Your Friends、地元・新潟でゼロから作り上げた音楽フェス「秋の音2017」ついに開催!

Your Friends、地元・新潟でゼロから作り上げた音楽フェス「秋の音2017」ついに開催!

  • エンタメウィーク
  • 更新日:2017/11/21
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Your Friends、地元・新潟でゼロから作り上げた音楽フェス「秋の音2017」ついに開催!

10月14、15日の日程で新潟県立植物園・屋外園地にて今年初めて開催された音楽フェス「秋の音2017 supported by麒麟山」。新潟の自然の中で音楽や食を楽しめる、そんな温かい空間をレポートします。

新潟県秋葉区の新潟県立植物園・屋外園地にて、今年初めて開催された音楽フェス「秋の音2017 supported by麒麟山」。
10月14、15日の2日間開催され、1万2千人の観客動員を集めた。音楽シーンは常に、東京中心に展開されているが、地方で音楽を盛り上げようと熱い気持ちを持ったアーティスト・Your Friends(ユアフレ)が一から作り上げた新潟発信の音楽フェス。東京発信の音楽とはまた別の、ぬくもりや可能性が感じられる…それが「地方発信」。
彼らの熱い想いと、新潟の自然の中で音楽や食を楽しめる、そんな温かい空間をレポートする。

活動11年目…音楽人生の大事な「仲間」たちに恩返しをしたい

今回の企画を主催したのは、新潟を中心に活動する、ボーカルのTATSUとDJ・WATARUの二人組、「ユアフレ」の愛称で親しまれるYour Friendsだ。

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「僕たちYour Friendsは新潟を拠点に活動して11年目になりました。でも全国的にまだまだ知られていないミュージシャンです。そんな僕たちに11年の音楽人生で何が大事に思えるか?を考えた時…それは『仲間』でした」とYour Friendsのボーカルであり「秋の音」実行委員会のTATSUはそう説明する。
「そんな、音楽を使って繋がった仲間と新潟(地元)に音楽で恩返しをしたい…そんな気持ちから『秋の音』の企画が生まれたんですよ」。

しかし、音楽フェスを開催するとなるとスポンサー探しや、出展者を探す必要がある。今回は食もテーマとし、地元の店が提供するフードやドリンクが食べられるブースの出展を企画した。

「初めての開催ということもあり、苦労しました。ミュージシャンの友達はいても、他の業種の方々との接点は少ない僕たちです。その方々と信頼関係を作り、ゼロから会場を作り上げなければいけません。また、地域の理解を得る、ひとつひとつの活動が一番苦戦しました」と、TATSUは語る。Your Friends のまっすぐな誠意が届いたのか「新潟の地元で音楽フェス」という、成功するかも未知数の大きな挑戦に賛同する人たちが数多く現れた。

「企画書を持って、企業様・出展者様を回り、理解してもらいました。そして、以前から新潟のTVCMで、僕らの音楽を使っていただいた縁のある、麒麟山酒造さんにスポンサーになっていただけました」。
また、地元の「一般社団法人 新津青年会/議所」の協力を得られたことも、地元に根付くイベントを開催する上で重要なポイントになったという。こういった努力の結果が「入場無料」という、普段、音楽ライブに訪れることが少ない家族連れ、年配の方々、子どもたちにも大きく扉を開くイベントになったのだと思う。
「特にイベント制作会社の『Quality』さんは、僕らの提案に当初から賛同してくれて…ゼロから企画に携わってくれました。その協力なしでは出来上がらなかったと思います。実行委員会の皆さんも、自分のことのように頭を下げて各方面にお願いしてもらって…皆さんの協力に心から感謝しています」。

新潟の自然と音楽のコラボ…「音楽×食×自然=愛」

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「秋の音」の会場入り口に入ると、30店舗以上の飲食店のブースが並ぶ。地元の飲食店が数多く出店し、入場者は思い思いのフードを買ってベンチや芝生で食べることが出来る。
もちろん、スポンサーである麒麟酒造のブースもあり、オリジナルラベルの「秋の音カップ酒」も販売されていた。

