【球界ここだけの話(1243)】日本ハムの若手が台頭する理由、栗山監督の哲学と無縁ではない

【球界ここだけの話(1243)】日本ハムの若手が台頭する理由、栗山監督の哲学と無縁ではない

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  • 更新日:2018/04/17

野球は運に左右されるスポーツだ。ボテボテのゴロでもバウンドが変わって安打になったり、いい当たりでも野手の正面でアウトになることはよく見る光景だろう。無失点で抑えても援護がなければ勝ち投手にはなれないし、打点も走者の状況でどれだけ稼げるかが変わってくる。自分でコントロールできないことは案外多い。

その「運」について頭を悩ませていたのが、日本ハム・栗山英樹監督(56)だ。2012年からチームを指揮し、2度のリーグ優勝を経験する中で、実力はあるのになかなか結果に結びつかない選手をたくさん見てきた。「やっぱり運のいい人と悪い人がいる。それはなぜなのか」-。考え続けた結果、ある一つの境地に達したという。

「このオフは相当調べたんだけど、ある人に聞いたときに、『人間の運は1000年生きれば平等になる』というのがすごく腑に落ちて。100年くらいしか生きないから運がいい人と悪い人が出てくるけど、1000年、2000年も生きたら、絶対運もプラスマイナス(ゼロ)になる。なるほどなあ、って」

考え方としては、数学の「大数の法則」と同じだろう。簡単にいえば、多くの事例を重ねるほど確率通りになる、という法則のことだ。コインを投げたときに表が出る確率は2分の1だが、2回投げてどちらも表が出ることは当然あり得る。だが、1万回投げれば表が5000回に近い数字になる、ということだ。

コインとは違う人間に大数の法則を当てはめることが数学的に正しいかは別としても、考え方としては納得ができる。運は支配できないが、選手を送り出す側としての心構えが変わってくる。

「だからこっちとしては選手に『頑張れ』って言ってあげられる。俺がそう思えているか、という話。説得力としてね」と栗山監督はいう。一球一打で判断するのではなく、「きっと次はうまくいく」と選手を信じて辛抱強く使い続けることが栗山野球の哲学の一つだろう。多くの若手が台頭する理由と監督のそうした姿勢は無縁ではないはずだ。(伊藤昇)

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選手を信じて辛抱強く使い続ける日本ハム・栗山

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