『スター・ウォーズ』新3部作の監督、意外すぎるその抜擢理由とは?

『スター・ウォーズ』新3部作の監督、意外すぎるその抜擢理由とは?

  • シネマトゥデイ
  • 更新日:2017/11/12
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『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』を撮影中ライアン・ジョンソン監督 - (C) 2017 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.

映画『スター・ウォーズ』の新たな3部作の製作と、そのクリエイターが決定した。ルーカスフィルムによると、これは現在進行中の3部作ではなく、その次の3部作を、本年12月15日公開の『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』のライアン・ジョンソン監督が手掛け、少なくとも3部作の第1作は彼が監督する。(平沢薫)

実はジョンソン監督の抜擢は、ファンにとってそれほど意外ではない。この9月には、現在進行中の3部作完結編『スター・ウォーズ/エピソード9(仮題)』を監督する予定だった『ジュラシック・ワールド』のコリン・トレヴォロウが降板したが、その時もまず、『スター・ウォーズ』ファンの間で監督候補の噂になったのが、ジョンソン監督だったのだ。結果的には『エピソード9』の監督は『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のJ・J・エイブラムスになったが、この監督がまず噂になったのには理由がある。それは、彼が『最後のジェダイ』の撮影中、スタジオ上層部とのトラブルがなかったうえに、このような大作にはつきものである、こだわりによる撮り直しもなく、12月公開の同作を9月に完成させるという余裕のあるスケジュールを実現した監督だからだ。

このような納期と予算を守ることはビジネスの常識だが、最近のルーカスフィルムの映画では、むしろ異例。この頃の『スター・ウォーズ』といえば、監督降板と再撮影が通例になっているからだ。昨年公開の『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』は映画完成前からかなりの量の再撮影が噂になり、今年6月にはハン・ソロのスピンオフ作品『ソロ/ア・スター・ウォーズ・ストーリー(原題)』から『LEGO(R)ムービー』の監督コンビ(フィル・ロードクリス・ミラー)が降板、そして9月に『エピソード9』の監督が降板した。そんな中、『最後のジェダイ』だけは、監督の降板もなく平穏だった。

また、昨今の2件の監督降板の理由は公式には「クリエイティブ面での意見の相違」だった。ジョンソン監督とルーカスフィルムの間には、クリエイティブ面における意見の相違がなかったということも考えられる。では、ジョンソン監督はルーカスフィルムCEOでプロデューサーを務めるキャスリーン・ケネディの言いなりだということなのかというと、それはちょっと違うのではないかと思われることがある。

実はこの監督、純粋な『スター・ウォーズ』ファンと思われる言動が多いのだ。例えば、10月に『最後のジェダイ』の本予告が世界一斉公開された時には、Twitterで「わずかでもネタバレを知りたくないなら、本予告は避けたほうがいい」とつぶやいたのがこの人。すぐに「予告編はすごくいい」と前言をフォローするツイートをしたが、これはもう監督というより“ファン目線”の発言だろう。インタビューでは、この映画を監督する時に気をつけたことを問われるたびに「自分の内部にある“『スター・ウォーズ』ファンの気持ち”に忠実であることを心掛けた」と答えている。

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ジョンソン監督が手掛けた『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』 Walt Disney Studios Motion Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズ

こうした言動から、この監督は、他の監督たちのように“自分流の独自の『スター・ウォーズ』”の創造を目指すのではなく、“シリーズファンである自分が好きな『スター・ウォーズ』”の創造を目指しているのではないだろうか。そして、それがルーカスフィルムの目指すものと合致しているのではないか。そんな気もしてくるのだ。

ジョンソン監督が手掛ける、新3部作の公式情報はまだ少ない。まず、スカイウォーカー家の物語ではない。そして、同じ宇宙だがこれまで描かれなかった場所が舞台になる。この2点だけだが、この条件でジョンソン監督が作り出すなら、全てが新しく、しかもこれまでのSWファンを興奮させる『スター・ウォーズ』が誕生するのではないか、そんな期待が高まってくる。

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