女子旅におすすめ!青森でリンゴ尽くしの旅を体験してきた

女子旅におすすめ!青森でリンゴ尽くしの旅を体験してきた

  • ニュースウォーカー
  • 更新日:2016/10/19
No image

リンゴの奥深い魅力に触れる、青森の旅へ。写真は板柳町でリンゴ農家を営む、植野順司さん。ふじを中心にトキ、ジョナゴールドなど約10品種を栽培している

リンゴ生産量日本一を誇る、青森県。なかでも弘前市は“リンゴの街”として知られ、市内のいたるところでその魅力を体感することができる。イギリスのことわざに「1日1個のリンゴは医者を遠ざける」とあるように、リンゴの健康・美容パワーは絶大。便秘の解消や美肌効果など、特に女性には嬉しいこと尽くしなのだ。

30代を目前に控え、近ごろ女という性別を忘れかけていた記者。これまでは青森に行くと日本酒三昧の日々を送っていたが、今回は女性としての意識を取り戻すべく、リンゴ尽くしの旅へ。リンゴ畑を眺めながらシードルを味わい、自らの手でリンゴを収穫し、リンゴの木箱作りを体験。秋空のもと爽やかなリンゴの香りに包まれ、生産者の思いに触れるひと時は、都会では得られない癒しと共に、心の財産をも与えてくれた。

■ 弘前市りんご公園

まずやってきたのは、園内に約80品種、1500本のリンゴの木を有する「弘前市りんご公園」。リンゴの花は品種ごとに色や形、ボリュームがすべて違うため、5月に見ごろを迎えると、それは華やかな光景が広がるそうだ。桜に続きリンゴの花と、弘前の人は春に2度お花見が楽しめるのだという。もちろん今の時期は、収穫の真っ盛り!食べごろを迎えた品種は、1kgあたり320円で収穫体験ができる。

同園では珍しい品種も栽培されており、園内を散策するだけでも楽しい。平安から鎌倉時代にかけて、日本に初めて渡来した「ワリンゴ」は、ピンポン玉を少し大きくしたぐらいの小粒サイズ。それとは反対に、「スタークジャンボ」という大きな実をつける品種は、かつて1kgのリンゴが収穫されたこともあるそうだ。

園内には、山頂から敷地を一望できる「すり鉢山」もあり、天気が良ければ西に岩木山を望むことができる。この他にも、約140年前のリンゴ農家の家を復元した「旧小山内家住宅」や、リンゴにまつわる土産品が数多くそろう「りんごの家」など、見どころ満載だ。

■ 弘前シードル工房kimori

弘前市りんご公園の一画にある、「弘前シードル工房kimori」。白い三角屋根のおしゃれな建物が目を引く。ここでは、地元の農家が育てたリンゴを使い、シードルの醸造を行っている。「加工品というよりは、シードルを農産物として考えています」と話すのは、「弘前シードル工房kimori」を運営する、百姓堂本舗の代表取締役、高橋哲史さん。kimoriシードルを試飲し、その言葉の意味がよくわかった。記者が知っているどのシードルよりも味が濃く、リンゴそのものの風味が前面に出ていたからだ。

おいしさの秘密は、無ろ過製法。人工的に炭酸を充填させるのではなく、タンクを密閉して二次発酵させることにより、発酵時に発生する炭酸をそのまま果汁に溶け込ませている。原料となる品種は主に「ふじ」と「ジョナゴールド」。その他、「つがる」を使用した期間限定品も販売しているそうだ。

kimoriシードルのラインアップは、アルコール度数が3%の「スイート」と6%の「ドライ」。甘く飲みやすい「スイート」はスイーツと相性が良く、辛口の「ドライ」は同じ発酵食品であるブルーチーズや、シメサバなどとよく合うそうだ。こちらの施設ではグラス1杯300円で販売しており、リンゴ畑を眺めながら味わうことができる。りんご公園内の「りんごの家」では、ボトルで購入することも可能だ。

自らもリンゴ農家である高橋さん。リンゴの木の下で伺った、青森リンゴの歴史にまつわる話が印象に残っている。日本一のリンゴ生産地である弘前市だが、決してリンゴ栽培に適した土地ではないそうだ。「むしろ、気候的には作ってはいけない土地なんです」と高橋さん。リンゴは中央アジアの乾燥した地域で生まれた植物だが、冬の弘前は雪深く、降水量が多い。

弘前にリンゴが入ってきたのは、明治の初め。明治維新以降、失業した侍たちに与えられたのが、リンゴの苗木だったという。土地の向き不向きに関わらず、侍たちはリンゴで家族を養うほかなかった。そこで気候のハンデをカバーするために磨き抜いたのが、リンゴ栽培で最も重要とされる“せん定”の技術だ。

どの枝を残し、どの枝を切るのか…。「千本の木をせん定しなければ一人前になれない」とも言われるこの技術を、侍たちは生きていくため、必死に身に着けていった。こうした先人たちの努力が脈々と受け継がれ、青森のリンゴは日本一にまで発展したのだ。

■ シェ・モア弘前のりんご尽くしフレンチ

リンゴの街・弘前には、すべての料理にリンゴを使用したランチコースが味わえる、フランス料理店もある。「フランス食堂 シェ・モア弘前」が提供する「りんごランチコース」(税抜3300円)は、弘前産リンゴを使った冷製スープに始まり、魚、肉料理、デザートのすべてがリンゴ尽くし!

