ルーティーン化で、取捨選択の時間を最小化する:『サイボウズ式』編集長・藤村能光さんの仕事術

ルーティーン化で、取捨選択の時間を最小化する:『サイボウズ式』編集長・藤村能光さんの仕事術

  • ライフハッカー[日本版]
  • 更新日:2016/10/18
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敏腕クリエイターやビジネスマンに仕事術を学ぶ「HOW I WORK」シリーズ。今回は、サイボウズ株式会社が運営するオウンドメディア『サイボウズ式』の編集長、藤村能光(ふじむら・よしみつ)さんの仕事術を伺いました。

『サイボウズ式』は、「『新しい価値を生み出すチーム』のための、コラボレーションとITの情報サイト」をコンセプトとして2012年にスタートし、藤村さんは2015年1月より編集長を務めています。

ライフハッカー[日本版]と同じく、ワークスタイルに関する最新トピックや仕事論について発信する『サイボウズ式』ですが、編集長である藤村さんが実践する仕事術はどのようなものなのでしょうか?

居住地:東京
現在の職業:『サイボウズ式』編集長(サイボウズ株式会社 コーポレートブランディング部)
現在の携帯端末:フリーテル REI
現在のPC:MacBook Air/Windows Surface

1. 「これがないと生きられない」アプリ/ソフト/道具は何ですか?

Google Keep:
簡易なメモアプリで、Android端末やスマホから仕事のToDoや日記を書き込んでいます。Google音声入力ツールと連携させ、音声でメモを取ることも多いです。

Kobito:
Markdown エディタです。社内向け文章の多くはMarkdownを使って記述するので、メモツールとして活用しています。

Workflowy:
アウトライナーツールです。文章を構造化する時に、必ず使います。PCと同期・連携できるスマホアプリもあり、どんな環境でもメモを構造化できる点が気にいっています。

kintone
業務プロセスに即したアプリを、ノンプログラミングで開発できるツールです。データベース由来のツールにコミュニケーション機能が備わっており、フロー/ストックコミュニケーションの両方ができる点で重宝しています。

2. 仕事場はどのような環境ですか?

こんな環境です。エントランスでも執務室でも、気軽にチームでコミュニケーションができるオフィスになっており、オフィスの至る場所で人が集まれます。個人的には、1日の時間の多くをチームの情報共有に使っています。

会社自体は、時間と場所にとらわれずに自由に働ける制度があり、仕事の種類に応じて会社以外の場所で仕事をしています(あ、この原稿は在宅勤務をしながら自宅で執筆しています)。

3. お気に入りの時間節約術は何ですか?

ルーティーンを取り入れることです。1日の予定の中でルーティーン化できるものはなるべく仕組み化して、お風呂に入ったり歯を磨いたりするのと同じように、考えることなく実施できるようにしています。自分の行動や考えの軸を常に刷新し、迷ったり、取捨選択したりする時間をなるべく最小化したいと思っています。

4. 愛用している、仕事をうまく進行させるためのツール(ToDoリスト、アプリ、道具など)はありますか?

無印良品の「らくがき帳」とパイロットのボールペン「Vコーン」。企画系の仕事では、「常に自分の時間を確保して、考え続ける」ことが求められます。考えるために有効なのが、頭に思い浮かんだことを可視化して、つなげたり、広げたり、削ったり、編集したりすることです。

自由な発想には、パソコンやスマホの画面経由よりも、紙とペンを使う方がしっくりきます。無印良品のらくがき帳とパイロットのボールペン「Vコーン」は、考えたことを簡単に言語化したり、図示したりするのにとても役立ちます。

5. 携帯電話とPC以外で「これは必須」のガジェットはありますか?

Happy Hacking Keyboard BT:
メディア運営の仕事では、文字を作り出す時間が圧倒的に多いです。ストレスなく打鍵できるキーボードの存在は欠かせません。心地よく打鍵でき、ミスタイプが少ないキーボードをずっと探していて、ようやく見つけたものです。記事の企画、編集、執筆に加え、社内向けの文章や議事録、グループウェア上の書き込みなどに使っています。

Logicoolのトラックボールマウス:
心地よく、ストレスのないマウス操作は、仕事を楽しくしてくれます。手首を固定したまま、親指の動きだけでマウスカーソルを移動させられるトラックボール、慣れてしまうと別のマウスには戻れません。

6. 仕事中、どんな音楽を聴いていますか?

