《福岡エアガン虐待》友人が語る、逮捕された夫婦の「密約」

《福岡エアガン虐待》友人が語る、逮捕された夫婦の「密約」

  • 週刊女性PRIME
  • 更新日:2019/11/19
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地域の祭りなどにも積極的に参加し、明るい性格だったという雅則容疑者(右)と藍容疑者

「3年前に次男が亡くなったときには夫婦ともに泣きじゃくっとったのに、去年の三男の葬式のときには2人とも笑っとった。“頭がおかしいんじゃないか”“クスリでもやっているんじゃないか”と、みんなゆうとった」

【写真多数】亡くなった次男と三男、顔にアザらしきものがある長男

と容疑者夫婦の友人は1年前の2人の様子を証言する。

まじめな青年ではなかった

その三男の唯雅ちゃん(当時1)をエアガンのBB弾で何十発も撃ちまくった傷害の疑いで11月6日、福岡県警は同県田川市の常慶雅則容疑者(24)と、妻の藍容疑者(24)を逮捕した。

唯雅ちゃんはすでに昨年12月に肺感染症で死亡しているが、その身体にエアガンで撃ったと思われる傷痕が無数にあったため捜査は水面下で進んでいた。

雅則容疑者は「長男が遊んで撃ったもの」と主張していたが、複数所持していたエアガンの重さは1キロ~5キロ。引き金も重くて、とても3歳(当時)の長男が扱えるシロモノではなかった。

唯雅ちゃんの死因は肺感染症なので、今回の容疑との因果関係は不明だが、捜査はそこまで及ぶのだろうか─。

福岡市の中心地から2時間ほどの元炭鉱町の公営住宅に住む常慶一家の評判は、決してよくない。もともと雅則容疑者の両親が住んでいた。

「父親は市役所の土木関係の仕事を個人で請け負っとった。でも、20年前に両親が離婚。母親は雅則の姉を連れて出ていきよったと。雅則は高校のときだったか、何かをやらかして停学になったと聞いとるけど、決してまじめな青年じゃなかった」(団地の住人)

シングルファーザーに育てられた雅則容疑者は高校を出たあと、地元の私立大学に入学。そのころ自動車学校で出会ったのが、介護士をしていた藍容疑者だった。やがて2人は隣町で同棲を始めるが、すぐに長男が生まれた。

「デキ婚だったので、2人は雅則容疑者の父親が住む団地に転がり込み、雅則容疑者は大学を中退。お父さんの仕事を一緒にするようになったとよ」(先の藍容疑者の友人)

夫婦には計5人の子どもが次々と生まれたが、3年前に次男が窒息死、2年前には雅則容疑者の父親が病死すると、容疑者は仕事への意欲を失ったようだ。

「子どもさんが、冬でも半袖、半ズボンでね。服も買えないほど金に困っていたのかも。お父さんが大型バイクで出かけるのを長男が見送ったまま、ずーっと半袖、半ズボンでそこで待っとってね。“寒いから中に入らんね?”と言うと、“ここで待ってる”って」

と近所の主婦。生活面のことを市の子育て支援課に問い合わせると、

「生活保護は支給していません。でも、出産のときの一時祝い金や、児童手当などは出ていますが、金額はプライバシーに関わることなので」

衝撃的なツイート

先の藍容疑者の友人は、こうあきれ顔だ。

「もしかしたら、父親の保険金が入ってたのかもしれんが、金には苦労してたようです。でも、夫婦そろって酒が好きで、1人1日にビールを6~7本飲んでた。

それに、子どもを毎年のようにつくっとるし、わけがわからん。藍は“ピルを買いたいけど、産婦人科に行くにも金がいる”と結局そのまま」

そんな一家だったせいか、行政からの見守り対象になっていたという。

雅則容疑者の暴力もひどかった、と話すのは友人。

「ダンナは付き合い始めたころから、藍を殴る、蹴る、引きずるなどのDV(家庭内暴力)があって、それが加速していったと。殴られて家を飛び出すけど、ダンナが迎えにくると、すぐ帰るけんね」

子どもをよそに預けていて、夫婦で迎えにくるとき、藍容疑者はボコボコに殴られて歩けない状態だったことも。それで雅則容疑者が妻をおぶって来ることもあったとか。

「でも、藍もスーパーで子どもをカートに入れて押しているときにわざとひっくり返して、子どもを叩いている姿を目撃した友達もおると。子どもが道をトロトロ歩きよって、それを蹴りつけよったところも見られとる」(同・友人)

別の友人は衝撃的な話を持ち出した。

「彼女のツイッターは現在、閉鎖されとるとですが、そこに飼っとるハムスターのことを書いとった。“雄が雌の顔を半分喰ってしまった。酷いけど、もっと人間のほうが酷いのかも”って。自分たちがやった虐待のことだと思ったですよ」

指をミルクがわりに

藍容疑者の生い立ちをたどると、雅則容疑者同様に、小さいころに父親と母親が離婚。

父親は仕事で忙しかったため、祖父母と曾祖母に育てられたそう。

「曾祖母が認知症で、その世話もやっとった。そんな環境で育ってきたから、彼女は中学校を出たあと介護士になったとです。そういう、ホントに優しい子だから」(同級生)

このことは、先の友人たちも一様に認める。ところが、雅則容疑者との出会いで、変わってしまったようだ。

「私たちが“DVするようなやつとは別れなよ”と言うと、黙るようになった。そして、私たちのほうから遠ざかっていったんです。藍の父親に助けを求めればよかったんでしょうが、ケンカっ早い父親はダンナを半殺しにしかねないから、言えんかった」(別の友人)

次男が亡くなったときも、「寝返りがうてんかったから、窒息死した」と言っていたという藍容疑者だが─。

「死に顔は鼻がつぶれとって、もう見られんやった。生後数か月の子どもは、首も据わっとらんし、寝返りうてんのは当然たい。親がやってやらんと。酒を飲んで、そういうのもせんかったんやないかと。“ミルクのかわりに指をなめさせとる”なんて話しとったよ」(同・友人)

そんな藍容疑者について別の友人は、こう結論づける。

「藍は子どもを持っても母親じゃなくて、女のままやったとです。結局、ダンナがイケメンやし、藍のほうが惚れとったから。だから、DVにも耐え、洗脳、依存みたいになってね。男で道を間違えた。たぶん、こんなことになっても、離婚はせんでしょう」

冒頭の友人は、夫婦間にはある“密約”が存在していたとの証言をする。

「唯雅ちゃんの虐待のことがバレた場合、“すべて藍ひとりでやったことにする”という約束だったんです」

藍容疑者は、このままその約束を守り通すつもりなのだろうか……。

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