ドイツ代表MFがビデオ判定に警鐘 「ゴールの喜びが減る」「VARはサッカーを殺す」

ドイツ代表MFがビデオ判定に警鐘 「ゴールの喜びが減る」「VARはサッカーを殺す」

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  • 更新日:2017/11/12
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ケディラは「VARは良いこと」と認めつつ、ルール設定の必要性を説く

現在、サッカー界ではビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が急速に浸透し始めている。10日に行われた日本代表対ブラジル代表でも吉田麻也(パリ・サンジェルマン)がペナルティーエリア内で相手選手を倒したとして、VAR判定の末にPKを献上。決定的シーン以外にも用いられ、試合の流れを止まる点などが懸念されていた。世界を見渡しても、選手側には根強い反発の声はあるという。イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」が報じた。

記事では、セリエAの絶対王者ユベントスでプレーするドイツ代表MFサミ・ケディラのコメントを紹介。イタリアでも今季からVARが導入されているが、“潰し屋”として知られる30歳は、「VARは良いことだが、使い方にルールを設けた方がいい」と提言するとともに、ビデオ判定による影響についても触れている。

「サッカーとは情熱的なものだ。エラー(失敗)もまた、サッカーの一部であると言える。(VARによって)僕らが間違いを避けることができるようになる。それはOKだ。でも、今や選手たちのゴールの喜びやその表現が減っていると感じる。それはサッカーから情熱を奪うようなもので、塩を振りかけるようなものだ。もし、ルールにVARが明文化されているならいいだろう。だが、(ビデオ判定中の)その3分間に僕らはピッチでどうしていたらいい? 何もできないんだ。このような状況を招く使い方のVARは、サッカーを殺すと言わざるを得ない」

“空白の時間”の解決策を見出すべきと主張

実際、VAR導入以降は、主審がゴール判定をしても映像確認の担当からリクエストが入り、簡単にゴールが認められない場面が生まれるようになった。結果的に問題なくゴールが認められることもあれば、取り消されることもあるが、得点が認定された時にそのゴールへの興奮がだいぶ冷めてしまっているのは事実だろう。ケディラはこうした状況がサッカーの魅力を損なうと危機感を募らせたのだ。

そして、VARでの確認中のピッチが完全に“停止する”問題点は、何度となく指摘されているものの、解決策は見出されていない。その「空白の時間」に対して、使用法のルール化などで対応すべきだという意見を述べた。

来年のロシア・ワールドカップでも、FIFAはVAR採用を明言している。日頃サッカーに触れない層からも注目を集める一大イベントで、VARが導入されたサッカーはどのような評価を受けるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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