ジャガーがル・マンで3回の優勝を誇る伝説のレーシングカー『D-TYPE』の製造を再開した理由

ジャガーがル・マンで3回の優勝を誇る伝説のレーシングカー『D-TYPE』の製造を再開した理由

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  • 更新日:2018/02/21

ジャガー・クラシックは、ジャガーを象徴するレーシングカー「D-TYPE」の製造再開を発表。これに伴い、1956年に最後の1台が製造されてから62年の時を経て、ジャガー・クラシックが初めて「D-TYPE」のプロトタイプの組み立てを行ない、パリで開催された「サロン・レトロモビル」にて初披露を行なった。

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今回、25台の新しい「D-TYPE」が、英国ウォリックシャーにあるジャガー・ランドローバー・クラシック・ワークスにて、手作業で組み立てられる。ジャガーは1955年に「D-TYPE」を100台製作する予定だったが、完成したのは75台のみ。ジャガー・クラシックは、当時の設計を忠実に再現し、残りの25台の「D-TYPE」を新たに製造する。

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「D-TYPE」は当時6気筒のXKエンジンを搭載し、1955年から1957年にかけてル・マン24時間耐久レースで3回の優勝を果たしている。今回新たに製造する「D-TYPE」でも、あらゆる面においてオリジナル仕様を再現するという。

ジャガー・ランドローバー・クラシックのディレクター、ティム・ハニング氏は.今回の決定について次のように述べている。
「『D-TYPE』はジャガー史上最もアイコニックで美しいレーシングカーのひとつであり、世界で最も過酷なモータースポーツ界で輝かしい戦績を残しています。そして、その偉業は今日においても全く色あせていません。『D-TYPE』の製造をコベントリーで再開し予定製造台数を完成させるというこのプロジェクトは、大変貴重な機会であり、ジャガー・ランドローバー・クラシックが誇る世界有数の卓越したエキスパートたちは、このプロジェクトに携わることに誇りを持っています」

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ジャガー・クラシックは、これまでに、2014年から2015年にかけて6台の「E-TYPE ライトウェイト」を完成させ、2017年から2018年には9台の「XKSS」を製造している。今回の「D-TYPE」プロジェクトは、これまでの実績に続くものであり、ジャガー・クラシックが甦らせる3番目のモデルとなる。

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ジャガー・クラシックのエキスパートたちは、ジャガーに保管されている「D-TYPE」のオリジナルの設計図や記録を活用し、綿密な調査を実行。1950年代にレーシング・マネージャーのロフティ・イングランドとエンジニアたちが定めた純正仕様を緻密に再現していく。顧客は、1955年型のショートノーズか1956年型のロングノーズの、いずれかのボディタイプを選択することができる。

今回披露された「D-TYPE」のエンジニアリング・プロトタイプは、1956年型のロングノーズ・モデルで、長いボンネット、ドライバーの頭部後方にある特徴的なテール・フィン、広角のシリンダー・ヘッド、迅速に交換できるブレーキ・キャリパーなどを備えている。

ジャガー・クラシックのエンジニアリング・マネージャー、ケヴィン・リッチ氏は次のように述べている。
「『D-TYPE』をベースとした9台の『XKSS』の再生は、非常にやりがいのあるプロジェクトであり、失われた6台の『E-TYPE ライトウェイト』よりも技術的に困難なものでした。しかしそこから多くの学びや教訓があり、残る25台の『D-TYPE』の再製造をスムーズに遂行することができたのです。1台1台が細部まで正確に再現され、当時のジャガー・レーシング部門が意図したとおりのものになるでしょう」

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http://www.jaguar.co.jp

構成/編集部

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