東京での輝かしいキャリアを捨て、30歳でシンガポールに飛び立った年収1,000万の女

東京での輝かしいキャリアを捨て、30歳でシンガポールに飛び立った年収1,000万の女

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  • 更新日:2018/08/14

今や、ハイスペックといえば男性とは限らず、女性も活躍する時代だ。

世の女性の多くがハイスペ男との結婚を夢見る一方で、自ら高い年収を稼ぐ “1,000万の女”たち。

全給与所得者(女性)のうち、年収1,000万を超えるのはたった0.9%と言われている。(H28民間給与実態統計調査より)

そんな一握りの女たちは、どのような人生を送っているのか?

本連載では、キャリアと美貌に恵まれた、まさに「才色兼備」の女たちのリアルをお伝えする。

これまでに、ファッション命のラグジュアリーブランドマネージャー・真理亜さんや、波乱万丈な人生を歩んできた広告代理店美女のエマさん他、5人のハイスペック女子を紹介した。

最終回となる今回は?

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【今週の1,000万女子】
名前:絵美里さん(34歳)
職業:ファミリー企業のアジア事業部責任者
住まい:シンガポール
交際:既婚

日本とシンガポールを行き来する女

人生で一度くらいは、海外で働いてみたいー。

そんな夢を抱いたことのある女性は、決して少なくないのではないだろうか。ましてや、日本と海外を頻繁に行き来できるような仕事だったら、余計に憧れてしまう。

今回取材に応じてくれた絵美里さんは、まさにその夢を実現した人物である。

現在、シンガポールに暮らしているという絵美里さん。休暇のため日本に一時帰国しているタイミングで、運良く話を聞くことができた。

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長い手足が目を引く、スレンダーな体型の絵美里さんだが、小学生になる子供がいるというから驚きだ。

現在彼女はシンガポールに住んでおり、在星4年目。父親が代表取締役をつとめ、代々続く企業で、アジア事業部の責任者として働いている。

それだけ聞くと、育ちに恵まれたお嬢様という印象を抱いてしまうが、実は彼女、つい1年前までは外資系企業でバリバリ仕事をこなしていた、超キャリアウーマンだというのだ。

「新卒で大手外資系企業に入社し、4年前までは東京で働いていました。その頃は、そこでのキャリアを極めて、行くところまで行ってやろうって、本気で思っていたんです。父親の会社を継ぐなんてつもりは、微塵もなかったんですよ」

そう言って笑う絵美里さん。

彼女が海外生活を選択することになったきっかけ、そして日本での華やかなキャリアを捨ててファミリービジネスという道を選んだ理由は、一体何だったのだろうか?

キャリアOLだった彼女が、海外で働きたいという夢を掴んだキッカケとは?

アメリカ留学が、すべてのきっかけだった

絵美里さんが人生で初めて海外生活を送ったのは、大学生のとき。アメリカへの1年間の留学生活だ。

「大学3年生のとき、父に留学したいと打ち明けたら、留学したいならその理由を3,000文字のレポートにまとめて提出しろって言われて。そのときはびっくりしましたね」

しかしそれをきっかけに自分と向き合い、なぜ留学したいのか、留学先で何を得たいのかを真剣に考えることができたという。そしてその熱意を見事父に伝え、アメリカ行きの切符を手にしたそうだ。

「1年なんてあっという間。日本人留学生の多くが、中途半端な英語力で帰国するケースがほとんどです。でも私は少しでも上達させたかったから、アメリカ人10人が住むシェアハウスに一人で飛び込んでいったりして、語学の向上をはかりました」

こうして帰国するころには、英語を飛躍的に上達させただけでなく、絵美里さんはある目標を抱くようになったという。

「次に海外に住むときは、学生としてではなく、現地で仕事をしてみたいと強く思うようになりました。外資系企業への就職を考えたのも、それが理由です」

そして新卒で、超難関と言われる外資系有名企業への就職を、見事実現した。

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30歳で突然訪れたチャンス

「私の周りにいたのは、ほとんど皆が海外生活の長い帰国子女。たった1年の海外経験しかない私は珍しく、完全に浮いていましたね(笑)」

しかし、ハンデを物ともせず、彼女は無我夢中で仕事をした。自分を信頼して様々な仕事を任せてくれる上司に恵まれたおかげで、1年目から裁量権を与えられ、3年目の頃には採用も任せてもらえたそうだ。

20代の頃に結婚、そして出産をしたが、育児休暇を終えると再び元のポジションで必死に働き続けた。そして30歳手前にして、チームを束ねるポジションにつき、年俸は1,000万に達していたという。

「このまま自分は、ここで上り詰めるんだって本気で考えていました。父親の会社の存在は常に気にしていましたが、私の出る幕ではないって思っていたんです。父も私に何かを求めてくることはなかったですし」

