ブラジル人記者が見た日本のポテンシャル 「もったいない試合だった」と語る理由は?

ブラジル人記者が見た日本のポテンシャル 「もったいない試合だった」と語る理由は?

  • Football ZONE web
  • 更新日:2017/11/13
No image

現地で取材したロゼッチ記者を直撃 「日本は攻撃面に関してとても興味深いチーム」

ブラジル代表は10日にフランスのリールで行われた日本代表との国際親善試合で、3-1と完勝を収めた。日頃から王国ブラジルの戦いを目の当たりにしている識者には、ハリルジャパンはどのように映ったのか。この一戦を現地取材したブラジルの情報サイト「Globo.com」でサッカー番を務めるアレシャンドレ・ロゼッチ記者を直撃した。

ロゼッチ記者は、日本のファーストインプレッションについて次のように語る。

「日本代表は攻撃面に関して、とても興味深いチームだ。スピードのある、魅力的な選手たちがいたし、チーム全体でスピーディーなプレーができる。対戦相手のエリアでパス回しもできる。攻撃でブラジルにプレッシャーをかけることができた」

スピードを生かした攻撃のポテンシャルを評価する一方で、敗因についても冷静に分析する。

「日本はその長所を生かして、ボールを前に運ぶようにオーガナイズすれば良かったんだけど、それができなかったんだ。それで、プレッシャーをかけながらも、ブラジルの守備を危険にさらすところまではいかなかった。かたやブラジルは、日本がそうやって攻撃でプレッシャーをかけようとしてきた時に、露呈した守備の弱さを非常によく生かしたんだ」

「勇気あるスタイルが敗因でもある」

ロゼッチ記者は、ブラジルと対戦する上で、日本が選択したプレースタイルが、“危険”の隣り合わせであることを指摘する。

「日本代表は勇気があるよ。ブラジルと対戦するのに、勇気あるスタイルで臨もうとした。 だけど、それが敗因でもあるんだ。ブラジルと対戦する、というのはそういうこと。ブラジルだけじゃないよ。他のいくつかの代表チームでも、最高レベルの相手と戦う時には、守備のシステムを改善する必要がある。少なくとも、チームプレーの面で、もっと良くオーガナイズする必要がある。 今の状態なら、日本が攻撃に意識を割いている隙に、ブラジルはスピードを生かして、簡単に日本のペナルティエリアに入ることができる」

同記者は、日本の選手やチームとしてのポテンシャルを感じるだけに、「もったいない試合だった」とも語る。だからこそ、ワールドカップまでの準備期間で修正点を整理すれば、その印象を大きく変えるはずだと期待している。

「日本は守備をもう少しオーガナイズすること。攻撃の選手たちも、もう少し守備に協力すること。もう少し、堅い守備のできるチームにするためにね」

強い相手と対戦し、修正点を知る。それも、こうした親善試合の重要な目的の一つだ。ロゼッチ記者はワールドカップでの日本を見るのを「楽しみにしている」と締めくくった。

【了】

藤原清美●文 text by Kiyomi Fujiwara

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

サッカー日本代表カテゴリの人気記事

グノシーで話題の記事を読もう!
佐々木みき監督歓喜、北海道大谷室蘭が春高初出場
静学が圧倒的にボール支配。だが、100分間ほぼ隙を見せなかった清水桜が丘が守り勝つ:静岡
清水桜が丘は1年生FW松永が同点弾!抜擢に応え、静岡のベストイレブン、最優秀新人にも選出
手越祐也に称賛、本田圭佑へ「真剣インタビュー」
ベルギー人記者が本音で明かした日本代表の可能性「W杯本番で対戦したい国ではない」
  • このエントリーをはてなブックマークに追加