指名傾向”で振り返る各球団のドラフト戦略【セ・リーグ編】

指名傾向”で振り返る各球団のドラフト戦略【セ・リーグ編】

  • ベースボールキング
  • 更新日:2016/10/20
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2016年のドラフト会議が明日、10月20日(木)の17時にスタートする。

今年は、社会人、大学、高校と、それぞれに有望株が揃う“豊作イヤー”と呼ばれているが、各球団の状況や方針によって様々な傾向が見られるに違いない。

もちろん自球団の置かれている状況だけではなく、他球団の動向によっても、高校生、大学生、社会人の指名数は変動していく。そのため、一概にどうとは言い切れないが、過去10年の指名傾向を振り返りつつ、各球団の状況を見ていきたい。

◆中日「近年は社会人・独立Lが増加」

以前は高校・大学を中心に指名していたが、ここ3年は社会人・独立リーグの指名が増加傾向。過去3年で加入した高校生は2人だけで、いずれも投手だった。

その結果、外野手登録の平均年齢は29.2歳と高齢化。過去6年のドラフトで指名した外野手は社会人2人と大学生1人で、育成から支配下登録された近藤弘基を除くと、25歳以下の外野手登録は一人もいない。

平田良介と大島洋平という外野の主力2人がFAの権利を手にしたこともあり、外野手の指名は不可避…!?

<中日の過去10年>
・高校21人/大学23人/社独21人
・投手35人/捕手8人/内野15人/外野7人

2015:高1│大1│社独4 = 投3│捕1│内2│外0
2014:高0│大3│社独6 = 投4│捕1│内2│外2
2013:高1│大1│社独4 = 投4│捕1│内1│外0
2012:高3│大3│社独1 = 投4│捕1│内1│外1
2011:高4│大2│社独0 = 投5│捕0│内1│外0
2010:高2│大2│社独1 = 投3│捕0│内2│外0
2009:高2│大4│社独1 = 投2│捕2│内1│外2
2008:高4│大2│社独1 = 投4│捕0│内1│外2
2007:高2│大1│社独1 = 投3│捕0│内1│外0
2006:高2│大4│社独2 = 投3│捕2│内3│外0

◆ヤクルト「昨年は社会人・独立Lがゼロ」

近年は大学・社会人の指名が多かったが、優勝した昨年は高校生がメインの指名に。その影響もあったのか、2003年以来となる社会人・独立L出身者がゼロの年になった。

課題となっている先発投手以外の部分では、外野の主力が軒並み30代であることを考えると、その底上げも狙いたい。今年は大学や社会人の即戦力狙いとなるのか。

<ヤクルトの過去10年>
・高校21人│大学15人│社独25人│
・投手37人│捕手7人│内野8人│外野9人

2015:高4│大2│社独0 = 投3│捕0│内2│外1
2014:高1│大2│社独4 = 投5│捕1│内0│外1
2013:高1│大3│社独2 = 投4│捕1│内1│外0
2012:高1│大2│社独4 = 投5│捕1│内1│外0
2011:高1│大2│社独3 = 投4│捕0│内0│外2
2010:高3│大0│社独3 = 投2│捕1│内1│外2
2009:高1│大2│社独2 = 投3│捕0│内1│外1
2008:高4│大0│社独1 = 投3│捕2│内0│外0
2007:高2│大1│社独4 = 投4│捕0│内2│外1
2006:高3│大1│社独2 = 投4│捕1│内0│外1

◆阪神「指名数セ最少、大学生最多」

過去10年の指名数はセ最少というなか、大学生の指名数が最も多いのが特徴的。実に半数近くが大学生となっている。

即戦力に関してはFAや外国人の補強により穴埋めもできるからか、社会人の指名数は少ない。今年は金本新監督の下、若手を起用する機会も増えているだけに、その流れに則ったドラフトになるのか。

