【浪速風】米テレビ局は五輪の時差も買う おかげで選手は調整・体調管理にひと苦労...(2月14日)

  • 産経ニュース
  • 更新日:2018/02/14

時差に関するジョークを一つ。旧ソ連の崩壊で民主化された国へ向かう飛行機で、「乗客の皆様、当機はまもなく着陸いたします。時差は30年と1時間です」。あれこれ国名を変えてネタにされる。こちらはジョークではなく、米国は世界のどこであろうと、お金で時差を解消してしまう。

▼平昌(ピョンチャン)冬季五輪では、フィギュアスケートやスノーボードなどが午前中から行われている。いずれも米国で人気の競技で、ゴールデンタイムに合わせて、視聴率を稼ぐためだ。選手たちは調整や体調管理に苦労するだろうが、なにしろ五輪の最大の収入源はテレビの放映権料で、米NBCの支出が圧倒的に多い。

▼1988年のソウル五輪で、NBCが新築の高層ホテルを借り切り、競技会場にキッチンカーを出してスタッフに食事を提供していたのに驚いた。ベン・ジョンソンとカール・ルイスのどちらが速いか、全世界が注目した陸上男子100メートル決勝は“真昼の対決”だった。

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