【サッカーコラム】ラモス瑠偉氏の日の丸への熱い思い「プライドをもって戦ってほしい」

【サッカーコラム】ラモス瑠偉氏の日の丸への熱い思い「プライドをもって戦ってほしい」

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  • 更新日:2018/02/15

【No Ball,No Life】日の丸の重みを語らせたら、この人の右に出る者はいない。2019年W杯を目指すビーチサッカー日本代表監督に就任したラモス瑠偉氏(61)が14日、東京都内で会見した。

「まずは生意気をいってもいいかな」

過去に4度のW杯を指揮。05年大会は4強入りした実績を持ち出し「それぐらいすごい男」と自己紹介。“ラモス節”の健在ぶりに、場内は笑いに包まれた。

16年12月に脳梗塞で倒れた。今回の就任にあたっては、健康を気にかける声も多い。それでも本人は「悪かったらここにいない。医者もビックリしている」と全快をアピール。ラモス氏を突き動かすのは、日の丸への強い思いだろう。最近の日本代表について聞かれると、急に真剣な口調に変わった。

「A代表にもいえることだけど、粘りやファイトあふれるプレーが足りない。野球だろうがゲートボールだろうが、日の丸は日の丸。プライドをもって戦ってほしい」

ラモス氏に言われると背筋が伸びる。人のハートに火を付ける語り口は現役時代と同じ。20歳でブラジルから来日し、観客もまばらな日本リーグで戦い、日本国籍を取得した。Jリーグが開幕した1993年には、W杯初出場の夢が砕け散った「ドーハの悲劇」が起きる。10番をつけたラモス氏たちの戦いぶりは、見る者の胸に迫るひたむきさあった。日本サッカーを変えようと、身を粉にして働いた多くの人々の思いを背負っていた。それが日の丸の重みの正体なのだと思う。

ラモス氏が指摘するように、6大会連続のW杯出場を決めた今のA代表にはハングリーさが欠けているのだろう。国内組だけで臨んだ昨年12月のE-1選手権では韓国に1-4で惨敗。宿敵が相手にも関わらず、選手からも監督からも覇気が伝わらなかった。

ラモス氏の言い方を借りれば「国内組だけのチームだろうが、日の丸は日の丸」である。日本協会の西野朗技術委員長は年末の会見で「(W杯出場を決めた)インパクトが消えかけている」と危機感を口にした。冷めた戦いぶりが、見る者にも伝染するのだ。

3月のベルギー遠征ではマリ、ウクライナと中立地で対戦する。客席はまばらに違いない。それでも「テストマッチだろうが、日の丸は日の丸」である。W杯イヤー最初の代表戦で、熱い気持ちを見せてほしい。(浅井武)

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ビーチサッカー日本代表監督に就任したラモス瑠偉氏。日本協会・田嶋会長(右)も全面支持

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