お年玉ではない「お盆玉」って知っている? 相場は?

お年玉ではない「お盆玉」って知っている? 相場は?

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  • 更新日:2017/08/11

「お盆玉」という言葉を聞いた事があるだろうか。お盆の時期に子や孫にあげるお小遣いの事を指す言葉だが、近年その習慣が徐々に広がってきているようである。あおぞら銀行 <8304> の調査によると、シニア世代への浸透率は約3割となっており、浸透率は前年から上昇している。これからお盆の時期に入るにあたり、子や孫に贈る事を考えてみてはいかがだろうか。

■山形県の風習が全国へ 郵便局でも買える「お盆玉袋」

「お盆玉」という習慣は比較的最近注目を浴びるようになった。あおぞら銀行は55~74歳のシニア世代を対象にした「シニアのリアル調査(2017)」を発表しているが、「お盆玉」という言葉を知っている人の比率は28.9%となっている。浸透率は全体の3割程度に留まるものの、前年の16.6%からは10ポイント以上上昇しており、徐々に広がりを見せているとも言える。

「お盆玉」の起源は山形県の一部地域で行われた「お盆小遣い」という風習が元になっている。江戸時代に奉公人に「お盆小遣い」と称して、物を贈る風習が、子や孫にお小遣いをあげる習慣に変わったものである。「お盆玉」という言葉自体は最近作られたものである。山形県に本社を置く和洋紙製造・販売のマルアイという会社が作った造語であり、同社により商標登録されている。

マルアイは2010年から夏の風物詩をデザインしたポチ袋を販売しており、2014年には日本郵便も全国の郵便局で「お盆玉袋」の販売を開始している。今では大手の雑貨店等でも見かけられるようになり、言葉の浸透に比例して、習慣も浸透しつつあるようだ。あおぞら銀行によると、「お盆玉」をあげた事のあるシニアは7.5%である。「お盆玉」という言葉を知らないが、お盆の時期にお小遣いをあげた事がある6.3%と合わせると、13.8%のシニアが「お盆玉」をあげた経験があるという。

■「お盆玉」の平均金額は5900円 子や孫の為に支出を惜しまないシニア世代

あおぞら銀行の調査によると、「お盆玉」をあげた事のあるシニアの平均金額は5900円であり、前年の5700円から200円上昇した。同行が2016年12月に行った「シニアのリアル調査(2016)」では、シニア世代が孫に贈ったお年玉の平均金額は7900円となっており、お年玉よりは控えめな金額を贈る人が多いようだ。

「お盆玉」の浸透率はまだ高くないものの、徐々に存在感を強めている。また、「お盆玉」に限らず、多くのシニアは子や孫への出費を惜しまない傾向にある。子や孫の帰省にかかる費用を負担するシニアも多い。あおぞら銀行によると、帰省費用を負担した事のあるシニアは45.4%と半数近くに上る。負担する帰省費用の平均金額は3万1900円となっている。また、子や孫が帰省中に使う費用についても、平均で4万6100円という結果となっており、前年より3600円低下したものの、子や孫の帰省中に多くのお金を使っている事が分かる。

今どきのシニアは子や孫の為の支出を惜しまない傾向にあるようだ。「お盆玉」という習慣もそうしたシニア世代の考え方に後押しされ、今後、更なる広がりを見せる可能性もある。今年もお盆の時期となったが、子や孫の喜ぶ顔を見る為に「お盆玉」を贈るシニアも多いのではないだろうか。(ZUU online編集部)

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