仕事中はあまり音楽を聴きません。チーム内での目と目を見合わせた気軽なコミュニケーションが、チームを強くすると感じているからです。音楽を聴く時は、原稿に集中したい時。その場合は、Electronica、HOUSEなどのインストゥルメンタル音楽を選び、BGMとして流すくらいです。

7. 仕事において役に立った本、効果的だった本は何ですか?

入社1年目の教科書』(岩瀬大輔):
仕事で大事なのは、ていねいな基本動作。それを完璧にするための基礎本です。今になっても、基本動作の初心を忘れないように。定期的に読み返します。

記者ハンドブック』:
ブランディングや編集企画の仕事では、「正しい言葉」を使う必要性をよく感じます。誰にでも伝わる日本語を書けるようになりたいという気持ちに、本著はよく応えてくれます。

インターネット的』(糸井重里):
本著で言及されている「リンク」「フラット」「シェア」というインターネット的な概念は、コミュニケーションがネット中心の仕事をする上で常に意識しています。

8. 現在、どんな本を読んでいますか?

マーケティング・ブランディング関連の昔の本:
『ブランディング22の法則』『手書きの戦略論』『USJを劇的に変えた、たった1つの考え方』など。マーケティングでは「変わらない原理原則」に立ち戻って考えることが多いので、そのヒントになる本をよく読みます。

DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー:
仕事において「本質的に変わらないものは何か?」を考える時に、よく読みます。論文には答えが書かれていないことが多いので、「自分だったらどうするか」という仮説を頭の中に巡らせながら読めるのが良いです。

暮らしに関する本:
ドミニック・ローホーさんや松浦弥太郎さんなど、「暮らしを良くするヒント」が書かれた本をよく読みます。これまでの経験をもとに、暮らしに対する判断基準を1つずつ作り上げていく過程が好きです。

9. 睡眠習慣はどのようなものですか?

毎日ルーティーンで睡眠を摂ることが重要だと考えています。毎日0時前後に就寝し、6時半に起床する。このリズムを崩さないことを心掛けています。

10. 仕事をよりよく進めるために「習慣」にしていることはありますか?

タスクごとに、1週間ごと、1カ月ごと、半期ごと、と期間を分けて、振り返りを実施しています。KPT(Keep/Problem/Try)と呼ぶフレームワークを取り入れると、振り返りがやりやすくなります。大事なのは、常に仕事を客観的に見て、改善点がないかを考えること。自分で考えるプロセスを習慣化できれば、自ずと改善が進んでいくようになります。

11. いまお答えいただいている質問を、あなたがしてみたい相手はいますか?

糸井重里さん。物事の本質を考え抜き、それを誰もが分かる言葉にして伝えるのが、抜群にうまいと思うからです。仕事のロールモデルの一人である糸井重里さんの、頭の中をのぞいてみたいです。

12. これまでにもらったアドバイスの中でベストなものを教えてください。

「本物との差を決定的に分ける一線って、いったい何なんですか!?」「人格だよ。」(『G戦場ヘヴンズドア』より)。2人の高校生がマンガという作品を書き上げる本著で、主人公の1人が漫画家の先生に、作品作りについて必要なものは何かを問いかけたときのやりとりです。あらゆる仕事は、人と人で成立していると思います。人に対して感謝の気持ちを忘れないようにするとともに、自分自身がしっかりとした人格を持っておくことが必須だと感じました。

13. そのほかに読者へ伝えたいことがあれば、教えてください

ライフハックって楽しいですよね。常に自分を客観的に振り返りながら、現状の仕事やくらしをより良くしていくものだからです。Happy Life Hacking!! (ライフハッカー[日本版]でも読める、サイボウズ式のブロガーズ・コラムもよろしくお願いします!)

参考:事業会社マーケターの散歩道|藤村さん個人ブログ

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