そんな彼女に転機が訪れたのは、30歳のときだった。ご主人がシンガポールで仕事をすることになったのだ。

「そのときに咄嗟に思ったんです。私も、海外で仕事をしてみたい。それに国外での子育ても、以前からの夢でした。これは私にとってもチャンスに違いないって確信しました」

そこで絵美里さんは上司に掛け合い、同じ会社のシンガポール支店でのポストを手に入れた。

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こうしてシンガポールに移り住み、現地支店でも変わらず忙しく働いていた絵美里さんに、二度目の転機が訪れる。それは絵美里さんの休暇中、仕事でシンガポールにやってきた父親がきっかけだった。

絵美里さんの父親は、東南アジア各国にある支店の出張に、通訳を兼ねて彼女を同行させたのだという。

そのときにもっとも印象に残ったのは、どの支店にいっても女性が中心となって活躍しているということ。そして同時に、アジア各地に散らばった支店を統括する機能が欠けているという問題点にも気がついたのだった。

「父の横顔を見ていたらいつのまにか、私にも出来ることはないかって一生懸命考えていました。そのときに、シンガポールにいる私になら、アジアの事業統括ができるんじゃないかって思ったんです」

気になる彼女の年収、そしてライフスタイルは…?

そんな彼女のひらめきを後押ししてくれたのは、各国の支店でバリバリと働く女性たちの姿だった。

「私は、ザ・亭主関白の家庭で育ったし、会社は父が完全に一人で動かしている。専業主婦の母は、仕事のことを一切把握していません。子供のころからそんな光景を見ていたから、女の私がこの会社のために出来ることはないって無意識のうちに自分で決めつけてたんですよね。でも、父親は喜んで私の提案を受け入れてくれました」

絵美里さんは、思い切って当時の会社を退職し、父親の会社に入社。シンガポールにアジア統括事業部を立ち上げ、今では財務や労務の管理に勤しんでいる。

現在の年収は、約1,000万。内訳は、給与だけではなく個人での資産運用による収益も多くを占めている。株などの資産運用のために、これまでかなり勉強をしたというからさすがである。

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シンガポールは女性が活躍できる土地

シンガポールで4年目の夏に差し掛かったという彼女だが、今後日本に戻るつもりはないのかと聞くとー。

「全くありません(笑)。子供がいながら、ここまで仕事に専念できるのは東南アジアの“メイド文化”のおかげ。日本じゃそうは行かないから、一度この生活を知ってしまうともう二度と戻れない気がしちゃう」

彼女曰く、シンガポールは、家庭を持つ女性が仕事で活躍するのに絶好の土地。日本から仕事を探しにくる女性や、夫を置いて子連れで移住する人もたくさんいるんだとか。

それから、子育てにおけるもうひとつのメリットが、教育だ。絵美里さんの子供が通うのは、シンガポールにあるインターナショナルスクール。

インターの学費は日本とあまり変わらないものの、日本のように入学するのが超難関ということはない。学校の選択肢も多く、多くの人にチャンスがあるのだとか。

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生活費や子供の教育費以外で、普段もっともお金を使うのは、外食費だという。

「お酒が好きなので飲みに行くことも多いですが、シンガポールはとにかくアルコール類が高いんです。でもこっちで知り合った友人がたくさんいるので、飲みに行くのは大好きです」

そんな絵美里さんのお勧めの店は、リージェントホテルの『マンハッタンバー』や、日本人シェフのイタリアン『Terra』。ギリシャ料理の『BAKALAKI』もお気に入りだ。

子連れで週末に訪れるのは、セントーサ島にあるタンジョンビーチクラブ。おしゃれなカフェが多いチョンバルエリアをぶらぶらするのも好きだとか。

「外食費の次にお金をかけているのが、海外旅行。家族では年に3〜4回は旅行に行きます。シンガポールの良いところは、バリやランカウイなどのアジアリゾートに行きやすいこと。近場にも色々なリゾートがあるので、家族で頻繁に出かけます」

さらに、仕事の疲れをリセットするため、毎年1度は必ず行くのがハワイ。ご両親や兄弟と現地集合し、ヒルトン・グランド・バケーションズを利用して家族での時間を過ごしている。

出張や休暇をかねて、日本にも年に4回程度は帰国。メイドも連れて家族全員で帰国することもあり、東京でも仕事に集中できるそうだ。

仕事と家族の時間を両立しながら、忙しく飛び回る絵美里さん。仕事を変えてちょうど1年が経過し、現在の生活のリズムにもすっかり慣れたようだ。

「あのまま日本で働き続けていたら、今より年収はもっと高かったとは思いますが、不満は一切ありません。仕事が変わったことで生活のリズムも変わり、前よりも家族との時間を大切にできるようになりました。

それに今は、この会社をアジアで大きくしたいという絶対に譲れない夢があります。そのためなら多少ハードでも、いくらでも頑張れますね」

そう語る絵美里さんの瞳は、力強く輝いている。幸せな家庭の時間を守りながら、仕事での夢も叶えてしまうに違いない、数年後の彼女の姿がはっきりと見えた気がした。

Fin.

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