閉経後に最高のセックスがやってくる!「女として終わり」じゃない

閉経後に最高のセックスがやってくる!「女として終わり」じゃない

  • 女子SPA!
  • 更新日:2017/11/25
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エリカ・アンギャルさん

エリカ・アンギャルさん インタビューVol.2】

ミス・ユニバース・ジャパン公式栄養コンサルタントを務めていた美のカリスマ、エリカ・アンギャルさんへのインタビュー。第二回となる今回は、最新刊『ラブダイエット~スイーツなしで体と心を満たす美の教科書』の中でもたびたび取り上げられている、日本人のセックス観について話を伺いました。

◆セックスが街に溢れているのにセックスしない日本人

――国立社会保障・人口問題研究所が2015年に行った調査によると、日本では18~34歳の独身男性&女性の約4割がセックス未経験だそうですね。一方、アメリカの調査によると57~64歳の男女の73%が現役でセックスをしていて、フランスではなんと50歳以上の女性の90%以上がセックスをしているという報告もあるとか。エリカさんの著書に書かれているのを見て、日本はセックス後進国なんだなと改めて思いました。

エリカ:その一方で、日本は性に関する情報が氾濫していますよね。セクシーな写真が雑誌や新聞、電車の中吊り広告など街中に溢れていますし、アダルト向けの漫画やビデオの内容も過激。風俗産業やラブホテルも利用しやすい雰囲気になっています。なので、日本は性に対してオープンな国だと思っている外国人は多いんですよ。

ところが、実際はセックスをしないどころか、友だちや家族の間で性に関する話すらあまりしない人が多いですよね。“お通じ”の話は平気でするのに(笑)。

――欧米ではお通じの話はしないんですね。

エリカ:下品なイメージがあるので欧米ではタブーです。ですから欧米人から見ると、日本人はとてもアンバランス。実際、友だちや親とセックスの話はしますか?

――親とは絶対にしませんね。それこそタブーな雰囲気の家庭が多いと思います。友だちとはセックスの話はしますけど、失敗談を笑い合うようなケースが多いかもしれませんね。「あの男ヘタだった」とか「あの男早かった」とか。

エリカ:なるほど(笑)。それでは有益な情報を仕入れることはできませんよね。気持ちいいセックスをするための情報が入ってこない状況では、セックスへの興味がなくなっても仕方ありません。保守的な国民性であることも影響していると思いますが、欧米人にとっては日本人のこのセックスへの関心の薄さは衝撃的。BBC(イギリスの公共放送)が『No Sex Please, We’re Japanese(直訳:セックスはナシでお願いします、私たちは日本人なので)』(2013年)というドキュメンタリーを制作したほどなんですよ。

――時代は変わっても、日本人のセックス観は古いままなんですね。

◆女性にだって性欲があるのは当たり前

エリカ:まさに、日本人のセックス観は古いまま。最近の日本女性はとてもパワフルなのに、性に関しては保守的で「女性が性欲を持つのは恥ずかしい」とか「更年期になったら女として終わり」なんて思ってるんですから。日本に来てびっくりしたことのひとつです。

――欧米ではセックスに関して女性も積極的に発言しますか? たとえばパートナーに対して「こうしてほしい」とか。

エリカ:日本人よりは言うと思います。「これはやめて」という言い方ではなく、「こうしてくれるとうれしい」といったポジティブな形で。まだセルフプレジャーについては欧米でもそれほどオープンには語り合いませんが、大きく変わってきていますね。

最近のイギリスのドキュメンタリーで、女性のプレジャーを探求する『Sexology』(2016年)という作品があるんですが、専門家の施術によりオーガズム未経験だった女性がオーガズムを初体験したり、オーガズミック・メディテーション(カップルがオーガズムを感じ合う瞑想。相手が女性のクリトリスを15分間愛撫する)のコーチングサイト「One taste」を取材し、クリトリスをマッサージしている女性をブレインスキャンして効果を分析したりと、非常に画期的で面白いですよ。ぜひチェックしてみてください。

――テレビ番組でプレジャーの探求とは進歩的ですね。

エリカ:1998年に放送が開始された『Sex and the City』は女性たちの性に対するオープンさが話題となりましたが、欧米の女性の性意識はあれからもう一段階進歩しています。女性にだって性欲があるのは当たり前。欧米の女性と同じように、日本人女性の意識もこれからどんどん変わっていくと思いますよ。

◆閉経後に最高のセックスがやってくる!

