木村達成、名作に挑む「とにかくすべて頑張るだけ」

木村達成、名作に挑む「とにかくすべて頑張るだけ」

  • 週刊女性PRIME
  • 更新日:2018/01/14
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木村達成 撮影/伊藤和幸

日本のミュージカル界を代表する名優、鹿賀丈史さんと市村正親さんが最強のゲイカップルを演じる名作ミュージカル『ラ・カージュ・オ・フォール』。来年3月にコンビ誕生10周年の公演が決定。2.5次元作品で大活躍の木村達成さんが、2人のひとり息子役で、念願のグランドミュージカルデビューを果たします。出演が決まったときの心境を聞くと……。

<写真>鋭い眼差しにドキッ!

「正直なところ僕でいいのかなっていうのをまず思いました。それから、選んでくれたっていうことはちゃんと結果を残さないといけないとか、大御所の方々にどう接したらいいのかとか、いろいろ不安な気持ちも湧いてきたんですけど、やっぱり自分が歌って踊って舞台上に立っている姿を想像すると、すごくうれしい気持ちになりましたね。ミュージカルはこの世界に入る前から好きでした。俳優デビューしてからも興味はあったのですが、こんなに早く実現するとは思っていませんでした」

歌もダンスも芝居も足りないと思う。とにかくすべて頑張るだけです!

今年の春からボイストレーニングを始めて、少しずつ手ごたえを感じてきている?

「感情表現を乗せないといけないミュージカルの歌い方は難しいです。でも、レッスンのときに『ラ・カージュ』の歌を練習して録音するんですけど、いちばん最初と最近の歌声を比べると全然違っていて。基礎から教えていただいて、だんだん自分でも聴けるような歌になってきたかなと(笑)。

1回1回のレッスンを無駄にしたくないから、先生から言われたことを譜面にメモして“次は絶対に注意されないようにしよう!”って思うんですけど、『ラ・カージュ』の歌は僕にとっては難しい壁で、いま奮闘中です。もちろん歌だけじゃなく、ダンスも芝居もすべて足りないと思うので、とにかくすべて頑張る! それだけなんです」

大先輩の鹿賀さんと市村さんとの共演で学びたいことや楽しみなことは?

「まだお会いしていないのであまり実感が湧かないんですけど。でも、あまり先入観を持たないで、おふたりの胸をお借りして思いきりやりたいと思います。いろいろお話もしてみたいですね。すべての作品に使えるような極意を教えていただきたいです」

ゲイ夫婦に育てられた青年、ジャン・ミッシェルを演じるにあたり大切にしたいと思っていることは?

「ジャンと僕は同い年なので親近感が湧くというか、母親のザザに対して反抗してしまうところも共感できますね。彼の繊細さとかちょっとワガママなところをチャーミングに出せたらなと思ってます。また、誰かを愛して結婚したいんだっていう、今まで演じたことがないキャラクターなので、そういう面でも楽しみな作品ですね。自分じゃない誰かの人生を擬似体験できる役者という仕事は、本当に楽しいです」

木村さんが母親に反抗してしまったのは、どんなことか聞いてみると……。

「僕の母親はけっこう“ザザ”タイプで。小学生の時点で“僕のお母さんは、みんなのお母さんとちょっと違う”ってどっかで思ってて(笑)。授業参観で、クラスメイトの親御さんたちはみんな普通の格好をされてるんですけど、僕の母親だけ黄色のすっごく目立つワンピースを着てきて。恥ずかしいなって思いがあって“そういう服着てくるのやめてよ”って言ったのを覚えてますね。大人になってみると、こういう母親でよかったなって思うんですけど。

今もすごく仲いいですよ。ほぼ毎年、家族旅行に行ったりします。舞台も毎回見に来てくれてますし。自分からは報告していないんですけど、今回も喜んでくれていると思います」

いつか戦争映画にチャレンジしたい

今の俳優としての目標や夢は?

「今回、日生劇場に立てるのはとてもうれしいですし、夢がどんどん広がっていくなって思います。次は帝国劇場にも立ってみたいですし。これからどんどんいろんな作品に出て自分のポテンシャルを磨き上げたいと思いますね。あとは、戦争の映画にチャレンジしてみたいです。僕たち若い世代が戦時中の人を演じることによって後世につないでいかないといけないことだと思うので。そういう、なにか大事なことを伝えられるような役者になりたいです」

多忙な木村さんのオフの楽しみは海外旅行?

「今年もオーストラリアや台湾に行きました。実は年内にも行く予定(笑)。行く前にあんまり計画は立てないで、現地の人と仲よくなることがいちばんの目的です。僕が俳優をしていることを知らない人たちと話してると、何者でもない自分になれるのが面白いんです。舞台は常にアウトプットだから、海外にインプットしに行ってるような感覚ですね」

最後に読者にメッセージをお願いします。

「このインタビューを見て僕のことが気になって、舞台を見に来ていただけたらうれしいです。木村達成にしかできないジャン・ミッシェルを演じられるように頑張りますので、絶対に後悔させません!」

<舞台情報>

ミュージカル『ラ・カージュ・オ・フォール~籠の中の道化たち~』

’83年にブロードウェイで初演。南仏サントロペのゲイクラブ「ラ・カージュ・オ・フォール」オーナーのジョルジュ(鹿賀丈史)と看板スターのザザことアルバン(市村正親)は20年間同棲している事実上の夫婦。ジョルジュの息子ジャン・ミッシェル(木村達成)をアルバンが母親代わりとして育ててきた、そんなある日、最愛の息子が突然、結婚を宣言して……。男ふたりの夫婦愛とひとり息子への愛情が爆笑を誘う、家族愛を描いた傑作ミュージカル。

東京公演:’18年3月9日~3月31日@日生劇場/福岡公演:’18年4月7日~4月8日@久留米シティプラザ/静岡公演:’18年4月13日~4月15日@静岡市清水文化会館マリナート/大阪公演:’18年4月20日~4月22日@梅田芸術劇場メインホール
【公式サイト】www.tohostage.com/lacage/

<プロフィール>

きむら・たつなり◎1993年12月8日生まれ。東京都出身。180cm。’12年ミュージカル『テニスの王子様』2ndシーズンの海堂薫役で俳優デビュー。以降、ライブ・スペクタクル『NARUTO‐ナルト‐』、ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』など、話題の2.5次元舞台に出演。BSスカパー!のドラマ『弱虫ペダル』では総北高校の今泉俊輔を演じ注目されるなど活躍の幅を広げている。

(取材・文/井ノ口裕子 撮影/伊藤和幸)

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