子宮頸がんの手術方法とは? 治療内容や放射線治療などを知っておこう

子宮頸がんの手術方法とは? 治療内容や放射線治療などを知っておこう

  • Doctors Me
  • 更新日:2016/11/29
No image

子宮頸がんの罹患者数は近年増加傾向にあります。

性交渉をしたことのある人であれば必ず1度はかかるといわれるほどありふれた病気である子宮頸がんは、定期健診を行うことで早期発見が出来る病気です。

また、早期発見できれば簡単な手術で完治をすることもできます。

今回は、子宮頸がんの症状や原因・手術の種類などについて、ご紹介していきます。

要チェック項目
□子宮頸がんはヒトパピローマウウイルスに感染することで起こる
□子宮頸がんは早期発見をすることで重症化を防ぐことができる
□円錐切除手術を受けた人の妊娠出産は可能だが、流産や早産のリスクは高まる

子宮頸がんとはどんな病気?

子宮頸がんとは、子宮頸部にがんが出来る病気であり、子宮がん全体の約8割を占めている非常に多い病気です。子宮頸がんの症状や、原因とはどのようなものなのでしょうか?

症状
子宮頸がんは、初期のうちはほぼ無症状であり、検診を受けていない限り気づくことは難しいといえます。進行していくにつれて、不正出血がでたり、生理痛が酷くなったりと言った症状がでてきます。

子宮頸がんは比較的若いうちからかかる可能性のある病気であるため、定期的に健診を受けることが非常に重要になります。

症状があまりないため、症状からがんを察知することは非常に難しいですが、定期健診さえ受けていれば早期発見も可能です。早い段階でがんがみつかれば、適切な治療をうけることで予後も良好です。

原因
子宮頸がんは、HPV(ヒトパピローマウイルス)というウイルスが感染することで起こるがんです。このウイルスは、性交渉によって感染するもので、それ以外で体内に入ることはほとんどないといわれています。

近年性交渉をする年齢が低くなっているため、HPVに感染する年齢も低くなってきており、より子宮頸がんにかかる危険性が高まっているといわれています。

子宮頸がんの検査方法

子宮頸がんかどうかを調べる検診では、どのような検査が行われるのでしょうか?

細胞診
細胞診は、子宮頸がん健診の際に必ず行われる検査です。

問診、内診、視診の後に行われるもので、専用のブラシで子宮頸部の細胞をこすり取って調べます。細胞診は体への負担も少ないといわれています。

細胞診の結果、クラスⅢ(ACS-USの一部)以上だった場合に、コルポ診を行って、より精密な検査をすることになります。

コルポ診
コルポ診は、細胞診で再検査が必要とされたときに行われる検査です。

コルポ診では、コルポスコープと呼ばれる機械を膣内に挿入し、子宮頸部や膣壁に炎症や腫瘍などの有無を観察します。その後炎症部分にかけると色が変色する酢酸をかけて、あやしい部分をめがけてパンチのようなもので細胞を切り取ります。

コルポ診は細胞を切り取る検査であるため、人によっては出血や痛みを伴うこともあります。

この検査の結果次第で、治療が必要になるか経過観察となるかを決定します。

子宮頸がんの手術方法

子宮頸がんの細胞診でクラスⅢ(ACS-USの一部)以上となった場合、その次のコルポ診の結果次第で治療方法が変わってきます。

経過観察
コルポ診で軽度異形成・中度異形成と診断された場合には、ヒトパピローマウイルスを自然に体外に排出して治癒していく可能性があるため、経過観察となります。

3ヶ月に1回程度の経過観察を続けていき、症状が改善されるのか進行していくのかを見届けていきます。

多くの場合は経過観察の末に症状が改善しますが、ウイルスの型や本人の免疫などの状態によっては子宮頸がんへと進行していくこともあります。

円錐切除手術
高度異形成や初期段階の子宮頸がんの場合には、子宮頸部を円錐状に切除する手術が行われます。レーザーや高周波メスを使って行われる手術で、手術時間はおよそ20分程度の簡単な手術です。

この手術で切除した子宮頸部をさらに検査し、さらに深い部分にがんが見つかった場合や進行が疑われる場合には、後日子宮摘出などの手術が行われることになります。

円錐切除術は子宮の大部分を残すことができるため、手術後の妊娠や出産にもそれほど影響がありません。しかし、子宮頸部が短くなるため、流産や早産のリスクが高まる恐れもあります。

