もう古い?「イクメン」の呪縛と救い――夫婦愛の破壊と再生《番外編》【マンガ連載:鈴木さんちの子育て通信】

もう古い?「イクメン」の呪縛と救い――夫婦愛の破壊と再生《番外編》【マンガ連載:鈴木さんちの子育て通信】

  • ウレぴあ総研
  • 更新日:2017/09/15
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鈴木「お疲れさまでした!10回の連載、やってみてどうでした?」

Chacco「実は、毎回鈴木さんにもチェックしてもらっていたんだけど、意見の食い違いの多いこと多いこと!そんなに見ていた風景が違ったのか!って思ったね。」

鈴木「そ、そんなに?」

Chacco「もう、そんなに違うなら、お前さんが語れ!と。自分なりの育児を語りんしゃい!と。」

鈴木「というわけで、今回は鈴木が語らせていただきます!よろしくお願いします!」

【写真】「夫婦愛の破壊と再生」編 ~産後うつとの戦い~

イクメン時代はイイ時代!

鈴木「最近よく思うのは、男性の育児が当たり前になって、自分にとってはすごく良かったなぁってことなんだよね。」

Chacco「ええーーーーーっ!」

鈴木「そんなに「えーっ!」て言われるのは心外だなぁ(笑)。出来る限り時間を取って、子どもに接しようとしてきたつもりなんだけど。」

Chacco「うん、それはわかってるよ。」

鈴木「昔って、そうすることが、『男らしくない』とかって思われがちだったのかなぁって。」

Chacco「ああ、そういうのはあるかも。ウチの母ちゃんが、姉ちゃんを産んだ後に、育児を全然手伝わなかった父ちゃんにげんなりして、『二人目は絶対作らない!』と思ってたんだって。

まぁ、なぜか私は生まれたわけだけど(笑)。」

鈴木「そのあたり、我々の親世代と今では、全然感覚が違うと思うな。子どもを公園にお父さんだけが連れて遊びに来ているって、昔は珍しかった気がする。」

Chacco「ちょっと、浮いていたかもね。男の人だけで子どもを公園に連れて行ったら、詮索されたりすることもあったかも。」

鈴木「その点、今は、休日にお父さんと子どもだけで公園に来ているなんて、全然珍しくないよね。

そういう時代の方が、自分としては、公園でいっぱい息子と遊べるから、気兼ねがなくて、イイなぁ、と思っているんだよね。」

お母さんの期待がお父さんを苦しめる?

鈴木「でも、こういう時代だからこそ、時間的にも、体力的・精神力的にも余裕がないお父さんが、『イクメンじゃない』と言われちゃうのは、しんどいのではないかなぁ。」

Chacco「あのね、私は産後間もないころ、鈴木さんに対して『それが出来る限りの精一杯なの?!もっとやってもらわなきゃ困る!』と思ってたんだ…。」

鈴木「うわー、そうなのか!」

Chacco「“出来る限り”じゃなくて、何かを犠牲にしてでも、“無理やり”やってほしい!という本音があったの。そう思ってるお母さんは、少なからずいるんじゃないかなぁ。」

鈴木「仕事して疲れて帰ってきて『もっとやれ!』はキツイ…。最近のニュースでも、男性の育児ストレスが強くなっている、っていうのがあったよね。」

Chacco「自分は出来る限りやっているっていう自負があるお父さんほど、そういうお母さんからの圧力で、ウンザリするっていうパターンがありそう…。」

鈴木「仕事してると、時間が本当に取れないとか、なかなか家に帰れないとか、そういう場合もあるよね。そういう時に、無理やり育児に参加しろと強制するのは、しんどいと思うなぁ。」