また、メイン会場のステージ横では植物園の大きな池を利用したカヌー体験会も非常に人気になっており、「旅するテント」がコーディネートを担当したアウトドア空間が、まるでグランピングに来たかのような癒される雰囲気。新潟の自然を存分に生かしたライブステージだ。
ステージの前の芝生に、家族でシートを敷いて食べ物を食べつつ、くつろぎながら音楽を聞いている人も多かった。私は東京のライブハウスで音楽を聴くことが多いが、自然の中で音楽を楽しめる、その開放感にすっかり魅了されてしまった。

また、参加アーティストはYour Friendsに接点のあるミュージシャンが数多く参加した。
多くのミュージシャンが、Your Friends の新しい試みに快く協力して新潟に集結してくれたそう。「1日目は新潟にゆかりのあるミュージシャン、2日目は僕らの活動の中で馴染みが深い、ミュージシャンを中心に集まってもらいました」。
新潟出身、新潟に拠点を置いて活動するアーティストはこの試みに胸を熱くしたことだろう。また、長年、共に音楽の世界で歩んで来た仲間たちは東京から駆けつけてくれた。その絆は、ステージでも自ずと伝わってくる。

新人ミュージシャンにもチャンスを与える場に

同時に、新たな新人アーティストに「歌うチャンスを提供したい」ということで、オーディションを実施して若い世代のミュージシャンにも出演枠が与えられた。
特に印象的だったのは1日目のラストを飾る、主催者Your Friendsのステージにおいて、新人アーティストである琴音の弾き語りが1曲披露された。ギターの音と若いが感情豊かな琴音の歌声が、多くの観客が見守る夜のステージに響き渡った。

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「ミュージシャンって一回の機会で、その後の音楽活動が変わっていくものだと思う。僕たちユアフレは他のミュージシャンをライバルとはあまり思ってなくて…ユアフレらしさって何かな?と考えた時、先輩後輩関係なく、その空間を共有しあえる仲間と音楽をすることだなあと。まだ光を浴びていない、新潟のミュージシャンにも手を差し伸べる。それも僕たちの仕事だな、と思っています。それが11年の音楽生活でわかったことでもあります」

TATSUは、自分たちのライブの中で「10年目あたりで、とても悩む時期があって…どんな歌を歌い、伝えていけばいいのか?うまく伝わらない、と悩む時期があった」と語っていた。自分たちの音楽の可能性を考えた時、一つの答えが「地元で音楽フェスを行う」という形だったのだろう。

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新潟の音楽シーンに欠かせないイベントに成長させたい

「コンセプトにしていた『音楽×食×自然=愛』を皆さんに感じてもらい、少しでも新潟を好きになってもらえたら…と思います。普段に音楽ライブに触れる機会が少ない人たちにも、ミュージシャンの可能性を会場で感じてもらえたなら。来場数は、僕たちの予想をはるかに上回る1万2千人という結果でした。本当に感謝です」。ゼロから作り上げた音楽フェスは、雨もほぼ降らず盛況に終わった。もちろん、今年1回きりではなく来年以降も「秋の音」を地元に根付かせたいとのこと。

「今後は、もっともっと周知されるイベントにしていきたいですね。Your Friendsの活動で繋がった仲間と作り上げた、このイベントが新潟の音楽シーンに必要と思ってもらえるよう、来年も開催に向けて頑張りたいです」。TATSUはきっと準備でも疲れ切っているだろうに、他の出演者のライブや出店ブースなど、くまなく見て歩いていた。そしてラストには力いっぱい、自分たちの歌を届ける。そのパフォーマンスは、音楽は人の心と心を繋げるものだ、という原点に立ち返ることが出来た。

2日目のラスト、Your Friendsのライブが終わって出演者たちがステージに集結して、胴上げで主催者をねぎらう。二人の人柄も手伝ってか、どのアーティストのライブでも音楽を愛する人たちの仲間の絆を感じることができた。

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デジタル配信やSNSなど、現在の音楽は一時代前とはかなり異なった伝わり方をしている。その時代の変化の中で、ミュージシャンたちは自分たちの想いを伝えるために様々な努力をしていると思うが、こういった温かい地元・地方ならではの「音楽を共有できる場所」を作り上げることも、音楽を伝えるひとつの大きな手段になりうると感じた。東京発信ではない、音楽の場所に「音を楽しむ」本来の姿を見たように思う。

帰り際に、来年の開催に向けてカンパをスタッフの皆さんが募っていた。少しばかりだが、その募金箱にお金を入れる。また温かい空間に戻って来れますように。

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