ボクシングには「勝サンド」!シチュエーション飯がおいしい理由

ボクシングには「勝サンド」!シチュエーション飯がおいしい理由

  • @DIME
  • 更新日:2018/01/15

■連載/ヨシムラヒロムの勝手に宣伝部長

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最近、自身の活動を振り返る機会が多い。母校で授業をしたり、「Webライターになる方法」といったインタビューを受けたりと。

だが「なぜ、ライターになれたのか?」と聞かれても、答えは難しい。文章の勉強をした、ライタースクールに通ったなんてこともなく。

ふと出会った元小学館社員のK氏に「ライターになりたいのですが…」と相談。そして、仕事を紹介してもらい、生業となっただけだ。

つまり、コネである。

だから、付き合いの悪い僕ではあるが、K氏の誘いだけは断れない。

Twitterに下記のDMが届いた。

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「ボクシング?」と一瞬戸惑う。しかし、31歳となる僕の世代にとってボクシングは近いしいもの。小学校時代は辰吉丈一郎の世界戦、中学時代は「ガチンコファイトクラブ」、成人してからは亀田兄弟。

だんだんと純度が薄まっていくことが侘しいが、数年に一度は大ボクシングブームがあった。

続けて、K氏から「一度、試合に出場する選手の練習を見た方が良いです。大塚の角海老ボクシングジムに見に来ましょう」と誘われた。

正直、そこまでの熱量はない。しかし、上記の理由で断る権利はとうに破棄している。

12月13日。

角海老ボクシングジムの壁一面は、総ガラス張り。路面には用意されたベンチに座りつつ、K氏と僕は練習見学。

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K氏は

「ヨシムラさん、見てくださいよ! あのボクサーの脚の筋肉、カモシカみたいでしょ!」

「あのトレーナーは、ヘルニアをこじらせて引退したんですよ!」

と解説。

編集者だけあり、情報を解説能力はピカイチ。聞いてると、だんだんと興味が湧いてくる。60歳のオッサンと31歳の僕、平日の夕方からボクシング見学。

暇人だ。

楽しさを超えて、寒さが気になり始めた頃合い「では、このスパーリングを見たら、飯行きましょうか!」とK氏。

僕の心情は「やっとか! 待ってました!」

5Rのスパーリングが終わり、ベンチから立ち上がる。その刹那、リングインしたのが岡田博喜選手。一週間後、我々が見にいく後楽園ホール、そのメインマッチを務めるボクサーである。

K氏は「ヨシムラさん、これはラッキーですよ!」と再度着席し、岡田が放つジャブの切れ味について語った。

5R×3分=15分の延長に心はブルー、しかし顔はスマイル。「おぉ、運がいいですねぇ!」とボンボンと太鼓持ちを鳴らす。

12月30日。

夜18時の後楽園ホール前、「はじめの一歩」でよく見た光景。青いビルをくぐり、リングがある5階へと上がる。エントランスに入れれば、歓声と声援、そして感じる熱量。

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物販を冷やかせば「おすすめメニュー”勝”サンド」とポップ。

オリジナルメニューかと思いきや、よく見れば定番の「万世カツサンド」、小腹が空いていたこともあって購入。

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着席、カツサンドに手を伸ばす。蓋を止めるシールには「東京ドーム内でお召し上がり下さい」の文字。こんな注意書きにグッとくる。

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その頃合い、K氏もやって来て、カツサンドを食べながらボクシング鑑賞と相成った。

いやはや「万世カツサンド」を買って大正解。

海で食べるラーメン、山頂で飲む生ビール、牧場で舐めるソフトクリーム。人の味覚は、シュチュエーションで大いに変化する。

手に汗握るボクシングの試合とカツサンドの相性がこれまた最高。血湧き肉躍る拳闘を見ながら、ジューシーなカツ肉を頬張れば幸せ。

当然ではあるが、手を汚さずに食べられるサンドウィッチの手軽さも享受。

K氏は「いやぁ、このカツサンドの味は、走馬灯に出てくるかも知れない」と熱弁をかます。

「ここぞ!」といった場所で「これぞ!」と感じる適切なものを食べる幸よ。

この恍惚を「シュチュエーション飯」と命名したい。

ボクシング+カツサンド=シュチュエーション飯

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今後もベストマッチを探していこうと考えている。

ちなみに、岡田博喜選手は見た試合でWBOアジア・パシフィックスーパーライト級チャンピオンを獲得。おめでとうございます。

文/ヨシムラヒロム

1986年東京都生まれ。武蔵野美術大学造形学部基礎デザイン学科卒業。
イラストレーター、コラムニスト、中野区観光大使、五反田コワーキングスペースPaoで週一度開かれるイベント「微学校」の校長など幅広く活動。
2016年3月に単著デビュー作「美大生図鑑」を上辞。

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