裏目に出てしまう「やってはいけない自己アピール」5選

裏目に出てしまう「やってはいけない自己アピール」5選

  • Forbes JAPAN
  • 更新日:2016/12/01
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仕事の面接であれ毎年恒例の業績評価であれ、相手にいい印象を与えることは大事なことだ。だが自分が名誉と思っていることが、自分を良く見せる上で役に立つとは限らない。間違った自己アピールをして、それが裏目に出る可能性もある。

そこで今回は、「実は自分の印象を悪くしている」よくありがちな自己アピールを5つ、紹介しよう。

1. 「私はマルチタスクが得意なんです」

この言葉が意味するのはつまり、「私は絶えず気が散っているんです」ということだ。

マルチタスクが得意な人などいない。実際にスタンフォード大学が実施した調査でも、マルチタスクは生産性を低下させることが示されている。さらに悪いことに、マルチタスクでは注意力と記憶力が損なわれ、一つのタスクから次のタスクに切り替える能力が損なわれる。

また同調査によれば、同時にかなり多くのことを行う”ヘビー・マルチタスカー”は洞察力にも欠ける。彼らは、自分はいい仕事をしていると思っていても、実際の成果はほかの人(実験の参加者)よりも劣っていたのだ。

数多くのやるべきことへの対処がうまくても、あるいは複数のタスクの優先順位を判断することに長けていても、あなたがマルチタスクのエキスパートである可能性は低い。”12のタスクを同時にこなすことができます”とアピールしたい場合でも、言い方を変えた方がいいかもしれない。

2. 「睡眠時間はかなり短いタイプです」

これは「睡眠不足で死にそうです」ということだ。多くの成功者の経験談が、”睡眠時間が短い=生産的に活動する時間がより多い”という考え方につながっている。ドナルド・トランプやマーサ・スチュワートなどがその例だ。

しかし、睡眠時間の短さを美化するのは奇妙な現象だ。脳が最大限の機能を発揮するためには、十分な休息が必要なのだから。

複数の研究で、睡眠不足と認知機能の低下の関連が指摘されている。睡眠不足は注意力や作業記憶、長期記憶を減じさせ、意思決定に悪影響を及ぼす。慢性的な睡眠不足は、心と体の健康に深刻な悪影響を及ぼす。他人に良い印象を与えることではないはずだ。

3. 「完璧主義者なんです」

これは「私はとても基準が厳しくて、なかなか機能が果たせない」と捉えられかねない。

真の完璧主義者は、自らに非現実的なほど厳しい基準を設ける。その結果、自分でその基準に達することができず、なかなか仕事を終わらせることができない。

完璧主義者は、人生の全ての分野において完璧を期待する。そのため他人にも非現実的な高望みをして、厳しいリーダーになる。ミスを許さないその厳しさが、部下にミスを取り戻す道を模索させるのではなく、ミスを隠させる。

複数の研究により、完璧主義者は燃え尽き症候群になったり、心や体の健康を損なうリスクが高いことが示されている。

4. 「失敗したことがないんです」

つまり「私は挑戦しません。失敗に対処できません」という意味だ。成功しようとすることと、失敗を避けようとすることは大きく違う。失敗しないことが目標だという人は、自分の潜在能力を十分に発揮していない可能性が高い。

複数の研究で、失敗を回避する人は自分を高めていないことが示されている。自分を良く見せるのに役立つ目標ばかりを設定し、確実に成功できるものだけにチャレンジする。

失敗を嫌う人はまた、目標を達成するために”いんちき”などの不公平な手段に頼る傾向がより強い。何かを学ぶことに関心がないからだ。

5. 「1日24時間、365日頑張ります」

これはつまり「私は代償を払いつつ仕事中毒をしています」ということ。四六時中頑張ることが成功の鍵だと信じている人は結構いる。だが複数の研究で、週に50時間以上の労働は有害無益だということが示されている。仕事中毒の人は、生活の質が低くなるのだ。

また仕事中毒はADHD(注意欠陥多動性障害)やOCD(強迫性障害)、不安障害やうつなど、さまざまな精神疾患との関連が指摘されている。身体の健康やストレス対処能力にも深刻な悪影響が及ぶ。

いつでも、何をおいても喜んで仕事をするとアピールするよりも、生産的であることに重点を置くべきだ。何時間働くかは重要ではない。真に重要なのは、労働時間内にどれだけの成果を上げるかだ。

まとめ

自分のいいところや特別な能力について話す時は、それがきちんと伝わる言い方を心がけよう。そうしなければ、あなたの「長所」がむしろ短所として理解されてしまう可能性がある。

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