最新アルバム『ラ・セラヴィー』の「エロス」をぽこたが爽やかな笑顔で語り尽くす【インタビュー】

最新アルバム『ラ・セラヴィー』の「エロス」をぽこたが爽やかな笑顔で語り尽くす【インタビュー】

  • エンタメウィーク
  • 更新日:2016/10/20
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最新アルバム『ラ・セラヴィー』の「エロス」をぽこたが爽やかな笑顔で語り尽くす【インタビュー】

10月19日に、ぽこたが2年半ぶりとなるアルバム『ラ・セラヴィー』を発売。

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10月19日に、ぽこたが2年半ぶりとなるアルバム『ラ・セラヴィー』を発売。テーマに据えたのが「ロック」と「エロス」。その2つのキーワード、とても気になりませんか??。その真相を探ります。

11月には東名阪ツアーもスタート。こちらも、ぜひ足を運んでください。

歌詞を読んだらじつは…というところへ

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――最新アルバム『ラ・セラヴィー』のテーマに据えたのが、「ロック」と「エロス」。中でも「エロス」というテーマに惹かれました。

ぽこた:「エロス」って、歌のテーマにしやすいんですよね。

――テーマにしやすい…ですか??

ぽこた:そう。人が持つエロスな部分って、オブラートに包まれているがゆえに赤裸々にしようがないこと。人との会話の中でも、そこってあまり深く追求出来ないじゃないですか。まして、自分からあれこれ曝け出すことでもない。だからこそ歌詞にして、「こういう状態のとき、相手はどんなことを思っているのか!?」を自分の綴った歌たちの中から気づいて欲しいなと思って。

――みなさん好奇心を抱きながらもなかなか深く突っ込んでいけないのが、相手の中にあるエロスな部分ですからね。

ぽこた:そうなんですよね。人との会話の中、何処まで踏み込んで良いのか!?。それを歌詞にすることで深く踏み込んでもいければ、そのときの感情を代弁もしやすくなるんですよね。

――純愛な心模様を描けば、ときには艶かしく描いたり。ぽこたさんの描く歌詞の視点も様々です。

ぽこた:確かにね。ただし、歌詞にはエロスな面を記していますけど、楽曲からはエロスさが全面に出ないようにと心がけました。

――そこのバランスは大切なことだったのでしょうか??

ぽこた:エロスをテーマにしたからとそこを追求しすぎると、ただのエロい曲に陥ってしまう。その懸念があったことから、歌詞では踏み込んでも曲調まではエロさを出さないなどのバランスは心がけました。実際、歌詞にはエロスを感じながらも、楽曲がアップテンポだったりダンスミュージックだったりしていることで、パッと聞きにはまったく嫌らしくは聞こえない。でも、歌詞を読んだらじつは…というところへ、この作品を落とし込んでいきたかったんですよ。

――MVを制作した『ヤラ・セラ・セラヴィー』では、凛々しく躍動的なダンスパフォーマンスを魅せています。

ぽこた:これまでに僕が作ったMVは物語を描くことを中心にしてきましたが、今回は、僕自身もメンバーとして参加しているROOT FIVEで追求し続けている踊りを軸に据えたかったので、そこへフォーカスを当てた映像作品にしました。
『ヤラ・セラ・セラヴィー』のMVにはコロコロチキンペッパーズのナダルさんがゲスト出演してくださっているように、お笑いの部分はナダルさんに一任し、僕個人に関してはコミカルな部分を封印。あくまでもダンスをしっかり魅せてゆく映像作品として仕上げました。

エロスをおちゃらけて表現することで免罪符が与えられてゆく

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――冒頭を飾った『TATOO~刹那の蛇~』は、かなりエロい描写を投影した楽曲じゃないですか??

ぽこた:サザンオールスターズが『マンピーのG☆SPOT』と歌ったように、エロスな歌詞をおちゃらけた感じに表現することで免罪符が与えられてゆく。僕の場合、中高生など若いファンの子たちが多ければ、その子の親御さんも一緒に聴いていたりもする。だからこそ、一緒に聴いていて気まずくならないようにという表現のバランスは取っていきました。今回収録した楽曲の中で英詞を用いている部分は、あえて直接的な表現を避けてのこと。そうしたことで、若い子たちの中には「何を言っているのかわからない」となる人もきっと出てくると思う。だけど、理解出来なかったら理解出来ないで僕は構わない。そこは、何となく合点が行けば良いことなので。

――相手との距離感の中で抱く「恋する想い」を記した内容も多くないですか??

