米ペンシルバニア州で犬を外でつないで飼うことが禁止される!?

米ペンシルバニア州で犬を外でつないで飼うことが禁止される!?

  • @DIME
  • 更新日:2017/08/12

■連載/ペットゥモロー通信

外で犬を繋いで飼うことは禁止に(アメリカ:ペンシルバニア州)

犬は外に繋いで飼うもの。一昔前までは、それが当たり前だった。犬小屋や庭先、軒下に繋がれた犬たちは、人が通るとこれが役目と言わんばかりに吠えたてる。家族というより、番犬としてのイメージや役割が色濃かった時代である。

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しかし、時とともに犬は家族という意識が高まり、外飼いから室内へ。アニマル・ウェルフェアの概念が広がりを見せるにつれ、犬(ペット)たちの環境を見直そうという波が大きく動きを見せている。

そんな中で法律や条令が整備されることもあるわけだが、この度、アメリカのペンシルバニア州にあるレディングという町から聞こえてきたのは、たとえ私有地であっても、犬を屋外に繋ぎ、人の監視がなく長時間放置するような飼い方は禁止とする条例が取り入れられたという話だ。ただし、家事や雑用などを片付けるために、少しの間、外に繋ぐ場合は除外される(*1)。

だからといって、放し飼いを認めるということではないだろうが。

この条例は、動物虐待を防止するのはもちろん、吠え声による近隣からのクレーム対処の目的もあるらしい。

昼夜を問わず繋ぎっぱなしの状態は虐待にあたり、犬にとって不自由で、そのストレスから吠えるという行動に移行することもあれば、見知らぬ人が来た場合、犬には逃げ場がなく、不安や恐怖から咬むこともある、と関係者はこの条例の正統性を述べ、終始繋いで飼うような人はそもそも犬を飼うべきでないとも言っている。

近年では、これまでになかった動物に関わる新しい規制を目や耳にする機会も増えているが、そうした中で、筆者は、かつて「犬の身になって考えるとか、そういった思想自体がナンセンスである」と言った人のことを思い出した。人間至上主義とも思えるこの言葉は、折に触れて思い出し、考えることがある。

動物を、まるで人間であるかのように考えるのは、それこそナンセンスだろう。しかし、犬にとって、動物にとって、どうしてあげたらより生活しやすいのかを考えることは違うはずだ。こと犬や猫といったペットと呼ばれる動物たちは、長い歴史の中で人間の世界に取り入れてしまったのであるから、私たちはそれを考えてあげる責任も自ずと生じると思う。

そして、それは動物に偏り過ぎてもいけない。動物と人とがうまく折り合いをつけて、それぞれに暮らしやすいように考えてこそ、共に楽しく、ハッピーな生活が送れるはず。日々の何気ない生活の中に隠れているちょっとした気づきと配慮、そんな目を誰もが忘れずにいるならば、法律や条令に頼らなくとも済むのだろうが…。

参考資料:
(*1)New ordinance bans tethering dogs outside in Reading / Berks & BEYOND COUNTY, STATE AND REGION

文/犬塚 凛

構成/ペットゥモロー編集部

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