<阪神の過去10年>
・高校19人│大学27人│社独10人
・投手30人│捕手7人│内野10人│外野9人

2015:高1│大4│社独1 = 投3│捕1│内0│外2
2014:高1│大1│社独3 = 投3│捕0│内1│外1
2013:高1│大4│社独1 = 投3│捕1│内1│外1
2012:高2│大2│社独2 = 投3│捕1│内1│外1
2011:高3│大2│社独0 = 投3│捕0│内1│外1
2010:高3│大1│社独1 = 投3│捕1│内1│外0
2009:高2│大4│社独0 = 投3│捕1│内0│外2
2008:高0│大4│社独0 = 投2│捕0│内1│外1
2007:高3│大3│社独0 = 投4│捕0│内2│外0
2006:高3│大2│社独2 = 投3│捕2│内2│外0

◆DeNA「即戦力候補の社会人を毎年指名」

長年下位に低迷していたこともあり、即戦力候補の社会人を毎年指名。その割合も高く、戸柱や倉本など、実際に社会人出身の選手たちが即戦力として活躍している。

横浜ベイスターズ時代の2011年に高校生を8人指名しているが、その後は前述の通り社会人や大学生の割合が高い。

主力は若く、ラミレス監督の下でチームの骨格ができてきたなかで、どのようなドラフトになるのか注目だ。

<過去10年の割合>
・高校23人│大学18人│社独25人│
・投手37人│捕手6人│内野13人│外野10人

2015:高2│大3│社独2 = 投4│捕1│内1│外1
2014:高2│大3│社独2 = 投3│捕0│内3│外1
2013:高1│大2│社独3 = 投4│捕1│内0│外1
2012:高0│大2│社独4 = 投3│捕0│内2│外1
2011:高8│大0│社独1 = 投4│捕1│内3│外1
2010:高0│大3│社独5 = 投5│捕1│内1│外1
2009:高3│大0│社独2 = 投4│捕0│内1│外0
2008:高0│大3│社独2 = 投2│捕1│内1│外1
2007:高4│大1│社独1 = 投5│捕0│内0│外1
2006:高3│大1│社独3 = 投3│捕1│内1│外2

◆巨人「高校・大学中心の指名傾向」

FAでの獲得や外国人選手の補強が多いこともあり、即戦力として期待されることの多い社会人の指名は少ない。そのため、高校や大学中心の指名傾向となっている。

特に野手の主力が高齢化しているため、若手の台頭が待たれるが、今冬はFA権を得る有力選手も多い。補強でまかなうのか、はたまたドラフトで積極的に野手の獲得していくのか。注目が集まる。

<巨人の過去10年>
・高校25人│大学21人│社独13人│
・投手34人│捕手5人│内野15人│外野5人

2015:高2│大5│社独1 = 投4│捕1│内2│外1
2014:高1│大2│社独1 = 投3│捕0│内1│外0
2013:高4│大0│社独1 = 投2│捕1│内2│外0
2012:高1│大3│社独1 = 投3│捕0│内2│外0
2011:高3│大1│社独3 = 投6│捕0│内1│外0
2010:高2│大2│社独0 = 投4│捕0│内0│外0
2009:高1│大1│社独3 = 投2│捕2│内0│外1
2008:高5│大1│社独0 = 投3│捕0│内2│外1
2007:高3│大3│社独0 = 投3│捕0│内1│外2
2006:高3│大3│社独3 = 投4│捕1│内4│外0

◆広島「指名数少なく高校の割合高め」

全体的に指名数は少ないが、高校生の割合が高い。選手が引き抜かれる中でも長い目で選手を育てていく独自の路線をとっている。現在の主力は投打ともに若いため、その路線は継続されていくのだろうか。

<過去10年の割合>
・高校24人│大学17人│社独16人│
・投手33人│捕手4人│内野12人│外野8人

2015:高2│大1│社独4 = 投4│捕1│内2│外0
2014:高4│大2│社独1 = 投4│捕1│内1│外1
2013:高1│大2│社独2 = 投3│捕0│内1│外1
2012:高3│大1│社独1 = 投0│捕0│内3│外2
2011:高1│大3│社独0 = 投2│捕0│内1│外1
2010:高2│大2│社独3 = 投6│捕1│内0│外0
2009:高4│大1│社独1 = 投5│捕0│内1│外0
2008:高2│大2│社独0 = 投2│捕0│内1│外1
2007:高3│大3│社独0 = 投3│捕0│内2│外1
2006:高2│大0│社独4 = 投4│捕1│内0│外1

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