夜な夜な蕎麦を......!? 東京「九品院」にまつわる“蕎麦喰い地蔵”伝説とは?

夜な夜な蕎麦を……!? 東京「九品院」にまつわる“蕎麦喰い地蔵”伝説とは?

  • TOKYO FM
  • 更新日:2016/11/30

江戸の粋から古き良き昭和まで、東京の過去を旅する、TOKYO FM「シンクロのシティ」のコーナー「ハナコマチ」。今回ご紹介するのは、東京タワーから見て北の方角、東京・練馬区豊島園駅近くにあるお寺「九品院」にまつわる、お地蔵さんのお話です。

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夜な夜な蕎麦を……!? 東京「九品院」にまつわる“蕎麦喰い地蔵”伝説とは?

東京都練馬区にある豊島園駅。

駅前にある「田島山 十一ヶ寺 九品院」というお寺をご存知でしょうか。

ここには、あるひとつの伝説を持つ「お地蔵さん」がいます。

その名も「蕎麦喰い地蔵」。

その伝説は江戸時代まで遡ります。

1657年、江戸の町を焼き尽くす大きな火事がありました。

明暦の大火です。

火事があってしばらくした頃、浅草広小路の蕎麦屋・尾張屋に一人の僧侶がやってきました。

貧しそうではあるものの、その気品のある姿にきっと徳の高い僧に違いないと、店主は篤くもてなして、お蕎麦を食べさせたのです。

僧侶は大変感謝して帰っていきました。

すると、その翌日も、そのまた翌日もやって来るではありませんか。

毎回お蕎麦をご馳走し、もてなしていたものの、これは様子がおかしいと帰り道にそっとつけてみることにしました。

店主があとを追ってみると、その僧は近くの誓願寺に入り、そこにあった地蔵堂の中にすっと消えていったのです。

その夜、尾張屋の店主の夢の中に、お地蔵さまが現れました。

「今までの篤いもてなしに感謝します。お礼に、あなたの一家を災いから守りましょう」

そのお告げどおり、江戸中に悪い病が流行したときも、尾張屋は難を免れました。

店主はそれからというもの、誓願寺のお地蔵様にお蕎麦のお供え物を欠かさなかったそうです。

いつしかその言い伝えは広まり、たくさんの人がお参りに来るように。

お地蔵様は「蕎麦喰い地蔵」と呼ばれ、愛されたのです。

さて、そんな誓願寺のお地蔵様、何度かの移転を経て練馬区へ。

九品院では蕎麦喰い地蔵にちなみ、住職が「そば好きの情報交換や交流の場にしたい」と、お蕎麦にまつわるイベントを開催しているとか。

ちょっと食いしん坊なお地蔵様を前に、美味しいお蕎麦をすするのも楽しそうですね。

文/岡本清香

TOKYO FM「シンクロのシティ」にて毎日お送りしているコーナー「トウキョウハナコマチ」。江戸から現代まで、東京の土地の歴史にまつわる数々のエピソードをご紹介しています。今回の読み物は「練馬の蕎麦喰い地蔵」として、11月29日に放送しました。

<番組概要>

番組名:「シンクロのシティ」

放送日時 :毎週月~木曜15:00~16:50

パーソナリティ:堀内貴之、MIO

番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/city/

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