深夜ドラマ「下北沢ダイハード」は実験的でマニアック!?気鋭の脚本・監督陣でドタバタ劇!

深夜ドラマ「下北沢ダイハード」は実験的でマニアック!?気鋭の脚本・監督陣でドタバタ劇!

  • エンタメウィーク
  • 更新日:2017/09/15
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深夜ドラマ「下北沢ダイハード」は実験的でマニアック!?気鋭の脚本・監督陣でドタバタ劇!

下北沢を舞台に、人生最悪の1日に巻き込まれた登場人物の悲喜こもごもをオムニバス形式で描くテレビ東京系ドラマ24「下北沢ダイハード」。スナックの常連客とママに扮した古田新太と小池栄子が案内人を務め、毎回、個性豊かな俳優陣が登場するパニックコメディ・ドラマだ。今作の特徴の一つは、小劇場で活躍する劇作家と気鋭の映像クリエイターがタッグを組んでいることだろう。

【画像】(C)「下北沢ダイハード」製作委員会

事実、今作に集まった脚本家、監督は強者ばかり。脚本は福原充則(ピチチ5)、上田誠(ヨーロッパ企画)、根本宗子(月刊「根本宗子」)、丸尾丸一郎(劇団鹿殺し)などが担当。上田はアニメ映画『夜は短し歩けよ乙女』、根本は3月に放送されたドラマ「こんにちは、女優の相楽樹です。」(テレビ東京系)の脚本を担当。福原は乃木坂46の舞台「墓場、女子高生」の脚本を、丸尾は演出を手がけている。

さらに監督陣も敏腕揃い。関和亮は、Perfumeのヴィジュアル演出や星野源の「恋」のPV監督でお馴染み。スミスは、斉藤和義の「ずっと好きだった」やHey! Say! JUMPの「真剣SUNSHINE」のPVを監督。山岸聖太も、乃木坂46の「サヨナラの意味」のPVや映画『傷だらけの悪魔』の監督を務めている。

そんなドラマも9月29日の最終回に向け、ラストスパート。第9話「幽体離脱した男」は、三浦直之(ロロ)が脚本、スミスが監督。アイドル・グループのメンバーのタクヤ(金子大地)が下北沢の小劇場に出演するが、本番1時間前に幽体離脱してしまう。舞台はもちろん生命もピンチを迎えたタクヤの前に現れた謎の少女・紗奈(岸井ゆきの)共に体に戻るため奔走する。第10話「悪魔にとり憑かれた女」は、丸尾が脚本、戸塚寛人(ドラマ『ぼくは麻里のなか』演出)が監督。ロック・バンド、ロノウェの初ワンマン・ライブ直前にボーカルのジャニス(夏帆)が「彼氏にフラれて歌えない!ライブはやらない!」と言い出し、バンドが危機に晒されるストーリーだ。

そして最終回第11話「父親になりすます男」は、えのもとぐりむ(ぐりむの法則)が脚本、関が監督。毎話ごとに他人の不幸話を得意げに話してきたジョン幕練(古田)が、いよいよ人生で最悪な1日を迎えてしまう。下北沢の再開発によって本多劇場が取り壊されることとなる中、開発推進派区議の娘(成海璃子)と開発反対派リーダーの息子(大東駿介)の結婚パーティが開かれることに。なんとジョンは反対派リーダーである新郎の父親の代役を務めることになってしまう。それまでママに「どうやって話を仕入れてくるの?」と訊かれてもとぼけていたが、ついに事情通の素顔が明らかになる可能性もあり、事の顛末が楽しみだ。

これまでにも、第1話「裸で誘拐された男」(TAIYO MAGIC FILMの西条みつとしが脚本、関が監督)では「相棒」シリーズ(テレビ朝日)の警視庁警務部首席監察官などクールな役柄の多い神保悟志が出演。トランクの中でマゾ心をくすぐられた。第2話「違法風俗店の男」(映画『オケ老人!』の細川徹が脚本と監督)では元AKB48の川栄李奈が風俗嬢を好演。続く第3話「夫が女装する女」(サンプルの松井周が脚本、スミスが監督)では、麻生久美子が女装癖のある夫に悩む。その夫を連続テレビ小説「とと姉ちゃん」(NHK)、「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」(フジテレビ)などで活躍する個性派、野間口徹が演じ、艶かしい女装姿も披露した。

そんな具合に前半から深夜らしい(?)悪ノリ気味な内容が続いた「下北沢ダイハード」。後半ではそれぞれドラマの中で体に変調をきたす金子大地と夏帆がどんなスパークした演技を見せるか注目だ。また、最終回は最終回でさらに“ダイハード”な展開になることは必至。人生最悪の1日に巻き込まれる主役は幕練だが、結婚パーティがドタバタ劇の舞台となってしまう新郎新婦も不幸そのもの。そんな若き2人を演じる成海と大東が翻弄されていく様にも期待がかかる。

放送は9月29日まで続く。1話完結形のオムニバスドラマだけに、これまで見逃してきたからといってそれまでのストーリーをおさらいする必要もない。今作から未来の宮藤宮九郎、そして岩井俊二が出てくる可能性もあるだけに、今からでもこの実験的でマニアックなドラマに接してほしい!

各話には下北沢の日常の風景が切り取られている。第4話「夜逃げする女」(ブルドッキングヘッドロックの喜安浩平が脚本、関が監督)では小田急線踏切跡地、最終回では本多劇場がストーリーのポイントとなっている。この街に訪れたことがある人ならば、主人公が右往左往する後ろの風景に見覚えがあることも多いはず。金曜深夜に下北沢の悲喜劇を楽しんだら、週末にはオシャレさと人間臭さが同居する街に出かけ、ロケ地散策をしてみるのもおすすめだ。

(文/兒玉常利@アドバンスワークス)

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