熟年離婚したヨネスケが激白「孤独な晩年に思うこと」

熟年離婚したヨネスケが激白「孤独な晩年に思うこと」

  • 現代ビジネス
  • 更新日:2018/02/14
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人生100年時代、最晩年をどう生きるかは日本国民の大きな課題。けれども、そんな人生の終盤になって、熟年離婚を経験する人も少なくありません。タレントのヨネスケ氏(69歳)も、そんなひとり。長年連れ添った妻と別々の人生を歩む今、「最晩年」について感じていることを語ってもらいました。

ご飯はコンビニですませる

3年前の3月に長年連れ添った妻と離婚しました。原因は、率直に言えば、僕が家庭を顧みなかったから。ほぼ家に帰らなかったからね。

ウチの子どもは全てカミさんが育てたようなもんで、僕はカネだけ送ってたような関係だったから、そりゃ怒るわ。

きっかけは、カミさんに何か愚痴られたときに「分かったよ、それなら別れてやるよ」なんて言ったもんだから、カミさんも長年、積もり積もっていたものが爆発したのか、「あたぼうよ!」と。それで離婚です。

以前は食事もカミさんが作ってくれたもんですが、離婚してからというもの、当然自分で用意しています。

近くのコンビニに行って、カレーや中華丼、あんかけ焼きそばとかを買ってよく食べていますね。コンビニ飯もうまいもんですよ。

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時間があるときには自分で作ることもあります。鳥肉や牛肉を焼いたりしてね。

独身に戻り身軽になって、休みの日も好きな時間に起きて好きな時間に飯食って、好きな時間に出掛けられるからいい面もあるんだけど、やっぱりこの年(69歳)で独り身となると、身体のことは心配だよね。

今は肩やら背中も痛いし、特に両目が白内障と診断されていて、今度手術しなくちゃいけない。

手術すると5日間も仕事を休まなくちゃいけなくてかったるいなとも思うけど、やらなきゃいけない。病院ってなんだか陰気になるから嫌いなんだけどこればっかりはどうしようもないね。

離婚した前後で気持ち的に一番変わったのも、やっぱり僕がいよいよってなったときに、もうカミさんが面倒見てくれねぇんだなってこと。

子どもには負担をかけないようにしたいとは思っているけど、もし、僕に何かがあったときは、こうしてくれって本当は言わなきゃダメなんだよね。まだ、そのときのことは子どもとは話せてないんだ。

カネの心配も尽きない

だから死に方としては誰にも迷惑をかけずにポックリ逝くのが理想。僕のおふくろはシングルマザーだったんだけど、93歳まで生きた大往生だった。

おふくろの最期は、「ご飯できたよ」っておふくろに言うと「はいよ~」と返事をしていたかと思えば、次の瞬間にはもう死んでいたんです。

一番いい死に方ですよ。おふくろの最期を見てるから、自分もそうなりたい、と。だから、ポックリ逝かずに身体に麻痺が残ったりした状態で長く生きてしまうのが一番怖い。

脳血栓とかでも、そのまま死ねればいいけれども、生き残って麻痺状態になってしまったら何もできなくなるよね。

特に僕ら落語家は喋るのが商売だから、舌が縺れるようになればもうアウトでしょう。

商売ができないってことになれば、稼げないのに、入院費だ手術費だとカネだけ出ていくことになる。だから、入院することになったときにいくらくらい貯金があれば大丈夫なんだろうか、とかカネの心配も尽きないよ。

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独身生活ももう長くなってきたけど、朝起きたときには、孤独を感じるね。酒を飲んだ翌日は特に孤独感が強い。

楽しかった時間を過ごした後だから。祭りの後の寂しさみたいな感じでね。だからあんまり飲みすぎちゃいけない。飲めば飲むほど孤独を感じるようになるからね。

僕は幸運にもまだ現役でいられているけど、普通は60すぎて定年退職した人って、会社では部下が気を遣って話しかけてくれただろうけど、会社を辞めると、ただの人だから、その落差は大変だと思うよ。

僕みたいな家族のいない独り身の人間も一緒。自分から動かないと誰も口をきいてくれないんですよ。

僕も本当は外に出るのが好きな性格じゃないからね。パジャマ着たままずっとテレビを観ていたいタイプだよ。でもそれは良くない。だから、自分で積極的に動かなくちゃなって思っている。

酒を飲みにいくのもそうだし、映画や美術館にもよく行く。『君の名は。』もカップルだらけのなかで一人で観ましたよ。

家でジッとしていると「死」のことだって、考えてしまうでしょう。ネガティブなことを考え続けるとボケちゃうかもしれない。ボケると本人は何も分からなくなってある意味幸せなのかもしれないけど、やっぱり周りに迷惑をかけたくないしね。

不安な気持ちは誰でも持っていると思いますが、そればかり考えてたら埒が明かない。

僕らの年になれば、孤独感なんてのは隣り合わせじゃない?そんなところで落ち込んでちゃだめですよ。孤独感に襲われたときこそ、行動する。そう考えてないとやってられないよ。

「週刊現代」2018年2月3日号より

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