新井「申し訳ない」 広島まさかの逆転負けでM1足踏み...台風接近でマツダVピンチ

新井「申し訳ない」 広島まさかの逆転負けでM1足踏み...台風接近でマツダVピンチ

  • デイリースポーツ online
  • 更新日:2017/09/18
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ヤクルトに敗れグラウンドを後にする新井(左)=撮影・棚橋慶太

「広島4-5ヤクルト」(16日、マツダスタジアム)

広島が最下位のヤクルトにまさかの逆転負けを喫し、37年ぶりリーグ連覇は17日以降に持ち越しとなった。四回までに新井貴浩内野手(40)の9号ソロなどで4点を奪ったが、自慢の勝利の方程式が崩れた。17日は台風18号の接近で天候不良が予想されているが、ゴールテープは目前。26年ぶりの本拠地での胴上げを目指して、もう一度仕切り直しだ。

3万人超のファンのため息がマツダスタジアムに響いた。1点を追う九回。ルーキを攻め、サヨナラ勝ちの機運が高まったが、あと一歩及ばず胴上げは持ち越しとなった。試合後、汗びっしょりの新井は開口一番で超満員のファンにわびた。

「みんないつも通りの感じだったと思う。全力でプレーした。でも今日(優勝を)期待してくれていたファンの方に申し訳ない」

優勝マジック「1」で迎えた本拠地は異様なムードに包まれていた。試合前から雨が降りしきる中、ファンが長蛇の列を作り、歓喜の瞬間を待ちわびた。開催が危ぶまれた中、30分遅れで開始。今季最多の3万2336人がスタンドを埋め、ワンプレーごとに真っ赤な人波が揺れ続けた。

期待に応えるように広島ペースで試合を進めた。三回に丸の右前適時打で2点を先制。1点差に迫られた四回は新井が千両役者ぶりを発揮し、小川の147キロを逆方向へ。代打逆転3ランを放った7月7日・ヤクルト戦(神宮)以来の一発で勢い付けた。37年ぶりリーグ連覇、26年ぶり本拠地胴上げへまっしぐらと思われたが…。

七回も続投した先発の薮田が代打・大松に同点打を浴び、4-4の八回はセットアッパーの今村が奥村に犠飛を打たれ、終盤でまさかの逆転を許した。

リーグ優勝は17日以降に持ち越しとなり、59年ぶりのセ・パ同日Vも実現しなかった。緒方監督は「ファンの人もわれわれも勝って決めたかった。勝ち切れず残念。悔しい」と唇をかんだ。

今後、心配なのは天候だ。大型で強い台風18号が接近しており、17日の試合開催はピンチに陥っている。中止となれば、18日・阪神戦(甲子園)以降にV決定はずれ込む。

「天候はしょうがないし、台風が来るとか、中止になるとかも聞いていない。明日もしっかり準備したい」

指揮官はどっしりと構え、前を向く。ナインも同じ気概だ。新井は「(台風は)どうしようもない。今日は悔しい結果だけど、次の試合に向けてしっかり準備して頑張りたい」と話した。歓喜のゴールテープは目前。Vロードを無心で進むだけだ。

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