夜の新宿をサメが舞う 「東京国際サメ映画祭」現地レポート

夜の新宿をサメが舞う 「東京国際サメ映画祭」現地レポート

  • ねとらぼ
  • 更新日:2017/12/07
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12月6日、新宿歌舞伎町のTOHOシネマズ新宿前。「ジャスティス・リーグ」「マイティ・ソー バトルロイヤル」「イット ”それ”が見えたら、終わり。」といった話題沸騰のビッグバジェット作品が跋扈(ばっこ)するシネコンを背に、とある嗜好を抱える映画ファンたちの集う場所があった。

会場は新宿ロフトプラスワン

「第0回東京国際サメ映画祭」。目玉はシャークネード・シリーズ最新作「シャークネード5 ワールド・タイフーン」上映。130枚の前売券はもちろん完売、当日券も10人の枠に30人が殺到した。空から降るサメたちの狂宴を、あの「ジョーズ」日本公開日と同日に、ちょっと大きいスクリーンで見るために。

色めき立つ観客たちを前に、まずは予告編の上映が始まった。「鮫の惑星:海戦記」「ファイブヘッド・ジョーズ」といった2018年リリース予定のアサイラム製作・アルバトロス配給の安心タッグによる新作サメ映画が次々とスクリーンに流れる。

タイトルが出るたび、人が食われるたび、サメの頭が増えるたびに会場では拍手と笑い声が爆発。この空間は何かおかしい、俺が他人にサメ映画勧めるとみんな白けるだけなのに……と思ったのもつかの間、物販コーナーから「『鮫の惑星』完売です!」との声が上がる。たった今流れた予告を見たのか、旧作のDVDが次々と売れていく。中にはチケットが手に入らず、物販のみのために来たお客さんもいた。絶対におかしい、俺はいままで俺以外にサメ映画のDVDを持っている人を知らないのに……。

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充実のサメ物販

本日特別メニューの「サメのからあげ」「サメのイメージカクテル」を楽しんでいると、いよいよトークゲストが登壇。まずは本企画の起案者であり、「おバカな映画クリエーターをめざす新人監督の登竜門として、サメ映画ファンのチカラを期待したい」と語るGPタカハシ(高橋信之)氏。

タカハシ氏は、「スタジオやプロダクション、夢を抱く監督たちの交流の場として映画祭を活用してもらい、サメのCG素材や資料映像をもって新人を支援することで未来の大監督を育てたい」――とサメに頭をがっぷりやられながら話す。

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サメにかぶりつかれるタカハシ氏

確かにこの手のジャンル・ムービーには、「とりあえずゾンビ映画なら」「戦争映画なら」……と、次々に作品に手を伸ばしていく一定の観客がついてくる。たとえばそれは「日本にサメ映画ってないんですよね」との氏の声にすかさず「『JAWS in JAPAN』……(※注:日本製のサメ映画、滝沢乃南主演。2009年製作)」との声をあげた会場の皆様、そして私のような人のことである。

続いてサメンテーター(?)かつ生粋のアサイラム映画愛好家こと中野ダンキチ氏による「シャークネード」シリーズへのカメオ・監督出演シーンや小ネタの解説などを挟み、いよいよ本編上映へ。「インド映画みたいに盛り上がって見てね!!」との声にこたえ、会場はヒートアップ!

人が死ぬたび爆笑の渦に包まれ、しんみりしたシーンでもドッカンドッカン、小ネタには客席から即ツッコミが入る。特にオープニングタイトル、日本でのロケシーン(奇しくもTOHOシネマズ新宿前)、そしてラストの驚愕の展開には絶叫と共に拍手喝采!

「シャークネード」シリーズはたびたびニコニコ生放送でリピートがかかるが、あれを見たことがある方になら想像がつくだろう(ない方は「シャークネード:カテゴリー2」の特典映像――「ニコ生コメント収録バージョン」をご覧いただきたい)、今回の上映会はあの生放送のコメントに全部声がついたイメージだ。終始笑いとツッコミが止まらない、これまで参加した中で最高の応援上映だった。

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突如会場を飛び回り始めるサメバルーン

休憩を挟んだあとは「シャークネード」シリーズ監督、フェランテ監督に送る写真撮影や新作ナチス・サメ映画「Sky Shark」の予告編上映、ゲストが語るサメ映画の魅力、「リアルシャークネード」上映などが行われた。

とにかくサメまみれのこのイベント。今回は「第0回」というプレイベントの位置付けだったが、本格開催となる「第1回」は2018年春〜夏を予定しているとのこと。次回が待ち遠しい!

将来の終わり

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