大林監督、脳にがん転移していた!肺がんで闘病中の昨年判明も「奇跡的に消えた」

大林監督、脳にがん転移していた!肺がんで闘病中の昨年判明も「奇跡的に消えた」

  • SANSPO.COM
  • 更新日:2018/08/10

がん闘病中の映画監督、大林宣彦氏(80)が9日、故郷の広島・尾道市で、新作映画「海辺の映画館-キネマの玉手箱-」(仮題、来秋公開予定)の撮影の合間にサンケイスポーツの独占取材に応じ、がんが脳に転移するも奇跡的に消えたことを激白した。プロデューサーの夫人、恭子さん(80)も網膜剥離(はくり)の手術を受けたばかり。大林監督は互いに支え合いながら、夫唱婦随で傑作を目指す覚悟をみせた。

瀬戸内海の潮風薫る倉庫群。その一つにセットを組み、7月1日から故郷・尾道市で約20年ぶりとなる撮影を続ける大林監督が仰天告白した。

「実は去年3月、がんが脳に転移したんです」

大林監督は6年前に前立腺がんを発病。克服したと思った矢先の2016年8月、今度は末期の肺がんで余命3カ月と告知された。手術は受けず、抗がん剤で劇的にがんが縮小したが、昨年、脳に転移が判明。「でも、放射線治療で奇跡的に消えたんです」と医学の進歩に感謝した。

その後は2週間に1度の定期検診を受け、数値に異常はない。顔は日に焼け目にも力がある。だが、「抗がん剤で味覚障害になっちゃってね」と食欲が減退。70代のときの身長1メートル75、ベスト体重72キロが現在、1メートル60、体重54キロになったことも明かした。それでも映画への熱は衰えない。

新作の「海辺の-」は映画館にいた若い男性3人が、映画の世界に吸い込まれ時空を超えて戦乱に巻き込まれる物語。広島で被爆する実在した劇団「桜隊」のヒロインの少女を救おうと奔走する姿が描かれる。出演陣は今秋発表の予定で、大物や芸達者がそろう。

7月上旬の西日本豪雨で男女計2人が死去、一時断水した尾道市。撮影も予定変更を余儀なくされた。「それでも、地元のエキストラの皆さんにも助けられ撮影は順調。戦争の悲惨さ残酷さを子供たちにも分かる内容にして、地元に恩返ししたい」と力を込める。

大林作品を支えてきた夫人の恭子さんは3年前、両足を骨折。6月には網膜剥離の手術を受け尾道入りが7月中旬になった。恭子さんは「監督の体調チェックが主な仕事」と笑うが、現場でのきめ細かい気配りが周囲をホッとさせている。

15日の終戦記念日あたりに尾道での撮影が終わる予定で、9月から東京に移る。大林監督は「あと2作、構想がある。死ぬまで現役だ」と笑顔で誓った。もちろん、それは恭子さんがいてくれるからでもある。

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撮影に使う小道具の映画フィルムを入念にチェックする大林監督と恭子夫人。病気やけがを乗り越え、夫唱婦随で撮影を続ける =広島・尾道市

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