光線力学的治療
光線力学的治療は、がん細胞にだけ反応する光感受性物質を子宮に注入してがん細胞を包みこみ、その後レーザーを照射して光感受性物質ごとがん細胞を焼き切って死滅させる治療方法です。

光線力学的治療を受ける場合には、2週間から3週間ほどの暗所での入院が必要になります。

子宮全摘出術
円錐切除手術ではとりきれないくらいがんが進行している場合には、子宮を摘出する必要があります。

がんの侵食が子宮のみの場合には「単純子宮全摘出術」、子宮以外に周辺のリンパや卵巣・膣などの組織にまで進行している場合には、それらの組織も一緒に摘出する「広汎子宮摘出術」を行うことになります。

放射線療法
子宮頸がんがステージ3や4まで進行している場合には、子宮全摘出術とあわせて放射線療法も行われます。

放射線療法は子宮頸がん以外のがんにも行われる治療方法で、放射線療法X線やガンマ線を患部に照射してがん細胞を死滅させます。

抗がん剤などの化学療法
子宮頸がんは摘出手術と放射線療法が行われることがほとんどですが、がんが進行している場合には、これ以上進行しないように抗がん剤などを使った化学療法を行うこともあります。

抗がん剤による治療は副作用を伴うものが多いため、医師の指示に従って治療を進めていきます。

子宮頸がん手術の予後やその後の生活について

子宮頸がんの手術をした後は、気をつけるべきことがあるのでしょうか?

定期健診がとても大切
子宮頸がんの手術をした後は、経過観察が欠かせません。

治療後2年目までは、1ヶ月から3ヶ月ごとの検査を、3年目から6年目は3ヶ月から半年ごとに、それ以降は1年ごとに経過観察をしていきます。

手術後は特に生活の制限はありませんが、体調と相談しながら無理のない生活を行いましょう。

メンタルケア
妊娠・出産という、女性ならではの働きをする子宮は、女性にとって特別な部分です。そんな子宮を摘出した場合、その事実にショックを受けてしまう人もいます。

そのため、精神的なサポートやケアがとても大切になってきます。

必要に応じてカウンセリングを受けたり、家族の協力を仰ぐようにしましょう。

禁煙しよう
子宮頸がんは、喫煙により発生頻度が高まるといわれています。

そのため、子宮頸がんが発覚した地点で禁煙を心がけることが大切です。手術をした後も再発を防ぐためにも、禁煙を継続しましょう。

妊娠・出産への影響はあるの?

子宮頸がんで円錐切除手術を行った場合、手術後に妊娠・出産ができるかどうかが気になるところです。円錐切除手術をしたことでもたらされる妊娠・出産への影響とは、どういったものなのでしょうか?

円錐切除手術の場合は妊娠・出産が可能
円錐切除手術を行った場合でも、妊娠や出産は問題なくできます。そのため、これから妊娠を望んでいる人でも安心して治療を受けることができます。

流産・早産のリスクは高まる
子宮頸部とは、子宮の入り口にあたる部分です。円錐切除手術をすることで、子宮頸部が短くなってしまうため、流産や早産のリスクが高まります。

そのため、子宮頸がんの円錐切除手術の後に妊娠が発覚した場合には、流産・早産をしないよに注意深く観察していく必要があります。

必要に応じて、管理入院をしたり、子宮の入り口を縛って早産を防ぐ処置を受けたりすることになります。

子宮頸がんは早期発見をすることがとても大切

子宮頸がんは、性交渉をしたことのある女性であればごくありふれた病気です。そして、早期発見をすることで予後も良好で、合併症なども少ない病気です。

早期発見であれば手術も簡単なもので済む上に、その後の妊娠や出産も可能になります。

早期発見できるように、定期的に健診を受けるようにしましょう。

(監修:Doctors Me 医師)

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

コラム総合カテゴリの人気記事

グノシーで話題の記事を読もう!
リーダーになってはいけない人の3つの特徴
ごめん、無理っ!! 旦那にしたらヤバいと思う男の職業・6つ
「うそでしょ」ホッチキスの針のパッケージ裏に記された事実に驚愕「時間返して」
「この老夫婦、40年前の姿が想像できたら神だと思う...」孫が見たら仰天しそうな写真
もう許してッ...!カレシにされちゃった「エッチなおしおき」3つ
  • このエントリーをはてなブックマークに追加