彼氏が結婚してくれないなら、二股上等!婚活市場に舞い戻った女に訪れたチャンス

彼氏が結婚してくれないなら、二股上等!婚活市場に舞い戻った女に訪れたチャンス

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  • 更新日:2017/11/18

―私、年内に婚約するー

都心で煌びやかな生活を送る麻里・28歳は、ある日突然、こんな決意を固めた。

女の市場価値を冷静に受け止めれば、20代で結婚した方が絶対お得に決まっている。

掲げた目標は“今年中にプロポーズされる”こと。

麻里は本気の婚活を決意し、運命の男・優樹に出会う。しかし彼には別れられない恋人がおり、修羅場の末に奪還を果たしたが、付き合って早々に結婚の話はしたくないと断言されてしまった。

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「麻里...あんまり落ち込まないで。それ、“ハイスぺ男あるある”だよ」

なりふり構わず泣きじゃくる麻里を、親友のみゆきは冷静に慰めてくれる。

『アビス』でのデートで、口喧嘩の末に優樹から置いてけぼりを食らった麻里は、ショックのあまり親友の家に駆けこんだ。

「でも......ちょっと結婚の話をしただけで自分勝手呼ばわりなんて、いくら何でもヒドイと思わない?普段は本当にラブラブなのよ。なのに......」

元カノの被害を被っても、NY土産がGodivaのチョコレート1つでも、優樹ならば良いと思えた。港区女子的思考を持つ麻里にとっては、これは“愛”ゆえの意識革命とすら言える。

だが、“結婚”の一言が地雷となるのは、さすがに危機感を持たずにはいられない。

このままでは、華の20代という貴重な時間を無駄に費やす可能性があるのだ。

しかし、愛し合う恋人同士、しかもアラサーの男女が結婚を視野に入れて交際するのは、それほど悪いことだろうか。

「きっと私なんか、結婚する価値ゼロの女なんだわ......」

やっと優樹ほどの理想の男に出会えたというのに、このオチはさすがに辛すぎる。考えれば考えるほど、麻里の目には涙が溢れた。

結婚したいならば、優樹は諦めるべき?それとも...

“攻略難易度”が高い男の実態

「麻里...そんな悲観的にならないでよ。ほら、やっぱり同年代のエリートって変人が...いや、少し変わった男が多いじゃない?」

「変わった男...?」

「何ていうか......若さ特有のプライドの高さっていうか...真面目な男の方が意外に頑固だし、そもそも彼は難易度の高めの人種なのよ。だから、麻里がどうこうって問題じゃないわ」

―難易度高めの人種―

麻里はみゆきの言葉にハッと息を飲む。

婚活に精を出すにつれ、実は二人が薄々気づいたことがあった。それは、“男の人種別・攻略難易度”である。

例えば、港区おじさん的な人種や、35歳を過ぎてピークアウトしたエリートをたぶらかすのは、わりと容易い。

彼らは年齢的にも包容力や柔軟性を身につけていることが多いし、また人生経験の豊富さから、基本的に女に優しく、世代的にも根本的に女に甘い。

また自身も性格に難アリのため、女の欠点や多少の性格の悪さへの許容力も高いのだ。(元彼のサトシはコレに当てはまる)

そしてハイスぺでチャラチャラと遊んでいる若い男たちも、自身の業の深さゆえ、どちらかと言うと話の分かる人種である。

イケメン商社マンのハルくんのように、本命にはならずとも、わりと協力的だ。

それに彼らのような男は、遊びと本気をきちんと使い分けるため、いったん一人の女に夢中になると、何気にサクっと電撃婚や授かり婚に踏み切り、意外に良き夫、良きパパになる確率も低くない。

「うそ......優樹くんて、難易度高め系のカテゴリかな......」

「そうよ。私たち、さんざん場数を踏んで来たんだから、冷静になれば麻里も分かるでしょう」

そして、二人が何気に攻略難易度が高いと判断したのは、優樹のような“地味で真面目な若いエリート”である。

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不景気世代の申し子ながらも、勤勉さと努力でそれなりのステータスを手にした彼らは、理想より現実を重視し、夢よりリスク回避を優先する。

