道に捨てられ、声をからしていた子猫 今は腕の中で喉をゴロゴロ

道に捨てられ、声をからしていた子猫 今は腕の中で喉をゴロゴロ

  • sippo
  • 更新日:2019/07/01

真夏の太陽が照りつける道路で、紙袋に入れられ、子猫が捨てられていた。必死に助けを求めて鳴いたのだろう。保護時にはガラガラ声で、「ダミ子」と呼ばれた。そんな子猫も引き取られ、今では幸せに暮らしている。

記録的な猛暑となった2018年夏。各地で最高気温が40度を超え、アスファルトの路面は素手で触れないほど熱くなっていた。

そんな道路に、紙袋に入れられ、1匹の子猫が捨てられていた。おそらく人が意図的に捨てたものだと考えられる。近所の人が気づいて保護し、動物病院に連れて行った後、保護団体「ワンハート大阪」(大阪府)に引き取りを依頼した。

猛暑の中、子猫は必死に助けを求めてミューミューと鳴き続けたのだろう。見つかった時、声はガラガラのだみ声になっていたという。そのためワンハート大阪で最初に付けられた名前は、だみ声の「ダミ子」だった。その後、だみ声は治り、「たみちゃん」と改名された。

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だみ声だった保護当時

困っている猫を迎えたい

日本にはペットショップが多いため、初めてペットを飼おうという人たちは、まずペットショップに出かけるケースが多い。奈良県に住む川下さん一家も、初めての猫を飼いたいと、ペットショップに猫を見に行ったという。マンチカンやスコティッシュフォールドなど、可愛らしい子猫たちが、ガラスのショーケースの中に並んでいた。

だが川下さんは、その価格を見て「何かおかしい」と思った。生後2カ月のマンチカンが思わず価格を見直すほど高額なのに対して、生後半年のスコティッシュフォールドは半額になっていたという。

「どちらも愛くるしい猫なのに、おかしい。半額の子猫はどうなるんだろう」

その一方で、こう思ったという。

「ペットショップの血統書付きの猫も、捨て猫も、どんな猫も可愛いことに変わりはない。だから、困っている猫とご縁があったらいい」

ただ、小学生の娘はそのスコティッシュフォールドを気に入った。「ご縁があったら、うちに来てくれるよ」と諭して、その日は帰り、数日後もう一度ペットショップに行ってみた。すると、そのスコティッシュフォールドの姿はなかった。店員に確認すると、買われていったという。

川下さんは、「あの子とは縁がなかったんだ」と少し落胆したが、「新しい家族に迎えられて本当に良かった」と思った。同時に、「あの子は幸せになったのだから、もらい手がなくて困っている他の猫を迎えよう」と決めた。

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ぐっすり眠るタルト

今は腕の中でゴロゴロ

川下さんはインターネットで猫探しを始め、ワンハート大阪にたどり着いたという。

「猫を迎えると決心した頃、ワンハート大阪のインスタグラムを見て、まん丸な目にビビッときたのが、『たみちゃん』でした。なんとなく茶トラ猫が好きだったのですが、『くつした猫』と呼ばれる白い手も可愛くて」

ただ、子猫を迎えるには、ひとつ問題があった。川下さんは猫アレルギーがあったのだ。

「主治医に検査してもらい、GOサインが出るのを待っていました。結局、主治医からは『どのみち一緒に暮せば体が慣れてくる。我が家の猫だけは大丈夫ということになるから、猫を飼ってもいいですよ』と言われ、それで譲渡してもらうことができました」

たみちゃんは川下家に迎えられて、「タルト」と改名。同時に引き取られたもう1匹の子猫「いちご」と、仲良く、にぎやかに暮らしている。

タルトちゃんは抱っこされてもおとなしく、くりくりの目で見つめ返し、かすかにゴロゴロと喉を鳴らすという。

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「タルト」「いちご」のインスタグラム

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