イタリア代表、59年ぶりまさかのW杯予選敗退。1958年当時の日本で起きた5つの出来事【編集部フォーカス】

イタリア代表、59年ぶりまさかのW杯予選敗退。1958年当時の日本で起きた5つの出来事【編集部フォーカス】

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  • 更新日:2017/11/14
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イタリア代表は59年ぶりにW杯予選で敗退。来年ロシアの地でアッズーリの姿は見られない【写真:Getty Images】

世界初の海底道路「関門トンネル」開通

2017年11月13日、過去4度のW杯優勝経験を持つイタリア代表がプレーオフの末にロシアW杯出場権を逃した。これは1958年以来、59年ぶりのことである。1958年は終戦から13年経ち、日本でNHKによるテレビ放送が始まってから5年、東京オリンピックの8年前、ということになる。イタリア代表のW杯予選敗退の「59年ぶり」というのが、どれほど大きな出来事なのか、1958年に日本で起きた5つのエピソードからスケールの大きさを感じてもらいたい。

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3月9日、着工から21年の歳月を費やして建設された「関門トンネル」が開通した。第二次大戦前に鉄道用の海底トンネルが開通していたが、山口県(本州)と福岡県(九州)を結ぶ初めてかつ唯一の道路用トンネルとなった。

1937年に本坑掘削前の試掘が始まり、第二次大戦中の資材不足などで工事の一時中断を挟んで、1952年に工事再開。総工費は当時の金額で約57億円、世界初の海底道路トンネルの誕生となった。関門トンネルは徒歩でも通行可能で、世界的にも珍しい海底トンネルとして知られている。

王貞治、巨人軍入団決定。長嶋茂雄、4打席4三振デビュー

8月31日、のちに「世界のホームラン王」と呼ばれる王貞治氏の読売ジャイアンツ入団が決まった。早稲田実業高校時代から甲子園で活躍するなど注目されていた同氏は、大学進学も考える中「プロに行くなら巨人」との意思もあり、巨人への入団を決断したという。

翌年正式に巨人に入団した王氏の契約金は1800万円、年俸144万円、背番号「1」となった。レギュラーシーズン通算本塁打868本という前人未到の大記録を成し遂げ、巨人の「V9」に大きく貢献。1977年には国民栄誉賞を受賞した。巨人や福岡ダイエーホークス(ソフトバンク時代も含む)の監督を歴任し、現在は福岡ソフトバンクホークスの会長兼GMを務めている。

この年の4月5日には長嶋茂雄が巨人軍の選手としてデビューしていた。最初の試合は4打席4三振だったというが、1958年がのちの「ON」誕生につながったことになる。

聖徳太子が描かれた1万円札の発行開始

12月1日、初の1万円札の発行が開始された。表面には聖徳太子の肖像が描かれ、裏面には鳳凰がデザインされた「C号券」と呼ばれる1万円札は、発行停止となる1986年1月4日まで約27年間、日本の最高額紙幣として活躍した。その後、1万円札の表面の肖像は福澤諭吉に交代し、今に至る。

絵文字にもなった「東京タワー」完成

12月7日、東京のシンボルとして世界的な知名度を誇る「東京タワー」が公開開始となった。1957年6月29日に着工し、翌1958年10月14日に竣工。高さは333m、総工費約30億円、のべ21万9335人を動員して建設された。

電波塔としての役割のほか、地上125mと223.55mの高さに設置された展望台は、観光スポットとして人気を集める。自立式の鉄塔として、東京スカイツリーに抜かれるまでの約51年半は日本一の高さだった。現在は日本で2番目に高い建造物となっている。携帯電話の絵文字にも採用されており、東京のシンボルとして存在感は抜群だ。

超ロングセラー&大ヒット商品続々登場

1958年は日本人にとってなじみ深い商品が多く発売された年でもある。

4月19日に日本コカ・コーラ社は「ファンタ」を発売した。1940年にドイツで誕生した清涼飲料水は、当時世界中で展開されていた15種類のフレーバーの中から「オレンジ」「グレープ」「クラブソーダ」の3種類が日本向けにラインナップされ、ビン入りで販売された。今では定番商品となり、老若男女問わず広く親しまれている。

