130年間未解決の「ビール暗号」がヤバイ! 解読すれば70億円、挑戦者は皆破産...あなたは解けるか?

130年間未解決の「ビール暗号」がヤバイ! 解読すれば70億円、挑戦者は皆破産...あなたは解けるか?

  • TOCANA
  • 更新日:2018/06/15
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画像は「Oddity Central」より引用

130年以上未解決の暗号文「ビール暗号」。そこには膨大な金銀財宝の在処が記されているというが、暗号のプロでも読み解くことができない史上最大級の暗号ミステリーとして知られている。

暗号の作成者は、トーマス・ジェファーソン・ビールと呼ばれる男。米ヴァージニア州某所に6500万ドル相当の財宝を埋めたとされる。今日「ビール暗号」として知られている3枚の暗号文は、1922年にビールが宿泊した宿屋の主人ロバート・モリスに預けたもので、ビールはモリスに暗号文が入った金庫を10年間保管した後、誰もその金庫を取りに現れる者がいなければ、錠前を破壊して中を見るように依頼していた。

そして、モリスは1845年に金庫を破壊し、3枚の暗号文と1枚のモリス宛の手紙を発見する。手紙にはビールがモリスに暗号文を託した経緯が書かれていた。現在の米ニューメキシコ州・サンタフェでバッファロー狩りをしていたビールとその友人らは、地面に埋もれた大量の金と銀を発見。その所在と分け前を暗号化した文書を信頼の置けるモリスに預けたというのだ。3枚の暗号文は、それぞれ財宝の隠し場所、財宝の内容、財宝を受け取る人々のリストだった。

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解読済みの2枚目の暗号文「Wikipedia」より引用

それ以来、モリスは暗号の解読に取り組むが、20年経っても1枚も解読することができなかった。そこでモリスは友人Aに全ての事情を打ち明け、解読を続けてくれるよう依頼。この人物の名前はこれまで明らかにされていない。

友人Aは、暗号文に「書籍暗号」と呼ばれる暗号化技術が使われていると喝破。これは、暗号の数字nと、ある書籍のn番目の単語の頭文字が対応しているというもの。そして、友人Aは、財宝の内容が書かれた2枚目の暗号文が「アメリカ独立宣言」と対応していることを突き止め、解読に成功する。その内容は、

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pre class="stxt">画像は「Mental Floss」より引用

「ビュフォードの店から4マイルほど離れたベットフォード郡の採掘抗で、地面より6フィートほどの深さに以下のものを埋めた。所有すべき者の名を同封の文書3に示す。

最初の埋蔵物は、1014ポンドの金と3812ポンドの銀で、埋蔵の日付は1819年11月である。 第2の埋蔵物は、1821年の12月に埋蔵したもので1907ポンドの金、1288ポンドの銀、そして輸送の安全の為にセントルイスで銀と交換した宝石類1万3000ドル相当である。

上記の金銀宝石類を、いくつかの鉄の容器に入れ、やはり鉄の蓋をした。採掘抗は粗い石垣のようになっているが、容器はしっかりとした石の上に置き、さらに石を積んで覆い隠すようにした。第1の書類には採掘抗の正確な位置を書いておいたので、容易に発見できるだろう」(Wikipediaより引用)

という内容だった。ここに書かれた金銀宝石類は現在の価値で6500万ドル(約70億円)に相当するという。莫大な財宝に心躍らした友人Aは財宝の隠し場所が書かれた1枚目の暗号文の解読に取り組むが、成功しなかった。その後、友人Aは1885年に暗号文を公表する小冊子を発行した。

それから130年以上経ち、プロ・アマ問わず暗号解読の専門家らも解読に挑戦したが、今日まで誰一人として成功した者はいない。だが、ヴァージニア州の法律では埋蔵物の所有権は土地の所有者ではなく発見者が持つということもあり、ビールの財宝を探し続け身を滅ぼす者は後を絶たないという。

海外サイト「Mental Floss」(6月4日付)によると80年代前半には、スタン・チャノフスキーという人物が7万ドル(約770万円)を投じ、7年かけてダイナマイトとブルドーザーを使い、財宝が隠されていそうな場所を探し回ったが見つからず破産。アメリカ暗号協会の編集者は、ビール暗号の解読に熱中しすぎたため、職を失った。

画像は「Thinkstock」より引用

『The Beale Treasure: A History of a Mystery』の著者ピーター・ヴィエマイスター氏は、人々を破産に追いやるビール暗号の魔力を語っている。

「ビール暗号を知ってしまったら、忘れることは難しい。薬物やギャンブルのように取り憑かれてしまうからです。影響されやすい人は、ビールの財宝を見つけるために全てを捧げてしまいます」

人々を魅了してやまないビール暗号だが、この暗号が本物に財宝の隠し場所を示しているという保証もない。さらに言えば、たとえビール暗号が本物であり、書籍暗号で書かれているとしても、暗号に対応している書籍が個人的な日記やメモだとしたら解読は絶望的だ。

2010年にはアメリカの富豪がロッキー山脈に隠した2億円相当の財宝の所在が記された詩を公開。全米から宝探し目的の人々がロッキー山脈に訪れたが、死者が続出したことで、問題となった。いつの時代も宝探しに胸ときめかせる人はいるものだが、自身の身を滅ぼしては元も子もない。何事もほどほどにしておきたいものだ。
(編集部)

参考:「Oddity Central」、「Mental Floss」、ほか

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