「ぼんやりした将来不安」を解消する超シンプルな方法

「ぼんやりした将来不安」を解消する超シンプルな方法

  • 現代ビジネス
  • 更新日:2018/01/12
No image

提供:「#老後を変える」編集部(メットライフ生命)

「皆さんが感じている不安というのは、そのほとんどが正体が見えないことによる漠然とした不安なんです」

そう話すのは、PlanSmart(セミナーを活用した従業員向けの金融教育プログラム)プラチナ認定講師の伊部洋さん。

これまで多くの「将来不安」と向き合ってきた伊部さんによると、将来不安は世代ごとに変化があるものだそうです。

No image

不安のタネを「見える化」する

「具体的には30代は住宅、40代は子どもへの教育。そして40代後半〜50代は老後のことで不安を感じます。でも、人生におけるお金との上手な付き合い方は学校では教えてもらわなかったこと。初めて通る道で不安になるのは、当たり前といえば当たり前です。未知のために、誰もが一歩を踏み出すことをためらってしまいます。それが将来不安の正体です」

将来不安を払拭するためには、まず不安を感じさせているものが何かを「見える化」する必要があります。

「2016年末にマネーセミナーでお会いした30代のご夫婦が『相談することが見つからない』とおっしゃって。『でも、不安なんです』ということで、具体的にヒアリングさせていただきました。現状を一緒に把握していくことから始めたんです。実際に、例えば住宅を買った場合と賃貸ではこういう違いが出てきます。例えばお子様が生まれたら、教育費などがこのくらいかかります……、といった風に、お2人の将来をシミュレーションしていきました」

伊部さんとの対話で自分たちの現状把握ができたご夫婦は、当初は住まいは賃貸派、子どもはいなくても……、という考えだったそうですが、3ヵ月後には住まいを購入、子どもも1人欲しいねという考えに変わっていったそうです。

「賃貸暮らしであることもお子様についての考えも、将来不安から来る思い込みによるものでした。実際にシミュレーションをしてみれば、家を買ってもいいし、子どもも育てられるということに気付かれたようです。いったいいつまでに、どのくらいのお金が必要になるのか? 目標をしっかりと定めれば、ほとんどの人は不安が消えて、達成のために一歩踏み出されます」

目標達成のためのポイントは?

「お金をただ貯めるだけでなく、お金にも働いてもらうことです」

No image

「未来の自分のためのお金」を先に確保する

「貯蓄はどのようにしていますか? とお伺いすると、多くの方は収入から生活費を引いて、余ったお金を貯金すると話されます。でも、これではお金は働きづらい。なぜなら、余ったお金というのを見てしまうと、どうしても、少しぜいたくをした後、残りを貯金へ……という気持ちになりがちだからです」

この状態について、伊部さんは次のような計算式で表現してくれました。

No image

大切なのは、今もらっている収入(給与)は、「今の自分のためだけのお金」ではなく、「未来の自分のためのお金」と考え、貯蓄に充てるお金を初めから取っておくことだといいます。

「ですから、未来の自分に必要なお金がどのくらいかを導き出し、そのために必要な毎月のお金を逆算し、それを収入からまず引いてしまうことが重要なのです。この計算式は以下のようになります」

No image

将来的に必要なお金を確保した上で、日々の生活費に充てる経費が算出され、その経費に即した生活をすることで、未来に対する安心が生まれると伊部さんは話します。経費に即した生活で余計な出費を防ぐことができれば、当然のごとく貯蓄は増えていきます。

利便性と引き換えのコストを見込んでおく

「私たちを取り巻く生活環境は日増しに便利になってきています。例えばスマートフォンなどの携帯端末を誰もが持つようになったのは、本当にここ数年の話です。そして、便利なサービスを享受した結果、私たちは通信料金という新しい経費を支払うことになっています。利便性を高めれば、コストが発生することは明らかです」

同じことは健康などにも言えそうです。多忙なビジネスパーソンは、健康な体を維持するために、ジムなどに通うこともあるかもしれません。もちろんジムに通い運動をすることは、脳や体の健康を保つために欠かせませんが、ここでもまたジムのコストが発生しています。

老後になれば、今よりも医療が進歩し、より良いサービスを受けられるかもしれませんが、そのときはまた今まで以上にコストが発生するかもしれません。

No image

「サービスの質が向上すれば、生活コストの単価は上昇します。身近なところで食品などの値上がりはもちろん、少子化に伴って大学などの教育産業は値上がりし続けています。こうしたお金のありようを考えられるようになることが、将来不安払拭の足がかりになるともいえます」

人生100年時代といわれる今、老後に再就職し年金以外からも収入をえているような人も増えてきています。

ですが、まず私たちが今のうちからできることとしては、健康なうちに将来のことを設計し、未来に対する備えをしておくこと。そのためには、まず自分の将来を「見える化」させ、必要なお金などを明らかにすること。

そうしてはじめて、将来に対する準備をどうすればいいのかが見えてくるのだと伊部さんは教えてくれたのです。

No image

<伊部洋さんのプロフィール>
PlanSmartプラチナ認定講師、エグゼクティブコンサルタント。
CFP®認定者(日本ファイナンシャル・プランナーズ協会会員)、1級ファイナンシャル・プランニング技能士。
1973年10月生まれ。東京都東村山市出身。学習院大学文学部史学科卒業後、野村證券に入社。1999年メットライフ生命(旧アリコジャパン)に転職し、CFP®として今までに1000世帯以上の家計改善の相談を受ける。
現在はママ向けセミナー、企業の社員向けセミナーなど、数多くのマネーセミナー講師も務める。その他、1級小型船舶操縦免許の資格を保有。

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

コラム総合カテゴリの人気記事

グノシーで話題の記事を読もう!
「0点」だった小学生の国語の回答が、むしろ天才的だった件!
こんなにおいしそうに見えるのに...残念ながら食べられない物いろいろ
平日の朝、起きてから出かけるまでに要する時間は?
牛肉「A5ランク信仰」崩壊...「実はおいしくない霜降り肉」離れ加速
【今週の運勢】1月22日(月)~1月28日(日)の運勢第1位は牡牛座! そまり百音の12星座週間占い
  • このエントリーをはてなブックマークに追加