8月1日には本田技研工業が「スーパーカブ」を発売した。現在までの60年間、発売当時のフォルムは大きく変えず、マイナーチェンジを繰り返しながら世界中で親しまれるオートバイになった。耐久性の高さと燃費の良さが売りで、発売から60年経った現在は世界最多量産のオートバイならびに輸送用機器となっている。

8月25日には日清食品が「チキンラーメン」を発売した。当時は85g入り35円と、国鉄の初乗りが10円の時代に少々高めの値段設定になっていた。しかし、乾燥麺を袋から取り出して丼に入れ、熱湯をかけてフタをして3分待つだけで食べられる手軽さが受けて大ヒット。今では当たり前になった即席麺の先駆けとなった。

9月1日、朝日麦酒(現在のアサヒビール株式会社)は、日本初の缶ビール「アサヒゴールド」を発売した。1957年に当初は瓶ビールとして発売された商品だったが、翌年缶ビールとなり大きな話題を呼んだという。しかし、缶ビールといえど最初は缶切りで開けるタイプで、開栓時に「プシュッ」と音が鳴るプルトップ型の発売は1965年のこと。その後、日々の生活にあって当たり前の商品になっていった。

1958年に生まれた日本の有名人たち

宮本亜門(1月4日、演出家)
CHAGE(1月6日、歌手)
石川さゆり(1月30日、歌手)
時任三郎(2月4日、俳優・歌手)
東野圭吾(2月4日、小説家)
ASKA(2月24日、歌手)
未唯mie(3月9日、元ピンク・レディー、歌手)
萬田久子(4月13日、女優)
桜田淳子(4月14日、歌手・女優)
秋元康(5月2日、放送作家・作詞家・プロデューサー)
久本雅美(7月9日、芸人)
原辰徳(7月22日、元プロ野球選手・野球解説者)
玉置浩二(9月13日、歌手)
森昌子(10月13日、歌手)
高木豊(10月22日、元プロ野球選手・野球解説者)
辻発彦(10月24日、元プロ野球選手・埼玉西武ライオンズ監督)
ジョン・カビラ(11月1日、タレント)
岩崎宏美(11月12日、歌手)
小室哲哉(11月27日、音楽プロデューサー)
福本伸行(12月10日、漫画家)
宮崎美子(12月11日、女優)
樋口可南子(12月13日、女優)
假屋崎省吾(12月17日、華道家)

1958年のサッカー界は…

1958年生まれの主なサッカー関係者

長澤和明(2月4日)
石崎信弘(3月14日)
金田喜稔(3月29日)
山本昌邦(4月4日)
川勝良一(4月5日)
佐々木則夫(5月24日)
木村和司(7月19日)
原博実(10月19日)
ハビエル・アギーレ(12月1日)

1958年、サッカー界では悲劇的な事故が起きた。2月6日、ドイツ・ミュンヘンのリーム空港でマンチェスター・ユナイテッドの選手やスタッフらを乗せたチャーター機が、離陸時に墜落して乗員乗客44人のうち23人が死亡した。そのうち選手は8人含まれていた。これがのちに「ミュンヘンの悲劇」と呼ばれるようになる事故である。

同年夏に開催されたスウェーデンW杯では、ブラジルが初優勝を飾る。日本代表は東京で開催されたアジア競技大会に出場するが、香港、フィリピンと同居したグループステージで2連敗を喫し、決勝トーナメントに進むことすらできなかった。

当時すでに2度のW杯優勝を経験していたイタリア代表は1月に北アイルランドに敗れてスウェーデンW杯予選敗退が決定。キャプテンはフィオレンティーナのレジェンドMFアルマンド・セガートで、チームの主力にはウルグアイ出身で同国代表歴を持ち、ミラン時代にチェーザレ・マルディーニやグンナー・ノルダール、ニルス・リードホルムらとともにスクデット獲得の経験があるフアン・アルベルト・スキアフィーノがいた。

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