社会経験を積むと変化する? “同期”の存在とは

社会経験を積むと変化する? “同期”の存在とは

  • R25
  • 更新日:2016/10/19
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「同期の存在が嫌だと思った瞬間」の回答として目立ったのは「上司から比較されたとき」。気持ちはわかるが、同期を比べて競わせて成長させるのも会社の育成方法のひとつ。多少は我慢するしかなさそうだ 写真:Ushico / PIXTA(ピクスタ)

いきなり私事で恐縮だが、筆者は“同期”というものを持ったことがない。なので、会社員にとっての“同期”がどんなものなのか、それがよくわからないのだ。テレビドラマや映画といったフィクションの世界では、「お互いに助け合って苦難を乗り越えていくかけがえのない仲間」のように描かれたりする。もちろん右も左もわからない新人時代にともに過ごしているのだから、特別な関係であるのもわかる。以前、警察官の話を聞いた時に、「厳しい警察学校を助け合って乗り切ったからこそ特別な絆で結ばれている」と言っていた。警察はちょっと特殊な世界ではあるけれど、似たような傾向は多かれ少なかれあるだろう。

ただ同時に、同期は良くも悪くもずっと比べられ続けるものだし、時とともに出世のスピードや給与額に差が生まれたりする。そうなれば、ただの“仲間”なんていう甘っちょろいものでもないのでは、とも思うのだ。

最近では、新卒採用は1年で数人だけという会社も多くなっているし、“同期がいない会社員”も増えているだろう。きっと、彼らも筆者と似たような思いを抱いているかもしれない。

と、いくら妄想を働かせても仕方がないので、30歳前後の男性ビジネスマンたちが“同期”についてどのように考えているのか、アンケートを行った。対象は、20~30代の独身男性会社員225人だ。

●あなたにとって同期はライバル? 仲間?

仲間 83.6%

ライバル 16.4%

結果、同期は「仲間」派が圧倒的多数で、「ライバル」派に大きく水をあけた。さらに、「同期がいて“良かった” “嫌だった”と感じた瞬間があるか」を聞いてみても、「良かったと思ったことがある」が69.8%で「嫌だと思ったことがある」の14.2%をぶっちぎる結果に(23.1%は「どちらもない」と回答。複数選択可)。

つまり、世間の大勢は“同期=好意的な存在”と思っているということ。穿った見方をした筆者は反省しなければ…。

とは言え、これで終わってしまってもつまらない。というわけで、同期は「仲間」「ライバル」と思う理由について、それぞれ突っ込んで聞いてみた。

●「同期は仲間」派の理由

「みんな同じ苦労をしているので」(22歳)

「ずっと一緒にいるから」(24歳)

「同期しか吐けない愚痴がある」(24歳)

「同期の演出のおかげで大きな商談がきまりました」(28歳)

「部署が違う同期から有益な情報が貰える」(28歳)

「立場に差が生まれても、いざというときに頼れるのは同期」(38歳)

「部署が違うし、協力し合う部署間」(39歳)

●「同期はライバル」派の理由

「営業なのでどっちかと言えばやはり数字は意識をする」(23歳)

「切磋琢磨できるから」(24歳)

「出世の状況が気になる」(29歳)

「営業成績に応じて出世のスピードが異なったため」(32歳)

「仕事を取られると悔しいから」(35歳)

「役職を目指したいから」(37歳)

いかがだろうか。そう、年齢を重ねるにつれて同期はただの仲間というよりは“仕事をする上で必要な存在”に変化しているのだ。20代前半ならポストに差がつくことはあまりない。ただ、30歳を過ぎるといわゆる出世レースには差が生まれてくる。“ライバル”派にしても、最初は「数字を意識する」程度だったところが年齢とともによりシビアな理由に変わっている。

こうしてみると、どうやら同期は最初から最後まで同じ“仲間”ではなく、時間とともに変化していく間柄でもあるようだ。ちなみに、実際に同期がいて「よかったと思った瞬間」「嫌だった瞬間」がどんなケースだったのかを年代別にみても、より深い関係もしくは出世欲がうかがえる傾向があった。

●同期がいて「よかったと思った瞬間」

【20代】

「やめたいと思った時に相談に乗ってくれた」(24歳)

「同期同士での飲み会が楽しかったとき」(27歳)

【30代】

「他の部署の同期から情報をもらって根回しができた」(33歳)

「忙しいときに仕事を頼みやすいし、他部署でもムリをいいやすい」(36歳)

●同期がいて「嫌だった瞬間」

【20代】

「あいつの方が出来るから」(24歳)

「いつも比べられる」(28歳)

【30代】

「同期の人間に先に昇進された」(35歳)

「待遇のいい別の部署へ行ってしまった」(38歳)

夫婦の関係がいつも同じではないように、同期同士の関係も年齢にともなって変化していくことは間違いなさそうだ。とは言え、同期が仲間であるにせよライバルであるにせよ、良好な関係を保つことが望ましいのは事実。果たしてあなたの同期との関係はいかに?

(鼠入昌史/Office Ti+)

(R25編集部)

※当記事はに掲載されたものであり、掲載内容はその時点の情報です。時間の経過と共に情報が変化していることもあります。

※コラムの内容は、R25から一部抜粋したものです

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