【野球】阪神打線「4スタンス理論」で実りの秋となるか?

【野球】阪神打線「4スタンス理論」で実りの秋となるか?

  • デイリースポーツ online
  • 更新日:2017/11/17
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金本監督(右から2人目)、広戸氏(同3人目)の指導を受ける高山(撮影・田中太一)

阪神の秋季キャンプは第2クールを終えた。朝8時過ぎに始まる早出特打から、全選手の練習終わりは午後8時近い。時間、量が全てではないだろうが、雨でも室内練習場を使い、8カ所で打撃練習するなど質にも工夫が見られる。「“過去イチ”です…」。例年を超える妥協のない練習に、選手、関係者らが口をそろえた。まさに、実りの秋だろうか。

「これっていうのを見つけるのが、秋季キャンプだと思いますので。変わる可能性が見つかった。これを続けていくことが大事」

第2クールの8、9日には、昨年に続いて「4スタンス理論」の提唱者である広戸聡一氏が訪れた。同理論は人間には生まれ持った身体特性があり、それを4種類に分け、最適な動き方を解明しようとする身体力学。金本監督が言う。「元々は投手を見てほしくて来ていただいた。投手の方が自分主導だから、覚えやすいですし先生にもそう伝えていたけど。片岡ヘッドが『せっかくやから』とね」。そこで梅野や高山、江越らが熱心な指導を受け、ヒントを得た。

高山のタイプはB2。かかとの外側に重心があるタイプで、金本監督や松井秀喜氏、西武の中村剛也らと同様だ。構える前にグリップをみぞおちの真ん中に持って行き、それからトップの形を作る動きを反復。体に染みこませるよう繰り返し、高山は「新しい発見?ありました。頑張ります」と前を向いた。2年目を終えた若虎に対して、指揮官も高く期待を寄せているようだ。

「体力もあるし、彼は。瞬発力もある。元々の打撃センスもあるし。打撃センスは僕よりも余裕で上だと思っている。1年目のことから考えたら、うらやましいくらいよ」

また、梅野のタイプはA2。手足の動作を指先かつ、外側でバランスを取る。王貞治氏、古田敦也氏と同じ区分だ。「前の裁き方ですね。球を受けすぎないように。打ちにいくポイントが大事。思うようなスイングができてないことが続いていたので」。正捕手を期待された今季は、112試合の出場で2本塁打、打率・206に終わった。

「ずっとしっくりこなくて。グリップの位置を変えたり、オープンスタンスにしてみたり。なかなかこれっていうのが見つからなかった。力が伝わっている感じもあって、久々の感覚があります」

9日の紅白戦では小野から、バックスクリーン直撃の本塁打を放つなど、2安打の活躍。「変わる可能性が見つかった。続けてやっていきたい」と収穫を口にする。

広戸氏は4スタンス理論の根底について、「一番は構えに入るところ。そこに注意できれば、問題点が表面化しない」と解説する。全てが結果につながる訳ではないのかもしれない。だが、梅野が言う「これ」というものは、どこに転がっているか分からない。

今秋季キャンプには元陸上選手の秋本真吾氏も特別講師として選手を指導した。片岡ヘッド兼打撃コーチは「この秋は課題を見つけて修正していくこと。全員が取り組む姿勢が変わったし、昨年の秋と比べても強くなりました。やればやっただけ結果が出ると信じてね、満足せずやっていきましょう」と手応えも口にする。

取り組む課題、内容はおのおので違っても目標は全員、13年ぶりリーグ優勝&33年ぶりの日本一だ。雪辱を期する選手や、さらなる飛躍を狙う選手。全ての選手があらゆる角度から、来季に向けた鍛錬を続けている。(デイリースポーツ・田中政行)

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