Chacco「今の流れで、忙しいお父さんの立場を聞くと、“イクメン”っていう言葉は、褒め言葉にもなれば、傷つける言葉にもなるから…。安易に使いたくないかも。」

鈴木「逆に、お母さんが外で忙しく働いて、お父さんがメインで子育てするっていうパターンだって、もっともっと当たり前になっていいと思うなぁ。」

「イクメンバンザイ!」価値観の呪縛

鈴木「なんていうか、イクメンっていう言葉自体、もうなんか古いよね。男性が育児に参加するのは、もう特別なことじゃないし。

でも、今振り返ると、自分自身が『イクメンバンザイ!』的な価値観にとらわれていたのかもしれない。」

Chacco「それは、過剰にイクメンになろう、と思っていた、ということ?」

鈴木「自分は子ども好きだし、休みも長く取れたから『頑張ればどうにかやれるだろう!俺はイクメンじゃい!』って、自分一人で背負い込み過ぎたところはあるなぁ。」

Chacco「うーん、さっき言っていたことと矛盾するかもしれないけど、私、鈴木さんに『もっと“イクメン”を休んでほしい』とも思ってたんだ。」

鈴木「えーっ!そうなんだ…。」

Chacco「取材に行く時も、早めに切り上げて帰ってきたりとか、まるで嫁と子どもを残して外に行くのが“悪いお父さん”みたいに思っているのかな、と思って。」

鈴木「たしかに、なるべく早く帰るようにしていたね。」

Chacco「せっかくの気分転換になる外出も、罪悪感に繋がってたように見えたよ…。」

鈴木「そう言えば、あの時期にNegiccoの日比谷野音ライブを取材に行ったことと、劇団ハーベストの夏公演を観に行けたことは、本当に、自分の気持ちを救ってくれたなぁ…。」

Chacco「でしょ?!」

鈴木「そうだねぇ…。まぁ、自分の取材は仕事だから、あんまり楽しんでたらいけないんだけど(笑)。」

誰だって、いきなり親になれるわけじゃない。

Chacco「だからさ、周りのサポートを受けて、お父さんもお母さんもリフレッシュさせてあげるっていうのが大事だと思うの。」

鈴木「親が気分転換をするって、実は子育てにおいてものすごく重要なことなんだよねぇ…。特に、まだ赤ちゃんと外に遊びに行けないような時期は。」

Chacco「本当にそう思う。ストレスって、ちゃんとどっかで発散させないと、蓄積しちゃうじゃない?

私も、鬱憤がたまっていると、子どもにキツイ言葉を吐いたり、優しく抱きしめたりできないことがあって…。」

鈴木「母親も父親も、子どもが産まれたからと言って、いきなり理想的なイイ親になれるわけじゃないよね。子どもが出来る前の自分と、地続きなわけじゃないですか。」

Chacco「お~、イイこと言うね!」

鈴木「そこで、あまりにも、“母親らしく”とか“イクメンらしく”とか、やりすぎると、無理が出てくる。気晴らしとか、以前の自分に戻れる時間を作れたらいいよね。」

Chacco「育児支援を利用して、たまには遊びに行ってもいいと思う。お父さんとお母さんが交代交代で、ドロドロしたものを全部デトックス出来たら最高だよね。」

育児は楽しいけど大変!だからこそ

鈴木「育児って本当に楽しいし、幸せなことがたくさんあるけど、同時に、思ったより何倍も気を遣うし、面倒だったり、思い通りにならないことがたくさんあるじゃないですか?」

Chacco「うん、本当にそうだね…。」

鈴木「楽しいことだけじゃなく、しんどいこともたくさんある。そういう時にSOSを出すことに躊躇しないようになったら、もう少し、産後クライシスが減るのかもしれない…。」

Chacco「ヘルパーさんなり、親せきなり、もっと他の人に分散してもらって、夫婦だけで抱え込まないことが大事かもね。」

鈴木「さて、そろそろお時間です。最後にChaccoさんから何かありますか?」

Chacco「私はNegiccoさんと劇団ハーベストの皆さんには、あの時、鈴木を助けてくれてありがとう!と手作りのガトーショコラを送り付けたいです!」

鈴木「え~、飲食物の差し入れはご遠慮いただいております。」

Chacco「まじかー!飲食物の差し入れはNG?」

鈴木「ダメです!って何の話だよ!というわけで、これからも鈴木家をよろしくお願いします!」

Chacco「よろしくお願いしまーす!」

【写真】「夫婦愛の破壊と再生」編 ~産後うつとの戦い~

(ウレぴあ総研)

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