「Ingress PRIME」進化から見える新たなARの世界

「Ingress PRIME」進化から見える新たなARの世界

  • @DIME
  • 更新日:2018/11/09
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11月6日より、リアルワールドゲーム『IngressPRIME』がリリースされた。『IngressPRIME』は、『ポケモンGO』をリリースするナイアンティックによるリアルワールドゲームの先駆けである『Ingress』の続編にあたる。

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グラフィックスが大幅に向上し、操作しやすくなった『Ingress Prime』

今回のローンチにあわせ、ナイアンティックにてメディア説明会「Niantic Ingress Primプレスラウンドテーブル」が行われ、『IngressPRIME』が『Ingress』からどのように進化したのかを説明した。

そもそも『Ingress』とは?

『Ingress』とは、実際の街並みにある場所に出かけることで、ゲームが進行するリアルワールドゲーム。『ポケモンGO』のポケストップやジムに当たるポータルと呼ばれる場所に訪れ、そこを占拠することで、勢力地域を拡大していくのが目的だ。元々ポケストップは『Ingress』のポータルの位置情報を利用しているので、『ポケモンGO』を例に出して説明することが逆転現象となっているのは知名度の差ということで。

ゲーム中は、エンライテンドとレジスタンスのふたつの勢力に分かれ、ポータルの奪い合いをしていく。『ポケモンGO』では、ゲーム画面中にキャラクターがおり、実際の街並みとリンクしているとは言え、ゲームの佇まいを持っているが、『Ingress』の場合は、スキャナーと呼ばれる画面はいわゆるマップとポータルなどが映っている画面であり、キャラクターなどは存在しない。つまりゲームで使われているマップ端末を使っているのはプレイヤー自身となる。ドラゴンボールで例えるなら、『ポケモンGO』は悟空を操ってドラゴンボールを探しにいくとしたら、『Ingress』はドラゴンレーダーそのものと言った感じだ。

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『ポケモンGO』と同様に実際のマップ上を動いて活動する。青白く光っているのがポータルだ。

『Ingress Prime』は、『Ingress』の続編であるものの、ゲームシステムに関しては基本的には変わらない。6年かけてリアルタイムで進行していたストーリーをもう一度最初からおさらいするようになっている。ストーリーは実際に行われるリアルイベントの結果が影響しているので、今後、ターニングポイントとなるところでリアルイベントの結果が以前と変わってしまうと、ストーリー展開も変わることになる。

ゲーム的にはほぼ変わらないのであれば、どこが変わったかと言うと、それはグラフィックスと操作性の2点だ。

『Ingress』はもともと、実際の街の建物や造形物からエキゾチック・マター(XM)と呼ばれる新たなエネルギーが吹き出しており、そこがポータルとなっていると言う設定だ。なので、最終的にはAR情報で実際の建物や造形物からXMが吹き出したような世界でプレイするのだろう。ただ、現状でスマホを利用している以上そこまで表現できないので、スキャナー画面だけで表現すると言う状態になっている。『Ingress Prime』は、さらにそこからより現実的に近づけるような印象を与えるグラフィックスを採用しており、『Ingress』にはなかった高さの表現も付け加えられている。

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『Ingress Prime』のトレーラー映像のいちシーン。オブジェから緑色のXMが吹き出している。これはイメージ映像だが、このような世界にいる雰囲気でゲームが展開されている。

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『Ingress Prime』のスキャナー画面。ポータルに接触すると、ポータルの映像が浮かび上がり、先ほどのイメージ映像に近い表現になった。

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ピンチイン、ピンチアウトするとマップのサイズを変えられることができる。最大に広げると真俯瞰からの平面的なマップになり、ポータルの位置関係やリンクの繋がり具合などが見やすくなった。

何が変わった?

操作性としては、『Ingress』では、必要な操作をする時、場合によってはいくつもの階層をくぐっていかないと目的の動作を行えなかったが、『Ingress Prime』では、できるだけ直接アクセスできるようなUIに変更している。また、ボタン類も画面上で上方向にあり、画面の見やすさはあったものの、片手で操作するには、遠すぎて難しいという側面もあった。『Ingress Prime』では、ボタン類を画面下に集中させることで、片手での操作が格段にしやすくなった。

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ボタン類は基本的に下側に集中し、片手での操作がしやすくなった。マップの回転も、以前は二本指でないとできなかったが、『ポケモンGO』と同様に指一本で回転させられるようになり、操作しやすくなった。

ゲームの遊びやすさも一新。『Ingress』では、ストーリーの全貌も分からぬままエンライテンドとレジスタンスのどちらかを選択するようになっていたが、今回はまずチュートリアルでゲームの遊び方とストーリーを理解してもらい、そのうえでどちらの陣営に入るかを選ぶことができるようになった。

『Ingress』の上級プレイヤーにも、新たな楽しみを追加している。A16(エージェントレベル16)が最高レベルとなっており、これ以上は上がることがないのだが、新たにプレステージモードと言う新モードを追加することで、さらなるやり込みができるようになった。

プレステージモードは、A16エージェントのみが選択できるモードで、このモードを発動するとA1に逆戻りする変わりに特別UI、特別なグラフィックスでプレイすることができる。さらに陣営変更の選択をすることもできる。ただ、プレステージモードを発動させると元に戻ることはできず、メダルや記録などの実績がどうなるかは未発表の状態だ。

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今回のラウンドテーブルに登壇し、『Ingress Prime』のシステム周りの説明をしてくれたナイアンティック プロダクトマネージャー廣井隆太氏。

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グラフィックスやUI関連を解説したナイアンティック シニア ユーザーエクスペリエンスデザイナー石塚尚之氏。

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チュートリアルで詳しいゲーム内容の説明をしてくれており、前作よりも始め易くなっている。

『Ingress』から『Ingress Prime』と名前を変更しているものの、新作と言うよりはバージョンアップに近い状態。下手をしたら、『ポケモンGO』のレイドバトル導入やフレンド機能導入のバージョンアップよりも、変わらないバージョンアップとも言える。

ただ、ユーザー的にはあまり関わりが無いものの、大きな変更として、『Ingress Prime』からUnityベースの「ナイアンティック プラットフォーム」に移行したことが大きい。これまで以上のAR機能の追加が見込めると言うことだ。

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未搭載だが、今後搭載されるであろうAR機能。実物のテーブル上に、『Ingress Prime』のマップを表示させている。

新タイトルとしての『Ingress Prime』を期待していたエージェントにとってみれば、今回のリリースは肩すかし感、アニメの放映中のリリースをした感が否めないが、ローンチ時の『ポケモンGO』と現在の『ポケモンGO』がまったく違うゲームと言っても過言ではないように、『Ingress Prime』も時間が経つにつれ大きな進化をすることは間違いないだろう。

文/岡安学

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