ぽこた:結局、世の中には男と女の二種類しかいない。でも、性別が違うだけで相手のことを理解できないこともすごく多い。そういう気持ちのズレを、自分の歌う楽曲を通して気づいて欲しいなと思って。先にも言ったけど、「こういうときに、相手はこんな風に思っていたんじゃないか!?」。そういう気づきを与えていくのも、この作品を作ってくうえでテーマに据えていたことでした。

――ぽこたさんが書く男性視点の歌詞には、男特有の「女々しさ」が記されていません??

ぽこた:男女を比べた場合、明らかに男のほうが感情面で弱いなと思いますからね。余談になりますが、知り合いの方に、年の近い小さな男の子と女の子のお子さんがいます。その子たちを観ていると、何をするにしても圧倒的に女の子のほうが強いんですね。男の子のほうが「怖い、怖い」と女の子を恐れながらも従ってしまう。きっと男って、生まれながらにしてそういうDNAを持っているのかも知れないですよね。

――まるで初恋のときの心模様にも見えてくる純粋な恋心を歌った『恋唄』、聴いていて胸にキュッと高鳴りを覚えるように大好きな歌です。

ぽこた:そう言ってもらえるのは嬉しいですね。今回収録したどの歌にも共通しているのが、明確な答えを書いてないということ。

これまでの僕の楽曲は、起承転結を持ったストーリー展開を描くことが多かったように、なんとなく結末の見える歌が多かったのですが。今回タイトルにフランス語で『La C’est LaVie』、つまり「何とかなるさ」と付けたように、「たとえその先の答えが見えなくても、この世の中の物事はなんとでもなるんじゃないか!?」と僕は感じている。だから今回は、あえて結論づけた歌詞を書かなかったんです。

――でも、最後に収録した『Brave story』では、未来へ希望を抱かせる想いを与えていますよね。

ぽこた:あまりにも中途半端な想いのままで終わらせるのは、自分の本質からかけ離れてしまうこと。なので「何とかなるさ」と歌いながらも、最後は前向きな気持ちで作品を締め括りたかったんです。

結局は「何とかなるもの」なんですよね

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――曲調も多彩です。そこも狙ったこと??

ぽこた:「こういう物語を描こう」という狙いを持って作る作品の場合、物語の展開に寄り添った曲たちを選びますが、今回は純粋に「いい曲だな」と思える楽曲を選んでいます。だからと言って、あれもこれもいい曲だからと全曲バラードを選んではバランスがおかしくなることから、そこでのバリエーションは考えていきました。

――MVも制作、アルバムのリード曲として『ヤラ・セラ・セラヴィー』を持ってきました。この楽曲を、この作品の軸に据えたかったのでしょうか??

ぽこた:僕は1月頭の時期、殺陣の稽古中に模造刀が目に当たり一時期視力を失っていました。その時期に計画をし、制作を進めていたのが「新しいソロアルバムを春頃に出そう」ということ。結局、怪我によってその時期は秋に変わったわけですけど。あの当時から『ヤラ・セラ・セラヴィー』は収録候補曲として上がっていました。でも、あの当時は作品に入れようという気持ちは正直ありませんでした。だけど、半年経った中で意識に変化が生まれたことから、この楽曲を収録することにしました。

理由は、一次は視力を失くしていた眼も、今では以前と変わりなく普通に見えている。当時は絶望を感じていたけど、結局は「何とかなるもの」なんですよね。そういう意識を強く覚えたことが一つ。何より、ライブでファンの子たちと一緒に振りをしながら躍れる楽曲をと思ったときに、『ヤラ・セラ・セラヴィー』がピッタリだったことも、収録する大きなポイントになりました。

想像するだけで気持ち悪いじゃないですか

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――「初回限定盤」には『ヤラ・セラ・セラヴィー』のMVと一緒に、IMAGE VIDEO『Summer Poko Dream~夏の妖精は君だけさ~』を収録しています。とある夏のバカンスの日を追いかけて収録したこの映像、思いきりグラビアアイドルのイメージ映像通りの姿を映していません??

