違いないのだが……。

さて最後に『全裸監督』全8話を視聴して。凄まじいです。常軌を逸しています。ハマります。ただし! リビングで堂々と見るか、夜中にこっそりと見るか、家族環境を十分に吟味の上、ご判断を。

文/斎藤好一(元DIME編集長)

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