関東第一、4年ぶり16強!土屋が5失点も粘り完投/甲子園

関東第一、4年ぶり16強!土屋が5失点も粘り完投/甲子園

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  • 更新日:2019/08/15

第101回全国高校野球選手権大会第9日(14日、甲子園)2回戦3試合が行われ、関東第一(東東京)、鶴岡東(山形)、仙台育英(宮城)が16強に名を連ねた。関東第一は熊本工に6-5で勝利。土屋大和投手(3年)が7安打5失点、127球を投げ抜いて完投した。鶴岡東は丸山蓮外野手(3年)の2本塁打などで、今春の選抜準優勝の習志野(千葉)を9-5で下した。仙台育英は鳴門(徳島)に8-5で勝った。

27個目のアウトがコールされると、ピンチでも表情を変えないクールなエースがニコリと笑い、息を吐いた。最後は17個目の内野ゴロに仕留める遊ゴロ。台風の影響で強い風が吹き、土が何度も舞い上がる聖地で、土屋が9回5失点の完投。127球を投げ抜いた。

「自分の投球ができてうれしい。(次の)試合(3回戦)が迫っているので、自分一人で投げ抜けてよかったです」

経験が強い心を作り出した。ピンチでも「焦りはない」と動じない。実は、小・中・高と全て全国大会に出場してきた。東京・江戸川区立上一色中3年時には、中学軟式野球の全国大会決勝で、後に星稜に進む奥川を擁する石川・かほく市立宇ノ木中と対戦。2番手で登板し、3回無失点もチームは1-2で敗れた。「(奥川と)戦いたい気持ちはあるが、まずは一戦一戦」と見据えた。

高校入学時は171センチ、60キロと線が細かった右腕。徹底的に下半身を鍛え、14キロの増量に成功。体力だけでなく、武器であるコントロールと球の切れを身につけた。

なかでも関東第一伝統の「砂浜合宿」で鍛えられてきた。昨年12月末に千葉・九十九里浜で敢行された合宿では、起床すると、朝食よりも前に往復6キロ×3本=18キロの走り込み。息も絶え絶えに食卓につくと、朝から「手のひらサイズ」の茶碗10杯のご飯を腹に入れるのがノルマだ。その後もハードなメニューに挑み続ける。この合宿は一時期中止されたが、甲子園での勝利を目指して再開された。誰もが「これだけやってきたから大丈夫」と自信にする。

「目標は全国制覇。チームの勝ちに貢献できる投球をしたい」と土屋。エースが引っ張り、オコエ(楽天)を擁して4強入りした2015年の夏を超える。 (武田千怜)

土屋 大和(つちや・やまと)

2001(平成13)年12月1日生まれ、17歳。東京・江戸川区出身。小1から小6まで雷サンダースでプレー。上一色中3年時に軟式で全国大会準優勝。関東第一では1年秋からベンチ入り。最速140キロ。右投げ右打ち。175センチ、74キロ。

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試合後、整列してあいさつする関東第一ナイン。戦いは続く(撮影・桐原正道)

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