「母親」をテーマにした日本のドラマに見る、日本の主婦の恐ろしさ―中国メディア

「母親」をテーマにした日本のドラマに見る、日本の主婦の恐ろしさ―中国メディア

  • レコードチャイナ
  • 更新日:2016/12/02
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「母親」がテーマのドラマといえば、必ず名家の財産争いや家庭内の世俗的ないさかいをめぐるストーリーが中心となっているのではないだろうか。資料写真。

「母親」がテーマのドラマといえば、必ず名家の財産争いや家庭内の世俗的な諍いをめぐるストーリーが中心となっているのではないだろうか。菅野美穂・松嶋菜々子のダブルキャストによるテレビドラマ「砂の塔〜知りすぎた隣人」は、「母親」ドラマに新鮮な風を吹き込んだ。主役を演じる菅野美穂さんは「砂の塔」を、「サスペンスの仮面をかぶった母親ドラマ」とたとえている。(文:胡広欣、羊城晩報掲載)

○生半可では到底務まらない日本の主婦:そのいさかいは「宮廷の諍い女」以上
日本には、「タワーマンション」と呼ばれる高級高層マンションがある。周辺の環境は非常に良く、室内の設備も完備されており、値段は当然高い。同ドラマの舞台となる50階建のタワーマンションは、明らかに「格差社会」の縮図だ。25階以上の高層階に住む家庭は低層階の家庭を見下す。また、母親たちは「ママ友」グループを形成し、どこかのグループに加わらないと孤立無援の状態に陥り、母親がグループから排除されると、子供も仲間外れにされる。

25階に新しく引っ越してきた女主人公・高野亜紀は、娘がマンションに住む他の子供たちと早く仲良くなれるようにと、「ママ友」グループに参加するよう迫られ、お金と暇を持て余しているが心の中は空っぽなリッチママたちの仲間に入る。

「ママ友」グループの内部は、決して和気あいあいとしたムードではない。誰もがこっそり他者と比べ合っている。誰の夫が一番有能か、どの家のインテリアが一番素晴らしいか、どの家の子供が一番優秀か、などのように。グループに所属している主婦が抱えるストレスは、中国のドラマ「宮廷の諍い女」に登場する後宮の妃の辛さに勝るとも劣らないといえる。

菅野美穂さんは取材に対し、「最初の頃、脚本はドラマの中の出来事にすぎないと思っていたが、監督によると、実際に取材して得られた情報が全てドラマに反映されているという。家庭の主婦は、夫や子供の世話をする以外に、忙しいなか時間をひねり出して、隣近所とうまく付き合っていかなければならない。専業主婦は呑気で楽な仕事だと、一体誰が言えるのだろう?」と語った。

○サスペンスドラマ:視聴率はどんどんアップ
「砂の塔」は、「夜行観覧車」や「Nのために」などのサスペンスドラマを手掛けた塚原あゆ子氏が演出を、「アリスの棘」で知られる池田奈津子氏が脚本を担当した。サスペンスドラマでの2人のコラボレ―ションは、人気・実力派同士の組み合わせで、市内で連続して起こる幼児失踪事件がドラマ全編を貫いており、事件とドラマでの役回りが複雑に絡み合っている。

だが、サスペンスドラマという点からみると、「砂の塔」の展開はやや遅いペースになっている。冒頭では、マンションに住む主婦の腹の探り合いや裏でのいさかいに長時間を割いた。あるネットユーザーは、「このドラマは、どこにでもあるような平凡なストーリーで、目新しさは特に感じられない」と感想を漏らした。このような状況から、ドラマの視聴率は当初芳しくなく、放送第1回は9.8%にとどまった。だが、中盤に入ると、サスペンスの雰囲気がより濃厚さを増してきた。この2週間でストーリーはだんだんとクライマックスに近づき、視聴率も2桁の大台に乗り、10.1%となった。

○ドラマの見どころは2人の主役女神:ドラマでは敵同士だがプライベートでは仲良し
このドラマは、菅野美穂の出産後主演復帰第一作で、出産前に主演したドラマ「結婚しない」から4年ぶりの主演となった。ここ4年で、人気男優・堺雅人と結婚、出産という人生の一大事を経験した。ドラマに復帰したことについて、彼女は、「4年間女優業を完全に休んでいたので、体力面でやや心配はあるが、脚本を読み終えた時、本当に面白いドラマだと感じた」と話した。

「砂の塔」の見どころの一つは、菅野美穂と松嶋菜々子という2大ドラマ女優の豪華なる共演だ。面白いことに、かつては「悪女役」専門だった菅野美穂が、本ドラマでは、「小羊のようなかよわい女性」を演じる一方で、「良妻賢母の代表」である松嶋菜々子が、17年ぶりにドラマで悪役を演じている。ここ数年、「昼顔」、「ナオミとカナコ」、「賢者の愛」などドラマから「薫陶」を受け、視聴者は女性の「愛情と憎しみの混在」について驚かなくなった。だが、「砂の塔」では、菅野美穂と松嶋菜々子は、ただひたすら憎しみあうだけだ。弓子は表面的には亜紀に援助の手を差し伸べるが、その裏では、ありとあらゆる策を講じて亜紀の家庭を不幸のどん底に陥れようと企んでいる。

ドラマでは、この二人は「水」と「火」のような間柄だが、ドラマを離れると、「女神の主婦」である2人はとても仲が良い。16年前に「百年物語」で共演したが、その後の共演はほとんどなかった。そして今回、ついにダブル主演での共演が実現した。菅野美穂は、「彼女との共演はとても楽しい。松嶋さんが現場にあらわれると、雰囲気ががらりと変わる」と松嶋をたたえた。(提供/人民網日本語版・編集KM)

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