Fリーグ 後半戦プレビュー

Fリーグ 後半戦プレビュー

  • J SPORTS
  • 更新日:2016/10/20
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フットサルワールドカップのため、中断していたFリーグが、いよいよ14日から再開する。記念すべき10シーズン目のFリーグを制するのは、果たしてどのチームになるだろうか。

13節を終えて、暫定で首位に立っているのはフウガドールすみだだ。元より力のあったチームは、近年、FP西谷良介、FP稲葉洸太郎、FPボラと他クラブで活躍したトップレベルの選手を補強し、選手層を厚くしてきた。彼らは『キリカエゼロ秒』というすみだのフィロソフィーを体現しつつ、それぞれが自分たちの良さをピッチ内で表現して、ピッチで違いを見せている。首位に立った当初は、勢いによる一時的な強さではないかとも言われていたが、中断直前には「絶対王者」である名古屋オーシャンズとFリーグ史上に残る名勝負を演じ、首位の座をキープした。後半戦は他クラブのマークがより厳しくなる中で、この順位を保てるか。真価が問われることとなる。

消化試合が1試合少ないながら、すみだと勝ち点「2」差で暫定2位にいるのが、現在Fリーグ9連覇中の名古屋だ。シーズン前には絶対的なエースであったFP森岡薫を放出、FP北原亘、FPペドロ・コスタが現役を引退し、世代交代とスタイルチェンジに動いた。さらにチームの新たな得点源となる予定だったブラジル代表選手が試合に出場する前に退団するなどのトラブルにも見舞われたが、12試合を戦い9勝3分けと唯一無敗をキープしている。7月にはAFCフットサルクラブ選手権を戦い、3度目のアジア王者にも輝いた。厳しい戦いを経て選手たちは成長するとともに自信も深めている。負傷から復帰したFPシンビーニャ、途中加入したFPダニエル・サカイの存在もあり、10連覇の偉業も十分に達成できるポテンシャルは秘める。

中断前6連勝を飾って3位に浮上したシュライカー大阪も、悲願のリーグタイトルを狙える存在だ。3人の強力なブラジル人選手を含め、充実した戦力をそろえるチームには、就任3年目を迎えた木暮賢一郎監督の戦術も浸透している。上位争いを繰り広げている他のクラブに比べると、GKに不安を残すものの失点は昨シーズンより大幅に減っている。長い時間、ボールを保持することで守備をする時間が短くできているのは、その要因の一つだろう。また、13得点を挙げてトップに立つFP小曽戸允哉を筆頭に、得点ランクのトップ10にリーグ最多の4選手が入っているように、どこからでも点を取れるチームだ。今季、いまだに名古屋と対戦していないこともあり、優勝争い最大のカギを握る存在といえるだろう。

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ペスカドーラ町田 森岡薫選手

4位のペスカドーラ町田は、中断期間にGKピレス・イゴールとFP森岡薫が負傷し、オールスターを欠場することとなった。イゴールについては、全治3カ月の重傷と発表されている。今季はシーズン前から優勝候補の一角に挙げられていたが、同じくイゴールを欠いていた序盤の5試合は、2勝3敗と負け越している。チームスタッフ、選手たちは、「決してイゴールに依存したチームではない」と口をそろえるが、その言葉を証明できなければ、プレーオフ進出は厳しくなりそうだ。

5位のバサジィ大分、6位のデウソン神戸、7位のバルドラール浦安、8位の府中アスレティックFCも、プレーオフ進出争いに絡んでくるだろう。新たな選手の台頭が少なく、良く言えば『熟成できている』、悪く言えば『マンネリしている』状態のチームだ。唯一の例外は、シーズン中に2人の外国籍選手を加えた浦安だ。これまで力のある選手を放出しても、新戦力を獲得してこなかったクラブは、戦える選手が少なくなってきた。前半戦のベストプレーヤーだったFP深津孝祐が移籍した穴は大きいが、この中断期間で2人の外国人選手がチームにフィットできていれば、2シーズンぶりのプレーオフ進出も狙えるだろう。

奮起を期待したいのは、この中断期間に若手選手を中心にタイ遠征を行ったエスポラーダ北海道と、中断期間入り直前にGKフィウーザを獲得し、中断期間中にもブラジルへ渡っていたFP鍛代元気が復帰した湘南ベルマーレの2クラブだ。若い選手も多く、ジェットコースターのように試合毎の調子が異なる問題を抱えるため、プレーオフ進出は難しいと見るが、リーグをかき回すことができるだろう。中心選手の負傷に苦しむアグレミーナ浜松、開幕直前まで戦力が明確にならなかったヴォスクオーレ仙台は、中断期間でどれだけ立て直すかことができたか。選手だけではなく、チームとしての基盤が問われることになる。

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