どの品もリンゴの甘酸っぱい風味が生きているためか、ボリュームの割にお腹が重たくならず、さっぱりといただけた。リンゴとさまざまな素材が織り成す、弘前ならではの繊細なフレンチ。リンゴ尽くしの旅のランチに、ぜひおすすめしたい。※写真の料理は実際のランチコースと内容が異なる

■ 坂柳町ふるさとセンター

続いてやってきたのは、弘前市に隣接する板柳町。こちらでも明治の初期からリンゴ栽培が始められ、その歴史は深い。“日本一のリンゴの里”を目指す同町で、リンゴの観光や加工品の生産販売拠点となっているのが「坂柳町ふるさとセンター」だ。

施設内にある「りんごもぎとり園」では、約10品種のリンゴが定植されており、10月初旬から11月中旬にかけて、もぎとり体験を楽しめる。料金は大人300円、子ども200円となっており、リンゴは3個持ち帰り可能。さらに、リンゴの試食食べ放題という、嬉しい内容だ。記者も実際に、「涼香の季節」という品種で体験してみた。

リンゴを掴んだら手首のスナップを使い、お尻を上に向けるようにして軽くひねると、軸からポロッと外れる。お尻の部分が緑色ではなく、赤や黄色に色づいているものを選ぶと良いそうだ。自分で収穫したリンゴは、不思議と愛着が沸いてくる。子どもでも簡単にもぐことができるため、家族で体験してみるのもおすすめだ。

リンゴを余すことなく、さまざまな産業に活用している「坂柳町ふるさとセンター」。4つの工房を有する工芸館では、リンゴに秘められた意外な才能を知ることができる。リンゴの葉や枝を煮込んで布を染める草木染や、リンゴの木の灰を使用した陶芸品、アップルファイバー(リンゴ繊維)入りのクッキーなどが4つの工房で作られており、見学や創作体験が可能だ。

また、施設内には日帰りでも利用できる「温泉大浴場」の他、6つのコテージが建ち並ぶ。コテージには、蛇口をひねるだけで温泉が出る風呂がついているのも嬉しいポイント。コテージを拠点として、施設内に広がる大自然を満喫してみてはいかがだろうか。

■ リンゴの木箱作り体験

盛りだくさんだったリンゴの旅も、いよいよ最後のスポットに。お邪魔したのは、リンゴの木箱を製造している「青森資材 うばさわ」。到着すると、木の心地よい香りが一面に漂い、職人がリズミカルに釘を打つ音が響き渡っていた。

農家がリンゴを市場へ出荷する際に使用する、この木箱。丹精込めて育てたリンゴがいくらで競り落とされるのか、最後の見た目を左右する重要なアイテムでもある。こちらで製造されている木箱の大半は、アカマツが原料だ。アカマツは強度に優れ、リンゴの色付きを良くするといわれている。

記者もミニサイズの木箱を、実際に作ってみることにした。釘とかなづちを手にするのは、中学の技術の授業以来だろうか。とてつもなく不器用である記者は、作る前から自信のかけらもなかったが、案の定打つ釘のほとんどが傾き、板を突き抜けて出てしまう。熟練した職人の技がどれほどのものか、身を持って実感した。

半ば泣きそうになりながら、なんとか木箱が完成。アルファベットのスタンプなどを押して装飾してみると、遠目ではインテリア雑貨として使えそうな、おしゃれな木箱に見えてきた。

工場見学と木箱制作体験の組み合わせで、料金は3000円(木箱制作体験のみは2500円)。人数は4名からとなっており、一週間前の予約が必要だ(予約はキープレイス「monoHAUS」まで)。世界に1つだけのリンゴの木箱は、旅の記念にぴったり。リンゴ巡りの旅に訪れた際は、ぜひチャレンジしてみてはいかが?【ウォーカープラス編集部/水梨かおる】

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

コラム総合カテゴリの人気記事

グノシーで話題の記事を読もう!
オシャレな県民ランキング発表! 2位「広島県」1位は?
貴方の職場にも必ずいる!『二流すぎるアホ上司』の3大特徴はこれだ!
モテ男の心を掴んで離さない...いい女のベッドテクニック
その手があったか!「コンドームエッチ」で気持ち良くなる方法3つ
リーダーになってはいけない人の3つの特徴
  • このエントリーをはてなブックマークに追加