彼らは真面目で優しく、結婚相手として文句ナシだが、だからこそ、女にもヘタな理想や幻想を抱きがちだ。

さらに厄介なのは、彼らは一見ピュアで世間知らずでも頭は良いから、石橋を叩いて歩くような疑り深さや頑固さがあり、手玉に取ろうとも一筋縄ではいかない。

素のままで臨めば我儘だの遊んでそうだの思われ、猫をかぶれば裏がありそうだと勘ぐられる。

要は一番面倒くさい人種でもあるため、年内婚約を目標にするならば、なるべく避けるべきと思っていたのだ。

「じゃあ私、やっぱり優樹くんとのゴールインの可能性は低いの......?」

「まぁ...優樹くんが好きなら、とりあえずキープして他も探したら?一番の近道は、やっぱり“結婚したい男”を見つけることだからね...。

でも麻里。婚活に情けは不要、結婚してもらえないなら、二股でも三股でも上等よ」

親友の現実的なエールに、麻里は深い溜息をついた。

そうして、食事会に参加することに決めた麻里だが...?

出戻り女を待っていた、意外な男

―あぁ...私、またここに舞い戻って来たのね......。

賑やかな渋谷の駅前を抜け、国道246沿いにひっそりと佇む和食店『食幹』に辿り着いた麻里は、深く息を吐く。

今宵は優樹とのデート......ではなく、久しぶりの食事会だった。

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彼とはあの言い争いから数日、お互いに連絡すらとっていない。よって、身動きが取れずにただ撃沈し続ける麻里を、みゆきが無理矢理に食事会に連れ出してくれたのだ。

―本当に、いいのかな...。

“イチ抜けた”

つい先日までそんな風に思っていたのに、またお食事会三昧の日々に戻るのは、何とも言えない惨めさがある。

今年のはじめ“年内婚約”という目標を定めたばかりの頃は、週に何度食事会をしようとも、気疲れなんかせずに意気揚々と挑んでいた。

しかし今夜の気の重さと言ったら、家に引きこもっていた方が断然楽であろう。

―本気で婚活するなら、1日1秒たりともサボってる暇なんてないのよ!―

しかし、みゆきの喝が頭に甦る。

―はぁ、とりあえず行ってみよう...。

そして、まだ見ぬ男性幹事の名前を告げ、店の奥の個室に案内されたとき、麻里は絶句した。

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「また、お前かよ...」

そこには、以前一度デートでケンカ別れし、その後の食事会で再度鉢合わせてしまった和也がいた。先に着いていたみゆきは“ゴメン”と目配せしているが、時すでに遅しである。

「お前、彼氏できたって聞いたけど?フラれたの?」

相変わらず、KYでカチンと来る喋り方だ。怒鳴り散らしたい気持ちを堪え、麻里は必死で笑顔を浮かべ、柔らく答える。

「一応、食事会に参加してるんだから......察してください♡」

「まぁ、たしかに」

和也は鼻で笑うように言うと、それ以上突っかかることはしなかったが、麻里は結局、この場を楽しむことはできなかった。

3:3の食事会は、麻里がうまく会話に入らなくとも盛り上がっていた。みゆきが言った通り、男性メンバーはなかなかイイ男たちだったし、女性サイドだって悪くない。

しかし、麻里の頭の中は、すでに優樹への恋しさと切なさでいっぱいになっていた。

―私、一体何してるんだろう......。

そうして一人時間を持て余し、黙々と食事を続けた。

「ぉぃ......ぉぃ......おい!お前...いい加減起きろよ!もうすぐ閉店するぞ」

ハッと気づくと、和也の顔が目の前にあった。

「......え、え?!他のみんなは?!」

どうやら麻里は、酔って寝ていたようだ。気づけば店の個室には、和也と二人きりになっている。

「二次会のカラオケ行った。お前が寝てて起きないから、俺が残ってやったんだけど」

「う、うそ?!ごめん!!あ......じゃあ、私帰る......!」

麻里は急いで帰り支度をする。よりによって和也に介抱されるなんて、恥ずかしさと気まずさで頭が混乱状態だ。

「...ちょっと待てよ」

突然、腕を掴まれた。

そして彼の次の一言に、麻里は酔いも眠気も一気に吹き飛んだ。

「俺と、付き合おうよ」

和也はいつもの拗ねたような口調で、しかし、まっすぐに麻里を見つめていた。

▶NEXT:11月19日 日曜更新予定
KY男・和也のガチ告白?!「ありえない」と一網打尽する麻里だが...?

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