――本の中には閉経後のセックスについても書かれていますが、性に対する意識が変われば日本人もアメリカ人やフランス人のように長くセックスを楽しむようになるでしょうか。

エリカ:そもそも日本人は閉経をとてもネガティブに受け止めますが、欧米人は違います。「避妊の手間からの解放」「もっと自由にセックスを楽しめる」とポジティブに捉えているんです。

しかも、経験を重ね自分の体のどこがどのように感じるのか熟知していますし、相手の男性も余裕を持ったセックスができるようになっている。50~60代、もしくはそれ以上で女性の体はもっともセックスを楽しめるようになるという研究結果もありますから、閉経したくらいの歳でセックスをあきらめてしまうのはもったいない! 欧米の雑誌では60~70代のホット・セックス特集が組まれていたりするんですよ。

――そう聞くと歳を重ねるのが楽しみになりますね。ただ、問題はセックスレスですよね。日本では20~30代からセックスレスになっている夫婦やカップルが本当に多いので、閉経後には完全にセックスレスになってしまっているケースが大半だと思うんです。

エリカ:日本家族計画協会の2016年の調査によると、約半数の夫婦がセックスレスだそうですね。世界的に見てこれは高い割合ですが、長く一緒にいるとセックスレスになりやすいのは海外の夫婦だって同じです。

なぜなら、恋愛初期に脳から分泌されドキドキ感をもたらすドーパミンは、18カ月ほどで減少してしまうから(※)。これは妊娠期&乳児の子育て期が終わったら種の保存のために新たなパートナーを探すという、人類に本能的に備わっている仕組みなので仕方ありません。それ以降もセックスレスにならず良好な関係を続けてる夫婦は、何かしら対策をとっているんですよ。

――具体的にはどんな対策をとっているんでしょうか?

エリカ:たとえば欧米では、子どもをベビーシッターに預けドレスアップして食事や映画に出かける“デートナイト”が一般的。久しぶりに手を繋いだり二人きりで楽しんだりすることで、新鮮な気持ちを取り戻すんです。そういった風習のない日本では試しにくいかもしれませんが、末長い夫婦生活のことを考えれば絶対に試すべき。両親やママ友に協力してもらい、月に一度はデートナイトを楽しんでほしいですね。

また、フランス人はいくつになっても美しい下着をつけたり体のラインが出るスカートをはいたりと、パートナーにアピールすることを忘れません。欧米人は子どもがいても日本人のように「パパ」「ママ」と呼び合いませんし、お互いに男・女として見ることを大切にしているように思います。

――セックスレスにならないのは努力のたまものなんですね。

エリカ:ちなみにフランスでは、政府の社会保障として出産後の女性が骨盤底筋を鍛えるセッションを無料で受講できる制度があります。出産時に骨盤底筋が弱るとセックス時の満足度が男女ともに下がるので、夫婦仲が悪くなってしまう可能性がありますよね。

それを防止して出生率を上げるため政府として対策を講じているわけですが、実際にフランスでは出産後に早くパートナーとセックスを再開したいと思っている人が多いため好評なんです。出産後にセックスレスになり、そのまま……というカップルの多い日本とは大きく違いますよね。

――人任せというわけではないですが、政府がそういう対策をしてくれるとセックスレス打破に乗り出しやすいですよね。

エリカ:そうですね。閉経後に最高のセックスライフが待っているんですから、日本女性にも20~30代のうちから膣トレーニングやセックスレス対策に取り組んでほしいです。

※心理学の専門誌『Frontiers in Psychology』(2016年5月10日発行)の「Intense, Passionate, Romantic Love: A Natural Addiction? How the Fields That Investigate Romance and Substance Abuse Can Inform Each Other」より

【エリカ・アンギャル プロフィール】
1969年オーストラリア・シドニー生まれ。シドニー工科大学卒業、健康科学学士。ネイチャーケアカレッジ卒業(栄養学)。オーストラリア伝統的医薬学会(ATMS)会員。2004年から8年間、ミス・ユニバース・ジャパン公式栄養コンサルタントとして世界一の美女を目指すファイナリストたちに「美しくなる食生活」を指南。栄養学、薬理学、生理学など予防医学における幅広い専門知識を駆使し、”内側からより美しく、心も身体も健やかに輝く”をテーマに、ハッピーな毎日のための食とライフスタイルを発信する。

<TEXT/持丸千乃 PHOTO/林紘輝>

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