トランプ氏 北と急接近!?態度急変 正恩氏と「良い関係」

トランプ氏 北と急接近!?態度急変 正恩氏と「良い関係」

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  • 更新日:2018/01/13

トランプ米大統領が11日、米紙ウォールストリート・ジャーナル電子版のインタビューで、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長と「とても良い関係にある」と語った。これまで金氏への批判を続けていたが一転して友好的な態度を見せた。

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米国のドナルド・トランプ大統領(AP)

金氏を「ロケットマン」などと非難してきたことについて聞かれると、「突然私の親友になった例はたくさんある。私は柔軟な人間だ」と米朝関係の改善に自信を見せた。

なぜトランプ氏は態度を急変させ友好的な発言をしたのか。大統領選ウオッチャーで、国際政治に詳しい明治大政治経済学部の海野素央教授は「韓国と北朝鮮の対話が自分の手柄だというアピールだ」と指摘した。

トランプ氏は今月4日に韓国の文在寅大統領と電話会談し、米韓合同軍事演習を平昌五輪・パラリンピック期間中は行わないことを決定。その後、9日に2年1カ月ぶりの南北当局間会談が実施された。海野氏は「トランプ氏は北朝鮮に歩み寄る意思を示したわけではなく、国内の支持層に“南北会談は俺が実現した”と言いたいのだろう」と説明した。

友好的発言とは裏腹に、米空軍は同日、最新鋭のB2戦略爆撃機3機をグアムに配備したと発表。一方の北朝鮮も、南北会談で韓国代表団から緊張を高める行為の中断や非核化に向け対話再開を提案されたが返答しなかった。両国ともに軍事圧力を弱めるつもりはないのが実情だ。

海野氏は「2月の平昌五輪が終わるまで、大きな動きはない」とした上で、「米朝の緊張状態は変わらず、日朝の関係にも変化はない」とした。トランプ氏の発言は国際社会ではなく国内の有権者に向けられたもの。そのパフォーマンスの裏では、米朝のせめぎ合いは続いている。

【金正恩氏への主な暴言】

▼国連総会の一般討論演説。金氏のことを「ロケットマン」と呼び、「北朝鮮の体制は下劣」(17年9月19日)

▼金氏の声明を受けて、ツイッターで「国民を飢えさせ、殺すことを気にも留めない狂った男」(21日)

▼米南部アラバマ州での演説で「マッドマン(狂った男)」(22日)

▼北のミサイル発射後、中西部ミズーリ州での演説で「リトル・ロケットマン。彼は病気の子犬だ」(11月30日)

▼金氏が「新年の辞」で手元に核のボタンがあることを誇示したことに対して「私の核のボタンの方がずっと大きく強力で、しかも作動する」(18年1月2日)

≪アフリカ諸国に暴言?本人否定≫トランプ氏が11日に移民制度について「くそったれ国家から、なぜ多くの人がここに来るのか」などと中傷する言葉を使い、アフリカ諸国やハイチから来る移民の多さに不満を示したと米メディアが伝えた。国連人権高等弁務官事務所の報道官はジュネーブでの会見で「人種差別主義者とする以外、ほかに言葉はない」と強く非難した。これに対し、トランプ氏は12日にツイッターで「これは私が使った言葉ではない」と否定した。

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