本場ではピザを揚げるらしいので食べてみたら、イタリア全土を魅了する中毒性を思い知った

本場ではピザを揚げるらしいので食べてみたら、イタリア全土を魅了する中毒性を思い知った

  • ロケットニュース24
  • 更新日:2019/06/27

どうやら本場ではピザを揚げるらしい。イタリアのミラノで大人気の包み揚げピザ専門店「IL PANZEROTTO(イル パンツェロット)」、その日本初上陸店が東京・代官山にあるという情報を入手した時、筆者は初めてパンツェロットと呼ばれる包み揚げピザの存在を知った。

しかもお店のHPによれば、パンツェロットはイタリアの代表的な家庭料理で、日本で言うおにぎりのような存在らしい。おにぎりに匹敵するって……つまり神旨(かみうま)ってこと? 少なくとも筆者はおにぎりという食べ物を神だと思っているのだが……イタリアの家庭の味が気になりすぎる。

・パンツェロットとの対面

そんなわけで、実際に確かめるべくお店に向かった。代官山駅からほど近い位置に「IL PANZEROTTO」を発見。

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同店は2019年1月にオープンしたばかりだという。そのおかげでパンツェロットを知れたので感謝しかない。オープンの数だけ出会いはある。

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そしてメニューの数だけ幸せはある。店先の立て看板には、モッツァレラチーズにトマトソースを合わせた「CLASSICO(500円)」、サーモンやクリームチーズの入った「SALMON(650円)」など、さまざまなパンツェロットの写真が載っていた。見慣れぬ光景ではあるものの、とても美味しそうだ。

どのパンツェロットにしよう。揚げられたピザの写真を眺めながら悩む時間は異様に楽しかった。スタンダードな「CLASSICO」を食べてみたいが、「SALMON」も実に気になる。

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などと考えていたら、さらにその隣の看板にまさしく「サーモンがお勧め」と書かれていて、ときめきを感じた。こういうときめきを大事にしていけば生活にハリも出るだろうと思い、「CLASSICO」と「SALMON」の両方を頼むことに。

店内には作り置きの商品が並んでいたが、5分から10分程度待てば、揚げたてのものを提供してもらうこともできるそうだ。パンツェロットのフルポテンシャルを味わうためなら、筆者の5分から10分など掃いて捨てられる。

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迷わず揚げたてコースを選び、地下のイートインスペースで待つ。ちょうど10分ほど経った頃に、店員さんが袋に入ったパンツェロットを運んできてくれた。まずは「CLASSICO」の方を取り出す。

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普通の平たいピザと違って、包み揚げピザは膨らんでいて立体感がある。マクドナルドの三角パイのようでいて、餃子のようでもある。だいぶおぼつかない比喩だが、実際に見るとそんな感じだ。

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ナイフとフォークが用意されていたので、それらを使ってパンツェロットに切れ込みを入れる。

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すると、中からピザのチーズがトロッと漏れ出てきた。全身を「あっ、これイイ……」が駆け巡る。普通のピザではできない体験だ。

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切り進めるごとに、どんどんと湧き出てくるチーズ。筆者の「今日のハイライト」を作るとしたら、確実にこのシーンが入る。

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具材があまりこぼれないうちにパンツェロットを手に取ると、チーズが糸を引いて伸びる。立て続けに「今日のハイライトその2」が来た。

我慢ならずにパンツェロットにかぶりつく。アツアツの生地はサクサクというよりモッチリしていて、ほどよい塩気が効いていた。そのすぐあとに、とろけるチーズの濃厚さとトマトソースの旨味が広がり、生地と具材のコンビネーションにあっという間に魅了される。

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具材が生地に閉じ込められていた分、普通のピザよりも風味豊かに感じる。そして具材に負けないほど生地も香ばしく、しっかりと味があり、そのおかげで全く飽きが来ない。夢中になって食べ進めるうちにパンツェロットは半分になり、4分の1になり、気づけばなくなっていた。

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間を置かずもう1つの「SALMON」を取り出し、ナイフで切る。細かく刻まれたサーモンがお目見えするや、その香りがふわりと解き放たれた。テイストが変わったことで食欲が刺激される。先ほどと同じようにかぶりつく。

脂の乗ったサーモンとクリームチーズのまったりとした味わいには、「CLASSICO」とは別の濃厚さがあった。しかし共通している部分もある。中毒性の高いモチモチの生地、ぎりぎりしつこくならないところで踏みとどまる風味は、依然としてこちらを虜にし続けている。

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パンツェロット……間違いなく神旨(かみうま)だ。もともとイタリア南東のプーリア州というところで生まれた料理らしいが、そこから全土に普及し、家庭料理にまで登り詰めたのも納得である。人を引きつける美点がいくつもある。「今日のハイライト」、3つ目以降はもう数えていない。

・パンツェロットに抱く予感

今回は空腹を満たす意味もあって2種類のピザを頼んだが、小腹が空いた程度なら1つだけ食べるのもいいし、あるいはイートインではなく、テイクアウトして食べるのもいい。気軽に楽しめる新たなピザとして、今後は日本でも愛好者を生んでいくだろうという予感がある。

興味を持った方には同店に足を運ぶことを全力でお勧めするが、その際、時間に余裕があれば出来立てのものを頼んでみてほしい。フルポテンシャルのパンツェロットは、あなたの「今日のハイライト」も間違いなく作り出してくれるはずである。

・今回紹介した店舗の情報

店名 IL PANZEROTTO(イル パンツェロット)代官山店
住所 東京都渋谷区代官山町20-9
営業時間 11:30~20:00(L.O.19:45)
定休日 無休

参照元:IL PANZEROTTO
Report:西本大紀
Photo:Rocketnews24.

▼本場でも大人気の包み揚げピザ、パンツェロット

▼ナイフで生地を切るとチーズがトロリ

▼神旨でした

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