松坂大輔激白「何が何でも」現役続行にこだわる理由

松坂大輔激白「何が何でも」現役続行にこだわる理由

  • 日刊スポーツ
  • 更新日:2018/01/13
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カリフォルニア州ロサンゼルス郊外での自主トレで強めのキャッチボールをする松坂(撮影・菅敏)

【ロサンゼルス(米カリフォルニア州)11日(日本時間12日)=四竈衛】1軍マウンド復帰を目指し、米国で自主トレをしている松坂大輔投手(37)が取材に応じ、中日入団への決意を明かした。今オフ、ソフトバンクを退団し、今月下旬に中日の入団テストを受ける予定。日米通算プロ20年目となる今季、1軍復帰登板への覚悟を示した。どんな困難が待ち受けていても、1軍登板を諦めない。

晴れ渡った青空の下で、松坂は黙々と汗を流していた。引き締まった体で軽快にメニューをこなす一方で、表情は柔らかい。気温21度。「暖かいから去年より投げられてます」。キャッチボールの際は随時、距離を計測しながら強度を調整し、最後は平地ながら腕を強く振り、糸を引くような速球で締めくくった。

昨季終了後、コーチ兼任などの打診もあったソフトバンクを退団することを決意し、自由契約となった。3年間で公式戦登板はわずか1試合。非難の声があることは覚悟のうえで、現役専念の道を探った。「投げることで恩返しをしたかったのですが、できなかった。ホークス、ホークスのファンに心残りというか、申し訳なかったという気持ちでしかないです」。心苦しさを抱えつつも、自分の気持ちを偽るわけにはいかなかった。

「何が何でも続けたい。諦めたくない。周りの反応、言葉に惑わされたくない。何を言われようが、自分でしっかり決めてやる、と思って進んできたつもりです」。強い逆風を承知で、前へ踏み出した。

国内球団から声がかからなければ、米国独立リーグ移籍も視野に入れていた。昨季終了後は、家族のいるボストンに帰宅。古巣レッドソックスの本拠フェンウェイパークでレ軍スタッフのサポートを受けながら肩周囲のトレーニングを続けた。

「どんな形になっても、まだ続けると思っていた。周りが辞めた方がいいと言っても、そうとは思わないです。自分が納得できるならいいですけど、このまま立ち止まってしまったら、この先の人生で後悔すると思います」

レ軍時代に右肘、15年8月には右肩手術を受けたこともあり、かつて「怪物」の異名を取った当時の剛速球を投げられるわけではない。ただ、復活の可能性がある限り、悔いが残る決断を選択するつもりはなかった。

現在は、今月下旬に名古屋で実施される中日の入団テストへ向けて調整中。「下の子(第3子次女=8歳)は、試合で投げている姿をほとんど見ていない。1度くらい、しっかり仕事しているところを見せたい。選手としても、父親としても、というのはあります」。応援してくれるファン、サポートしてくれた関係者、何より最愛の家族のためにも、松坂は険しい前途へ立ち向かう姿勢を変えていない。

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