ぽこた:あれは(男の視点から見たら)気持ち悪いですよね。

――女性はドキッとときめくのかも知れませんが、同性から見たら、完全にグラビアアイドルのイメージDVDのパロディですからね。透け透け服のシャワーシーンや裸でベッドの上で転がるカット、バナナを食べる場面などなど、かなりツボを突いていませんか!?

ぽこた:もともと「エロス」をテーマに据えていたので「映像でも繋がりを」と考えたときに、今回の題材が浮かびました。今回も『ヤラ・セラ・セラヴィー』を題材にMVを作れば、撮影中のいろんなメイキング映像も中に入れれるんですけど。メイキング自体、衣装や場所が変わるだけで大きく代わり映えはしていかない。だから今回は視点を変え、コミカルな狙いを持ってイメージ映像を撮りながら、そこのシーンもメイキングに加えてと見どころを増やしたわけなんです。
バナナを食べているシーンに関しては、(女性のイメージ映像とシンクロする形として捉え)想像するだけで気持ち悪いじゃないですか。だけど、そのネタをあえて真剣にやるところに面白さがあれば、見る人によっては「バカだなぁ」と笑えるじゃない。しかも、普通の人ならああいう映像は撮らない。だからこそやり甲斐があったのも事実です。

女性目線、「その視点も有りなんだ」

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――ぽこたさんの「ここをポイントに聴いて欲しい歌詞」があれば、ぜひ教えてください。

ぽこた:僕、Janne Da Arcさんが凄く好きなんですけど、それもあって今回、『TATOO~刹那の蛇~』の作曲をJanne Da Arcのkiyoさんにお願いをしました。この歌詞は、「Janne Da Arcだったらどういう歌詞を載せるのかな!?」と想像しながら書きました。

――Janne Da Arcの歌詞も、エロス度満点ですからね。

ぽこた:『TATOO~刹那の蛇~』の歌詞は女性目線なんですけど。「その視点も有りなんだ」と教えてくれたのが、Janne Da ArcでありAcid Black Cherryでした。yasuさんはエロさがあっても、それを恰好いい歌詞や楽曲として昇華してゆく。僕もそこへ注視して書いたように、その辺をポイントに歌詞を楽しんでください。
もう一つ上げるなら、『ヤラ・セラ・セラヴィー』かな!?。言っている意味がありそうでなさそうな、わかるようでわかんないような。でも、つかみを持った言葉として覚えてしまう。そこを念頭に置いて書いたように、シアリス過ぎず、でもコミカルにもならないバランス感を持った歌詞として楽しんでいただけたらなと思います。

――今回は、作曲家さんと作詞を共作した楽曲も多く収録になっていません!?

ぽこた:これまでの作品は、つねに「先にテーマや描きたいストーリー」があったことから、たとえ作詞付きで曲をいただいても、楽曲は受け止めながらも、歌詞は自分が思い描く物語や展開に合わせて書いてきました。でも今回の作品は、とくにテーマを設けず「何とかなるさ」と楽曲を集めたように、何時しか「何とかなるさ」が今回のアルバム制作の大枠のテーマにもなっていたことから、楽曲を集めたときに書いてあった歌詞に導かれ歌詞が生まれたパターンもありました。そこから、共作という形を取ったパターンも多くなっていった。それが、この作品の特徴にもなりましたからね。

――でも最初に、テーマは「エロス」と「ロック」とも言っていましたよね。

ぽこた:そこは最初から狙っていたというよりは、「何とかなるさ」と作り始めた中で見えてきたテーマ。最終的にそこが明確になったことで、すべてのテーマ性をそこへ統一させた形でした。それも「何とかなる」「なるようになるさ」と作り上げた結果でしたからね(笑)。

今回も刺激的なことを描き出そうと考えています

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――11月からは東名阪を舞台にしたワンマンツアー「~ラ・セラビィー~」がスタートします。

ぽこた:今回はアルバムを手にしたツアーになるように、この作品を軸に据えながら。僕はライブのたびに新しいことへ挑戦しているように、今回も収録曲たちを元にしながら、何かしら刺激的なことを描き出そうと考えています。どんな新たなチャレンジが飛び出すか楽しみにしていてください。ライブもぜひ、お待ちしています。

TEXT:長澤智典

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