Clova WAVE、7割引セールの注意点 - スマートスピーカー関連ニュース一気読み(2018年11月)

Clova WAVE、7割引セールの注意点 - スマートスピーカー関連ニュース一気読み(2018年11月)

  • マイナビニュース
  • 更新日:2018/12/09
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●AmazonがGoogleを再逆転、出荷台数トップに

デジタルデバイスをはじめとした製品のシェア調査でおなじみ米Canalys社から、最新のスマートスピーカーの市場シェアが発表されました。

2018年第1四半期は、出荷台数ベースでGoogleがAmazonを厘差ながら逆転したとして、業界ではちょっとした話題にもなりましたが(前回記事参照)、今回の第3四半期の調査では、Amazonが再びトップに返り咲いています。もともと市場シェアではAmazonが圧倒的な状況が続いており、直近の出荷台数ベースでも再びトップに立ったことで、盤石である状況は当面続きそうです。

なおスマートスピーカーの出荷台数が多い国は、1位が米国、2位が中国となっていますが(ちなみに3位だった韓国は英国に再び抜き返されて4位に後退しています)、米国と中国は経済制裁が行われるなど緊張が高まっており、その影響で2019年の出荷台数が減速する可能性があることを、同レポートでは指摘しています。

○Amazon Echoで「Apple Music」が利用可能に

11月に大きな話題になったのが、Appleの「Apple Music」が、Amazon Echoの対応音楽ストリーミングサービスに追加されたというニュースです。

Appleは自社でスマートスピーカー「HomePod」を展開しており、Amazon Echoはいわばライバルに相当します。これまでもサードパーティーであるSonosのスマートスピーカーがApple Musicに対応していましたが、新たにAmazon EchoがApple Musicに対応することによって、ユーザの選択肢は格段に広がることになります。

ちなみに日本での対応については、現時点ではまだ発表されていません。類似のケースを振り返ると、海外で早い時期から対応済だったSpotifyが国内で対応するまで約1年を要したりと、かなりの時間がかかっている場合があり、国内で利用可能になるのはまだまだ先の可能性もあります。

一部ユーザの間では早くも「Amazon Echo=Apple Musicが使えるスマートスピーカー」であるかのような扱われ方をされつつありますが、2018年12月17日の週から利用可能になる米国と足並みを揃える可能性もある一方で、数カ月単位で先送りになる可能性もあり、慎重に見極める必要がありそうです。

ちなみに今回の提携により、Appleのスマートスピーカー「HomePod」を使っている海外のユーザからは、製品の先行きを不安視する声も上がっていましたが、2019年からは中国市場での取り扱いが始まることも明らかになっており、決して取扱が縮小しているわけではなさそうです。むしろ中国への進出を決めたことで、次いで日本で発売される可能性も高まったと言えるのではないでしょうか。

●Amazonとマイクロソフトの協業体制、より強く

Alexa関連ではさらに、Microsoftとの連携で、新しく2つの動きがありました。

ひとつは、AlexaからSkypeの通話が可能になったことです。これにより、Amazon EchoなどのEchoデバイスを所有している世界中のユーザと、ハンズフリーでの通話が可能になりました。音声通話に加えて、Echo ShowとEcho Spotではビデオ通話にも対応します。

設定方法は同社のSkype Blogsで紹介されていますが、スキルを組み込むのではなく、設定画面からリンクさせるという、より基本機能に寄った扱いとなるようです。当初は米国を始めとした7カ国限定でのスタートになるようで、現時点で日本はその中に含まれていません。しかし、早期に他の国もサポートされると明言されているため、比較的早いタイミングで利用可能になる可能性が濃厚です。

もうひとつの動きは、Windows 10で、Alexaの利用が可能になったことです。具体的には、Microsoftストアで「Alexa」のWindowsアプリが公開されました。これをインストールすれば、Windows 10でAlexaが利用できます。

Windows 10はもともと音声アシスタント「Cortana」がプリインストールされており、そこからAlexaを呼び出すことはこれまでも可能でしたが、今回はCortanaを経由せずに直接Alexaを呼び出す仕組みで、余計な音声コマンドが不要なぶん、親和性がよりいっそう高まったことになります。ちなみに現時点では日本ではまだ利用できません。

こうした一連の情報を整理してみると、Amazonがスマートスピーカーおよび音声アシスタントの分野において、AppleおよびMicrosoftと協力体制を整えつつあることが目立ちます。これらはスマートスピーカーでシェアを争うGoogleへの対抗策とみるのが自然で、今後より大規模なサービスの乗り入れなどにつながる可能性もありそうです。

●ClovaでLINEの個人アカウントが使用可能に

11月は、スマートスピーカーの新製品は海外で発表されたFacebookの「Portal」「Portal+」くらいで、どちらかというと期末にかけての各社の割引セールが目立っていましたが、そんな中、今後につながる動きが見られたのがLINEです。

まずひとつは、同社「Clova Home」の対応拡大です。10月にイッツ・コミュニケーションズの「インテリジェントホーム」に対応したのに続き、この11月はシャープのクラウドサービス「COCORO AIR」「COCORO WASH」との連携が発表されました。具体的には、同社のプラズマクラスターエアコンや加湿空気清浄機などが、Clovaからコントロール可能になります。

もうひとつ、Clovaの強みであるLINEメッセージの送受信機能では、Clova本体で作成したアカウント以外に、スマホなどで使用している個人アカウントも使えるようにする施策も発表されました。

【事前告知】LINEメッセージのアカウント利用変更について2018年11月26日(月)に、LINEメッセージを送受信するアカウントの利用方法を変更致します。11月26日以降、今までの「家族アカウント」が利用不可となります。(続く)— LINE Clova (@LINE_Clova) 2018年11月19日

これと並行して、これまで「家族アカウント」と呼ばれていた、Clova独自のアカウントが利用できなくなり、あらためて専用アカウントの作成が必要となりました。つまり従来のシステムをそのまま使い続けられなくなったわけで、バックグラウンドで何かしら大きなシステムの入れ替えがあったことがうかがえます。

ちなみに、同社スマートスピーカーの初代モデル「Clova WAVE」だけは例外として、個人アカウントは今後も利用できず、Clova専用アカウントのみの対応となるとのことです。「Clova WAVE」は期末セールでは7割引という破格値で販売されていますが、購入前にこうした制限があることは知っておいたほうがよさそうです。

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