時代はチェルシーからリバプール? 英紙が移籍市場の流れを分析...昨シーズンから変化

時代はチェルシーからリバプール? 英紙が移籍市場の流れを分析...昨シーズンから変化

  • Football ZONE web
  • 更新日:2019/09/21
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リバプールとチェルシーの間では、多くの選手が行き来している【写真:Getty Images】

リバプールではなく、チェルシーを選んだ選手たちは?

今週末、プレミアリーグは第6節を控え、5連勝中のリバプールは敵地でチェルシーと対戦する。この試合を前にリバプールの地元紙「リバプール・エコー」は、これまで両クラブが獲得を目指した選手たちを取り上げ、その行き先の多くがチェルシーだったことを紹介。しかし、その流れが変わりつつあると特集を組んでいる。

リバプールとチェルシーの間では、多くの選手が行き来している。元スペイン代表FWフェルナンド・トーレス、元フランス代表FWニコラス・アネルカ、元イングランド代表MFジョー・コール、元イスラエル代表MFヨッシ・ベナユンと、名前を挙げればキリがない。両チームが縦に早いサッカーを志向していることもあり、移籍市場で狙う選手も重なるケースが多い。

元アイルランド代表FWダミアン・ダフは、ブラックバーンに在籍していた2002-03シーズンにクラブ内得点王となり、多くのチームの関心を集めた。当時、リバプールの監督だったジェラルド・ウリエ氏も獲得を熱望したが移籍金で合意に至らず、最終的にチェルシーへ加入。ダフは英専門誌の「フォー・フォー・ツー」のインタビューで「2回か3回、リバプールへの移籍に近づいた。行きたかったが、ブラックバーンがより多くの移籍金を求めていたんだ」と、当時の舞台裏を明かしている。

今季、チェルシーで10番を背負うブラジル代表MFウィリアンも、リバプール入りが目前に迫っていた1人だ。しかし、トリッキーなMFは、トットナムのメディカルチェックを受けた後、チェルシーに加入していた。ウィリアンによると「代理人が複数のクラブと交渉していて、合意に達するのを待っていた。彼らが僕のことを必要としてくれているのが分かった時、『チェルシーに行きたい』と決断したんだ」と、話している。

一方、フランス代表FWロイク・レミーは、QPRからリバプールへの移籍が決定的だった。14年夏にはプレシーズンのアメリカツアーにも参加したが、過去にメディカルチェックで心臓に問題があったことが指摘され、リバプールは最終的な合意に達していなかった。そして移籍市場が閉まる目前に、彼の獲得を発表したのがチェルシーだった。

記事では、その他の事例にも言及。14年にチェルシーに加入したスペイン代表FWジエゴ・コスタが、その1年前にリバプール加入の可能性があり、同年に現リバプールのエジプト代表FWモハメド・サラーも2クラブの中からチェルシーを選んで移籍。また現在、チェルシーの左サイドバックを務めるブラジル人DFエメルソンが17年にリバプールに加入の可能性があった背景を紹介している。

リバプールを選び、CL優勝をもたらした選手たち

多くの選手がリバプールではなく、チェルシーを選んできた歴史を紹介しているが、昨シーズンから、そんな状況が変わってきているようだ。

今夏、チェルシーには、アメリカ代表FWクリスティアン・プリシッチが加わった。リバプールのユルゲン・クロップ監督は、ドルトムントで将来を嘱望されていたプリシッチをトップチームの練習に参加させていた。クロップ監督就任後のリバプールは、プリシッチの名前も獲得リストに入れていたが、同ポジションの選手は十分にいたため獲得を見送ったという。

そして、チェルシーを差し置いてリバプールに加入する決断を下したのが、オランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクとブラジル代表GKアリソン・ベッカーだ。

クロップ監督がリバプールの監督に就任してからも、チェルシーは毎年のようにトロフィーを獲得。だが、その間にもアントニオ・コンテ監督、マウリツィオ・サッリ監督、フランク・ランパード監督と、指揮官は変わり続けている。そして今夏は補強禁止処分を受けることとなった。一方、リバプールはようやく昨季CLを制覇し、無冠だったクロップ監督もトロフィーを手にしている。

リバプールにとって、今シーズンは選手たちが移籍先として選択する可能性を広げる絶好のチャンス。週末のゲームは、そんな視点で見ても楽しめそうだ。(Football ZONE web編集部)

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