清宮 プロ仕様“オルティス打法”着手 変化球に対応、軸回転で

清宮 プロ仕様“オルティス打法”着手 変化球に対応、軸回転で

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  • 更新日:2018/01/14

日本ハムのドラフト1位・清宮幸太郎内野手(18=早実)が「プロ仕様」の新打法に取り組んでいることが13日、分かった。プロの投手が投げる鋭い変化球に対応するためボールを手元まで引きつけて打つ打撃スタイルに着手。高校通算最多とされる通算111本塁打を放った早実時代から、さらなる進化を目指している。

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フリー打撃を行う清宮

ボールをぎりぎりまで呼び込み、鋭い軸回転ではじき返す。千葉・鎌ケ谷での新人合同自主トレ。清宮は室内練習場での打撃練習で快音を響かせた。

昨年9月に侍ジャパン高校代表として出場したU―18W杯(カナダ)。93マイル(約150キロ)以上の速球を操るメジャー予備軍の米国投手陣の前にフルスイングできず、4打数無安打に終わった。「レベルの高い投手になると自分の打撃ができなかった」と語っていたが、さらなるレベルアップを模索して見いだしたのが、ミートポイントを捕手寄りに近づける新打法だった。

プロでは変化球の切れが格段に上がり、ボールを呼び込んで見極める技術が求められる。昨年から清宮に密着してきた岩舘学スカウトは「プロに入って球が速くなってくると、どうしても(ミートポイントが)前にいきたくなる。それでもポイントを近くして打つように本人にも言ってある。昨年からだいぶ意識はしていたみたいだけど」と説明。ミートポイントを体に近くした高校3年では左方向への本塁打が増えた。

その意識を高めるきっかけとなったのが、メジャー通算541本塁打を誇り、16年に現役を引退したデービッド・オルティス(元レッドソックス)だ。知人からオルティスが練習の打ち始めは左方向へ打っていると教わり、昨年から逆方向を意識した打撃練習を導入。「意識しなくても(逆方向に)距離が出るようになってきた」と手応えをつかみつつあったが、プロではより意識を高めている。

プロで使う木製バットの重さも模索中だ。打撃練習後に清宮とバット談議を交わした岩舘スカウトは「もっと重いバットを振った方がいい」と助言した。清宮がU―18W杯で使用した木製バットは860~870グラム。現在は880~900グラムを試しているが、岩舘スカウトは「長距離砲としては軽すぎる」と920~930グラムのバットを薦めたそうで今後も試行錯誤していく。

「木のバットに慣れること」に重点を置いて練習中の大砲。1年目から結果を残すためにプロ仕様の打撃を追い求める。(東尾 洋樹)

▼デービッド・オルティス ドミニカ共和国出身の左打ちの強打者で、97~02年はツインズ、03~16年はレッドソックスに所属。20年のメジャー生活の大半をDH専任としてプレーし、レ軍では3度の世界一。13年はワールドシリーズMVP。球宴には10回選出され、現役最終年を含め3度、打点王を獲得。06年は54本塁打で本塁打王との2冠に輝いた。愛称は「ビッグ・パピー(大きなお父さん)」。

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